経済学研究科Graduate School of Economics
ECN521C1-2(経済学 / Economics 500)応用ミクロ経済学BApplied Micro Economics B
小林 克也Katsuya KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X3019 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土4/Sat.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
In this course, I explain basic models, focusing on public sectors from the standpoint of the applied microeconomics. You learn the skills to read papers of applied theory on your own.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では、応用ミクロ経済学の立場で公的部門に焦点を当てながら、基本的なモデルについて説明をします。みなさんが応用理論の論文を自分で読めるようになるために必要な考え方を学びます。
到達目標Goal
授業の中で取り上げる各分野で、基本的な理論モデルの考え方について、理解することが目標です。モデルの中で計算過程も経済上の意味を持ちますので、それも含めて理解するよう努めて下さい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教室での講義形式で進めます。講義の区切りごとに、あわせて5回の宿題を出します。みなさんが提出したものに私がコメントを書いてお返ししますが、解答を次の授業の最初にみなさんに質問をしながら板書して答えを確認します。みなさんの質問は授業中かその前後に私がお話しします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:自然独占産業と公的規制(1)
自然独占
第2回:自然独占産業と公的規制(2)
ピークロード料金
第3回:自然独占産業と公的規制(3)
ラムゼイ料金
第4回:公共選択(1)
意思決定のルール
第5回:公共選択(2)
直接民主制、中位投票者の定理、投票のパラドックス
第6回:公共選択(3)
間接民主制、投票の棄権
第7回:公共選択(4)
レントシーキングとコンテスト
第8回:公共選択(5)
公約、選挙を通じた競争
第9回:公共選択(6)
投票による規律付け投票による規律付けの限界
第10回:公共選択(7)
ゲリマンダリング
第11回:公共選択(8)
社会厚生関数の考え方
第12回:課税
ラムゼイルールの考え方
第13回:地方分権
住民移動と地方公共財
第14回:まとめと試験
まとめをした上で試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
微分の計算をして最適化問題を解くので、基本的な計算をあらかじめ理解をしておいて下さい。ミクロ経済学AとBで扱う計算や経済学の概念を用いるので、これらの講義をあわせて履修して下さい。価格理論やゲーム理論の概念も授業で用います。これらの復習やこの授業の復習、宿題の解答に各回とも4時間程度の学習が標準です。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは用いませんが、以下の参考書の該当する部分を参照しながら講義します。
参考書References
小西秀樹(2009)『公共選択の経済分析』東京大学出版会
井堀利宏(1996)『公共経済の理論』有斐閣
を部分的に参照します。その他論文は授業の中で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
宿題として出す練習問題を50%、最後に実施する期末試験を50%として成績を付けます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初めて担当するので、アンケートを実施していません。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
<研究テーマ>
<主要研究業績>
詳細は私のwebsiteをご覧下さい。
http://www.t.hosei.ac.jp/~katsuyak/