経済学研究科Graduate School of Economics
ECN515C1-1(経済学 / Economics 500)計量経済学AEconometrics A
明城 聡Satoshi MYOJO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X3008 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Standard basic econometrics is covered in this course. Students are required to master basic statistics and econometric skills and utilize them to well understand the empirical data.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
計量経済学の基礎と標準的な分析手法の習得
到達目標Goal
統計学の基礎を復習するとともに計量経済学で用いられる手法の理論を学ぶ。特に古典的回帰モデルの推定方法と検定について学ぶとともに、必要となる仮定が成り立つかどうかを判断できる知識をつける。また仮定が成り立たない場合の対応方法についても学習する。
(本講義は計量経済学の理論を学ぶので、実際にデータを使った分析を学ぶには合わせて「ミクロ計量分析」を履修することが望ましい)
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は配布資料や教科書を用いた通常の講義形式で行う。また適宜、練習問題や宿題を行うことで講義内容の理解を深める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
・授業内容の紹介
・成績評価
第2回:統計学の復習(1)
・確率の概念
・確率変数と離散型確率分布
第3回:統計学の復習(2)
・期待値オペレータ
・結合確率分布
第4回:統計学の復習(3)
・連続型確率変数
・母集団、標本、母数
・標本抽出
第5回:統計学の復習(4)
・標本平均の統計的性質
・推定と推定量の性質
第6回:計量経済学の基礎(1)
・計量経済学とは
・最小二乗法(1):データの整理、最小二乗法と回帰直線
第7回:計量経済学の基礎(2)
・最小二乗法(2):回帰直線の当てはまりの尺度、計算手順のまとめ
第8回:計量経済学の基礎(3)
・単純回帰分析(1):単純回帰モデル、推定量の期待値と分散、最良線形不偏推定量と一致性
第9回:計量経済学の基礎(4)
・単純回帰分析(2):推定量の分散の推定、単回帰モデルの仮説検定、変数選択とt検定
第10回:計量経済学の基礎(5)
・重回帰分析(1):多重回帰分析、多重回帰分析の推定値の解釈、多重共線性
第11回:計量経済学の基礎(6)
・重回帰分析(2):自由度調整済み決定係数、変数の過不足とその影響、定数項を持たない回帰モデル、
第12回:計量経済学の基礎(7)
・モデルの関数形と特殊な変数
第13回:計量経済学の基礎(8)
・F検定と構造変化の検定
第14回:計量経済学の基礎(9)
・標準的仮定の意味と不均一分散
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義資料を配布する。
参考書References
・J. H. Stock and M. W. Watson, Introduction to Econometrics, 3rd eds., Pearson
・浅野晳・中村二郎「計量経済学」第2版、有斐閣
成績評価の方法と基準Grading criteria
・期末試験(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>
実証産業組織論、応用統計学
<研究テーマ>
企業合併、規制緩和、および政府補助金等の効果についての構造推定と統計的分析手法の開発
<主要研究業績>
1. On Asymptotic Properties of the Parameters of Differentiated Product Demand and Supply Systems When Demographically-Categorized Purchasing Pattern Data are Available, International Economic Review, Vol.53, no.3, pp.887-937, 2012.
2. Effects of Consumer Subsidies for Renewable Energy on Industry Growth and Social Welfare: The Case of Solar Photovoltaic Systems in Japan, Journal of the Japanese and International Economies, vol.48, pp.55-67, 2018.