理工学部Faculty of Science and Engineering
PHY100XB(物理学 / Physics 100)力学基礎Elementary Mechanics
平野 元久Motohisa HIRANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H5002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
機械工学科機械工学専修 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Mechanics is a theory that describes changes in the position and velocity of objects by force, and dynamics is the basis of physics. The fundamental of mechanics learning is to understand the three laws of dynamics properly and to be able to use three laws correctly when solving problems. In this lesson, as a rule of dynamics, we learn relational expressions that hold between the position, velocity and acceleration of objects expressed using vectors.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
力学とは,力による物体の位置や速度の変化を記述する理論であり,力学は物理の基本である.力学の学習の根本は,力学の3法則をよく理解し,問題を解くときに3法則を正しく使えるようになることである.この授業では,力学の法則として,ベクトルを用いて表された物体の位置・速度・加速度の間に成り立つ関係式を学習する.
到達目標Goal
(1) 高校の物理で学んだいろいろな力学の問題を,大学の力学において物理量をベクトルを用いて専門的に力学現象を数学を用いて記述する学力を修得する.(2) 力学の3法則を正しく理解する.(3) 力学の3法則を正しく理解することにより,静力学におけるつりあいの問題や,動力学における物体の運動を解くことができるようになる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は,機械工学の基幹をなす力学系専門科目の導入科目として位置づけられる.静力学の一点における力のつりあいから始まり,初歩的な機械振動をも含む動力学まで,その内容は浅いが極めて多岐にわたる.このため,簡単な授業内演習を毎回行うことにより,講義内容を理解できるよう努める.また,授業で実施する課題については,翌週以降に課題の解答を示し質疑によって受講生の疑問にフィードバックを返して進める.なお,オンライン授業開始予定日を4月7日(水)とする.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:静力学の基礎
力とベクトル,自由体図,作用・反作用の法則
第2回:剛体の静力学(1)
力のモーメントと力のモーメントのつり合い,
第3回:運動学(1)
等加速度運動,自由落下運動,放物運動
第4回:剛体の静力学(2)
力のモーメントのつり合いと自由体図
第5回:剛体の静力学(3)
力のモーメントのつり合いと自由体図,重心
第6回:剛体の静力学(4)
力のモーメントのつり合いと自由体図,重心
第7回:中間試験対策
力とベクトル,自由体図,作用・反作用の法則,等加速度運動,自由落下運動,放物運動,力のモーメントのつり合いと自由体図
第8回:中間試験
力とベクトル,自由体図,作用・反作用の法則,等加速度運動,自由落下運動,放物運動,力のモーメントのつり合いと自由体図
第9回:運動量保存則(1)
運動量と力積
第10回:運動量保存則(2)
運動量保存則の計算
第11回:円運動・単振動(1)
円運動,法線方向の加速度,円錐振り子
第12回:波と波動
波動の式
第13回:振動・波動
単振動
第14回:理解度確認試験
運動量保存則,円運動・単振動,振動・波動
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】(1) 各授業テーマ課題に関するテキスト,宿題を実施する.(2) 授業中の学習だけでは本当の理解を得られない.自発的に学ぶ学習態度が必須である.
テキスト(教科書)Textbooks
吉村 靖夫,米内山 誠, 「工業力学」, コロナ社
参考書References
小宮山 進・竹川 敦, 「大学生のための力学入門」, 裳華房
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の課題を20%,中間試験20%,定期試験を60%の割合で評価する.出席日数が全体の2/3に満たない学生については,評価の対象外(E)とする.なお,30分以上遅れて入室した学生に関しては,特別な理由が無い限り,欠席扱いとする.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
(1) 演習課題・小テストを実施し,理解度を確認して進める.(2) 演習課題の実施によって,力学の問題を自力で解くことが出来るようする.(3) 理解度を上げるため,理解の状況や進捗に合わせて授業計画の順序や内容を柔軟に変更する.
その他の重要事項Others
大学生活は,社会に出て就職する前の最後の準備期間(学習期間)である.社会人となると,学生時代のような手厚い教育を受ける機会は激減する.そのため,社会に出るまでに,独力で学習できる技術・能力・心構えを身に付けられると良い.この能力と技能は生涯に渡って必要なものであり,社会に出た後,どの分野に進んだとしても必ず役に立つ.