経済学研究科Graduate School of Economics
ECN513C1-1(経済学 / Economics 500)ミクロ経済学AMicroeconomics A
平井 俊行Toshiyuki HIRAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X3014 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
This course deals with Game theory at an intermediate level. The contents are mainly the theory of static and dynamic game under complete information and its applications. As an extension of this subject, the students learn the static game under incomplete information.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では中級のゲーム理論、特に完備情報下の静学ゲーム・動学ゲームを中心に扱います。不完備情報下の静学ゲーム・動学ゲームにも触れます。
到達目標Goal
・ゲーム理論の基礎概念を理解し、数学的に表現できるようになる。
・テキストの練習問題レベルの問題を独力で解けるようになる。
・ゲーム理論による分析を行っている専門論文を独力で読めるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
シラバス執筆時点(2021年1月中旬)では対面授業を予定しています。下記テキストを基に講義をおこないます。講義資料は学習支援システム(Hoppii)を通じて配布するので、授業開始日までに利用できるようにしておいてください。ホームワークについてのフィードバックはオフィスアワーを中心におこないます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
ガイダンス、ゲーム理論の役割
2:完備情報静学ゲーム(1)
標準形ゲーム、戦略間の支配
3:完備情報静学ゲーム(2)
ナッシュ均衡
4:完備情報静学ゲーム(3)
応用(1)クールノー寡占市場
5:完備情報静学ゲーム(4)
応用(2)ベルトラン寡占市場、共有地の悲劇
6:完備情報静学ゲーム(5)
混合戦略、ナッシュ均衡の存在
7:完備情報動学ゲーム(1)
完備完全情報の動学ゲーム、後向き帰納法、応用
8:完備情報動学ゲーム(2)
完備不完全情報の2段階ゲーム、サブゲーム完全性、応用
9:完備情報動学ゲーム(3)
繰返しゲーム、完全フォーク定理
10:完備情報動学ゲーム(4)
展開形ゲーム、サブゲーム完全なナッシュ均衡
11:不完備情報静学ゲーム(1)
ベイジアンナッシュ均衡
12:不完備情報静学ゲーム(2)
オークション、顕示原理
13:不完備情報動学ゲーム(1)
完全ベイジアン均衡
14:不完備情報動学ゲーム(2)
シグナリングゲーム
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学部レベルのミクロ経済学および経済数学(基本的な微分・積分、確率計算等)を前提として講義を進めるので必要に応じて自習しておいてください。本授業の準備・復習時間は、各2時間を目安とします。
テキスト(教科書)Textbooks
【英語】Robert Gibbons (1992) "Game Theory for Applied Economists", Princeton University Press.
【日本語】ロバート・ギボンズ(2020)「経済学のためのゲーム理論入門」(福岡正夫、須田伸一翻訳)岩波書店 3200+税
参考書References
・岡田章(2011)「ゲーム理論 新版」有斐閣、3,800円+税
・岡田章(2014)「ゲーム理論・入門 新版--人間社会の理解のために」有斐閣、1900円+税
・Steven Tadelis (2013) "Game Theory: An Introduction", Princeton University Press.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(60%)および2回のホームワーク(各20%)で評価を決めます。詳細は第1回の講義で説明します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度から担当のため特になし。
担当教員の専門分野等
以下のリンク先を参照してください。
https://sites.google.com/site/toshiyukihirai54/research