教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
教育方法論Methodology of Education
酒井 英光Hidemitsu SAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3122 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
This class aims to examine basic concepts, ideas and application of education methods and techniques. Also, on the basis of this knowledge and skills, the class further discusses how to develop lesson plans to enhance competencies and actually design them.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では、教育の方法及び技術を学ぶ。(情報機器及び教材の活用を含む)
特に、「授業」とは何か、「授業」はいかにあるべきか、「授業」をいかに準備し、実践するかということに重点を置く。
到達目標Goal
実際に授業を準備し、イメージ豊かに組み立て・展開する力をつけ、指導案の形で表現し、実際に授業をおこなう能力を身につけることを目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は当面の間、「学習支援システム」によるオンラインによって行なう。「双方向の動画配信型」の授業ではなく、毎回教材ファイルを配信する「資料配信型」の授業を行なう。場合によっては、動画を配信する場合もあるが、基本的にはワードやPDFの教材ファイルを配布する。教材ファイルは、時間割り通り、授業日の午前中には、「学習支援システム」の「教材」のところに掲示する。その日の授業の進め方は「本日の授業ガイダンス」ファイルで指示する。
質疑応答・感想等については、「授業内掲示板」に「トピック」を設けて利用する。投稿に対しては、できるだけ速やかに応答する予定である。(自宅外にいる場合は難しいが、2日間ほどは、短くとも応答するつもりである。)「授業計画」を含むシラバスの変更がある場合、その詳細は「学習支援システム」のお知らせや教材のところにファイルを載せるので見てほしい。
この講義では、いくつかの授業例を紹介し、分析・評価をしてゆく。その中で授業づくりの段取りや技術、教材の活用方法等についても説明する。板書の要領、プリントの作成などについても話すつもりでいる。授業例としては、受講生の取得希望免許科目と講師の経験的制約のため、公民や地歴、社会科系の授業の紹介が多くなる。情報科のみ、福祉科のみ、あるいは保健体育科の免許を取得しようとする諸君には、最低でも一回はそれぞれの教科の授業事例を取りあげるので、許容していただきたい。
紹介した授業例に対しては2回ほど小レポートによって批評を書いていただく予定である。(当日1本だけ書いていただく場合もありうる。)
最終レポート=大レポートの主要部分は1時間分の指導案である。設定されたテーマに沿って1時間分の指導計画を構想して書いていただく。
教室授業が可能になった場合は、授業計画の相当の変更がありうる。
(情報の授業紹介は、これまでゲストに来ていただいて、アクティブラーニング形式で実施していた。また、福祉の授業例も優れた模擬授業のビデオを利用していた。教室での対面授業が可能となれば、何とか組み込みたいと思っているが、対面授業ができない場合はいずれの実施も困難となる。)
社会科系の科目はいうまでもなく、福祉・保健・健康・情報にかかわる問題も、世界の動き、政治・経済・文化等と密接なかかわりを持っている。教員がそのような世界の動向に関心を持ち、相当の理解を持っていることは、知的な指導者として教壇に立つための前提であると私は考える。このような準備なしでは、いずれの科目においても生徒が興味を持ち、生徒に説得力のある授業をすることは難しいと思う。そのため、この講義の受講生には現代の社会の動きにより関心を持っていただくために、何回かは講義の中で時事問題を取りあげ、「時事問題の小試験」を実施し、現代の社会にかかわる著作も紹介していきたいと考えている。社会科系の免許を取ろうとする諸君はもちろんのことだが、情報科のみ、福祉科のみ、あるいは保健体育科の免許を取得しようとする諸君にも、現代の日本や世界に関する幅広い知識と関心を持っていただきたいからである。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション
講義の予定、最終レポート(大レポート)のサンプル紹介と説明。時事問題の小試験紹介と解答・解説。
2:授業実践例1と授業論(授業評価の視点その1)
「健康・保健」の授業紹介、分析。
授業論として、授業評価の視点その1。「事実」について。
3:授業実践例2と授業論(授業評価の視点その2)
「高校世界史」授業紹介、分析。
授業論として、授業評価の視点その2。「良い授業」の条件等。
4:授業実践例3と授業論 (授業評価と授業準備について)
「中学地理的分野」授業紹介、分析。授業評価と授業準備について。
5:授業実践例4の紹介・分析と授業論
(授業の諸類型とその特徴:「講義」)
「健康・保健」の授業紹介、分析。その2。
授業論として、授業の諸類型とその特徴。とりわけ講義のあり方等について考える。
6:授業実践例5と「福祉」科の授業論
「福祉」科授業の紹介、分析。「福祉」科授業の目標等。(教室授業ができない場合、プライバシー保護の観点から他の授業例に切り替える。現代社会論として、後半の講義に振り替える可能性もある。)
7:授業実践例6と授業論(授業の方法「問答学習」)
「高校日本史または中学歴史的分野の授業」の紹介、分析。
授業の類型としては「問答学習」を考える。
8:授業実践例7と「情報」科の授業論
(アクティブラーニングについて)
教室授業が可能であれば、ゲストによる「情報」の授業紹介と討論。「情報」の授業とアクティブラーニングの目的。(できない場合は他の授業紹介で代替する。)
9:第1回「時事問題小試験」と現代社会論
第1回「時事問題小試験」実施。解答・解説し、世界の動きについて考える。
10:授業実践例8と授業準備の手順
歴史教育の実践例を紹介し、一時間の授業をどう準備するのか、解説する。
11:授業実践例9と指導案の書き方
実践例紹介しながら、授業の構成、指導案の書き方とチェックするべき視点などについて解説する。
12:授業実践例10(情報または討論の授業)の紹介と分析
教室授業で、これまでの映像教材が紹介できない場合、討論授業を紹介して分析する。
13:授業実践例11(情報の授業)例紹介
メディアリテラシーの授業を紹介し、分析する。
14:第2回「時事問題小試験」
最終レポート=大レポート提出
第2回「時事問題小試験」。解答・解説し、と世界の動きについて若干の説明をする。最終レポート「=大レポート提出。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講者は、免許を取得する教科について、深く広く学習すること。各種新聞をできるだけ毎日読み、インターネットやテレビのニュースなどを視聴すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
佐藤学『教育の方法』2010年刊 放送大学叢書 左右社 ¥1524(税別)
参考書References
文部省「中学校学習指導要領」、「高等学校学習指導要領」
『新版 社会・地歴・公民の教育』大森正・石渡延男編著 2009年 梓出版刊
『よい授業とは何か』川田龍哉著 2019年 学文社刊
成績評価の方法と基準Grading criteria
「指導案」を主とする最終レポート=大レポートが最も大きな評価の材料となる。70%。「時事問題小試験」は2回実施してで10%程の評価材料となる。何回かはその授業内に感想・批評を書いていただくこともあるが、紹介した授業に関する小レポートもまとめて2回ほどは書いていただく(合計で10%程)。
オンライン授業が最後まで続く場合、授業内掲示板への投稿回数と内容、既読率も授業への参加の目安として重視する。(評価のウェイトとしては10%程)。
第一回目の授業で、「学習支援システム」の「教材」のところに、「時事問題小試験の紹介」を載せておくのでやってみてほしい。いずれの問題もインターネットなどで調べれば一瞬にして答えの分かるものだが、まずは何も見ないで解いてみてほしい。教室で小試験が実施される場合、インターネットなど、一切の情報は参照不可となるためである。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
以前よりも大幅に課題を縮小した。現在の課題は適量の模様である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
インターネット送受信能力
オフィスのワードとエクセルのソフト