国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ART300GA(芸術学 / Art studies 300)表象文化演習Seminar
コミュニケーションとアート
稲垣 立男Tatsuo INAGAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名 Attached documents |
ルーブリック |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C1106 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期・秋学期/Spring・Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | 単位数は、春学期2単位/秋学期2単位である。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 選抜 |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline
Focusing on research on art projects and workshops for connecting people and society, we will practice and consider various representational cultures (music, performing arts, and films, among other things).
Through collaboration with various communities, we empirically study the lives and cultures of people from different backgrounds and communicate our ideas in various ways. Students will also study the field of representation that they are interested in, and will also conduct research on the theory behind them.
Learning Objectives
The following attitude is significant throughout the research.
1. Think freely without being bound by established concepts
2. Be involved with others in various ways
3. Determine the essence of things
It is our goal to examine these as individual issues and discover issues that will lead to society. Such abilities will enrich our daily lives in modern society, where the surrounding information tends to be shed.
Learning activities outside of the classroom
1. No matter your experience, please work enthusiastically throughout the year.
2. It is crucial to proceed with individual research in consultation with the instructor in charge. If you have any questions or concerns, please consult with your faculty member.
3. Have the opportunity to appreciate the work at exhibitions, concerts, movie theatres and actively take practical training and lectures on other art and design.
The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each.
Grading Criteria /Policy
Grades are evaluated based on class activities, contribution to research, and positiveness to research. We emphasize the experimentality and positiveness of our efforts. The scoring ratio is as follows.
1. Initiatives for classes (50%)
2. Joint research (25%)
3. Individual research (25%)
Please refer to the attached rubric table for the exact evaluation method.
Based on these grade evaluations, those who have achieved 60% or more of the target will be accepted.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会とつながるアートプロジェクトやワークショップに関する実践を軸として、様々な表象文化(現代美術、現代音楽、コンテンポラリーダンス、演劇、映像、テキスト等)に関する研究を行います。
様々なコミュニティとのコラボレーションを通じて、背景の異なる人々の生活や文化を学び、様々な方法で相互の考えを理解することを経験的に学びます。また、学生各自の関心のある表象分野について考察を進め、その背景となる理論についての研究を並行して行います。
研究を通じて以下のような姿勢がこの演習では重要となります。
1.既成概念に囚われずに自由に発想すること
2.様々な方法で他者と関わること
3.ものごとの本質を見極めること
こうした姿勢を基に各自の研究課題に取り組み、社会に繋がる問題を発見することを目標とします。このような能力は、周囲の情報に流されがちな現代社会において自らの方向を定め、日々の生活を豊かにすることになるでしょう。
到達目標Goal
2、3年生春学期
様々な表象文化について体験し、研究に関する各個人の関心について考えてみます。学期の後半では、研究発表(作品・ポスター発表)を行います。また、グループで行うワークショップに参加します。
2、3年生秋学期
個人研究のテーマについて取り組みます。国際文化情報学会、個人研究展での研究発表に取り組みます。
4年生春学期
個人研究について考察を深めていきます。特に先行研究の調査が中心となります。
4年生秋学期
研究の仕上げとして国際文化情報学会、個人研究展での研究発表に取り組みます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
○共同研究、個人研究
・グループによる共同研究
【春学期】表象文化についての理解を深めるため、ワークショップや課題解決型学習が中心となります。
【秋学期】1年間の研究の成果を国際文化情報学会で発表します。
・個人研究
年間を通じて個別に研究を進めます。
各学期に中間報告会及び研究発表会(展覧会)を行います。
※研究方法については以下の2つから選択してください。
また、学内外での研究発表も各自で検討してください。
2年生
1.作品制作+制作報告書(2000字)
2.レポート(4,000字程度)+ポスター
3年生
1.作品制作+制作報告書(2000字)
2.論文(8,000字程度)+ポスター
4年生
1.作品制作+制作報告書(4000字)
2.論文(16,000字程度)+ポスター
○ ゼミ合宿など学外での活動(年間に数回程度)
東京ビックサイトで開催される「デザインフェスタ」に参加します。(5/21-5/22)
https://designfesta.com/
2021年度に参加した「みなとメディアミュージアム2020→2021」(茨城県ひたちなか市)を訪問する予定です。
機会があれば東京近郊の美術館やギャラリーの展覧会や国際展、劇場での公演を鑑賞します。
◯ ぜんまい(in English)
授業の冒頭に個人研究に関連したテーマで10分程度の英語によるプレゼンテーションを行います。
◯ 授業を円滑に進めるために、以下のオンラインツールを使います。
・Google site(授業の基礎となるコンテンツの配信)
・Zoom(ミーティング)
・Slack(授業に関するお知らせと各研究に関する全てのフィードバック)
・Google Classroom、Google Form(課題提出)
・Miro(ブレーンストーミング・コラボレーション)
・Flip grid(映像制作、コラボレーション)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
4/13[対面/face to face]:オリエンテーション
春学期の活動について
研究の進め方
4/20[対面/face to face]:ワークショップ1-1
(デザインフェスタ/展示プラン)
5月21・22日に開催されるデザインフェスタの準備をします。会場で描くウォールペインティングと会場で販売する小作品(マルティプル)の展示プランについてディスカッションします。
4/27[対面/face to face]:ワークショップ1-2
(デザインフェスタ/作品のプレゼンテーション)
ウォールペインティングとマルティプルの展示プランについてプレゼンテーションをします。
5/11[対面/face to face]:ワークショップ1-3
(デザインフェスタ/作品の準備1)
ウォールペインティングとマルティプルの制作をします。広報用のウェブサイト、チラシ、ポスターを準備します。
5/18[対面/face to face]:ワークショップ1-4
(デザインフェスタ/作品の準備2)
ウォールペインティングとマルティプル、広報用のウェブサイト、チラシ、ポスターの直前の準備をします。
5/25[対面/face to face]:ワークショップ2-1
(デジタルコンテンツコンテスト/作品の構想1)
デジタルコンテンツコンテストに応募する映像作品について、グループワークで制作します。参考作品を観ながら作品のアイディア、コンセプトについて検討します。
6/1[対面/face to face]:ワークショップ2-2
(デジタルコンテンツコンテスト/作品の構想2)
参考作品を観ながら作品のアイディア、コンセプトについて検討します。
6/8[対面/face to face]:ワークショップ2-3
(デジタルコンテンツコンテスト/作品の制作1)
撮影や編集など、実際の作品の制作に着手します。
6/15[対面/face to face]:ワークショップ2-4
(デジタルコンテンツコンテスト/作品の制作2
作品の完成に向けて取り組みます。
6/22[対面/face to face]:ワークショップ2-5
(作品の講評会)
講評会
6/29[対面/face to face]:個人研究1
(研究の構想とプレゼンテーション1)
パワーポイントとレジュメを準備して個人研究の口頭発表を行います。4年生による研究発表です。質疑応答を含めて一人10分です。
7/6[対面/face to face]:個人研究2
(研究の構想とプレゼンテーション2)
パワーポイントとレジュメを準備して個人研究の口頭発表を行います。2・3年生による研究発表です。質疑応答を含めて一人10分です。
7/13[対面/face to face]:個人研究3
(個人研究展 搬入/設営)
外濠校舎メディアラウンジで開催する個人研究展の搬入です。
7/20[対面/face to face]:個人研究4
(個人研究展 講評/搬出)
個人研究展 講評/搬出
9/21[対面/face to face]:オリエンテーション1
(秋学期の活動について・研究の進め方)
秋学期の活動について
研究の進め方
9/28[対面/face to face]:オリエンテーション2
(夏休みの宿題講評会)
夏休みの宿題=デジタルコンテンツコンテスト静止画部門・学部パンフレットの表紙コンテストの講評会を行います。
10/5[対面/face to face]:ワークショップ3-1
(パフォーマンス・インスタレーション/作品の鑑賞)
グループワークによる作品制作。現代アート、演劇、現代音楽など様々なジャンルの作品を鑑賞します。
10/12[対面/face to face]:ワークショップ3-2
(パフォーマンス・インスタレーション/作品の構想)
各グループでディスカッションし、作品のテーマを選び、アイディア・コンセプトを考えます。
10/19[対面/face to face]:ワークショップ3-3
(パフォーマンス・インスタレーション/作品の制作1)
各グループで制作方法を考えて、実際に作品制作を始めます。
11/2[対面/face to face]:ワークショップ3-4
(パフォーマンス・インスタレーション/作品の制作2)
各グループでの作品制作の第二回目です。
11/9[対面/face to face]:ワークショップ3-5
(講評会)
講評会
11/16[対面/face to face]:国際文化情報学会
プレゼンテーションの準備と構想
11/23[対面/face to face]:国際文化情報学会
プレゼンテーションの準備と確認
11/30[対面/face to face]:個人研究5
(研究の構想とプレゼンテーション1)
パワーポイントとレジュメを準備して個人研究の口頭発表を行います。4年生による研究発表です。質疑応答を含めて一人10分です。
12/7[対面/face to face]:個人研究6
(研究の構想とプレゼンテーション2)
パワーポイントとレジュメを準備して個人研究の口頭発表を行います。2・3年生による研究発表です。質疑応答を含めて一人10分です。
12/14[対面/face to face]:個人研究7
(展覧会/搬入)
外濠校舎メディアラウンジで開催する個人研究展の搬入です。
12/21[対面/face to face]:個人研究8
(講評会/搬出)
外濠校舎メディアラウンジで開催する個人研究展展の講評会と搬出です。
1/12[対面/face to face]:個人研究9
(研究発表会)
口頭発表
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1. これまでの経験などは問いませんが、年間を通じて意欲的に取り組んでください。
2. 個人研究については担当教員と相談しながら進めていくことが大切です。質問・疑問点については教員によく相談してください。大学院などへの進学を希望されている方についても、研究の内容や方法について教員に相談して検討してください。
3. 展覧会・コンサート・映画館などで作品鑑賞する機会を持ち、また他のアートやデザインに関する実習や講義も積極的に受講するようにしてください。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回の授業で使用する教科書はありませんが、いくつか参考書を紹介しますので、それらのうち少なくとも一冊を選んで購読することを勧めます。また各分野の研究に関して必要となる資料についてはその都度紹介します。
参考書References
山本浩貴『現代美術史: 欧米、日本、トランスナショナル』中央公論新社、2019
沼野 雄司『現代音楽史-闘争しつづける芸術のゆくえ』中央公論新社、2021
平田オリザ『〈現代演劇〉のレッスン』フィルムアート社 、2016
各自の研究に関連する実践例(プロジェクトや展覧会)、参考文献を参照しておいてください。
1. 美術に関する展覧会や講演、ダンスや演劇などのパフォーミングアーツの公演
2. 福祉施設、博物館、広場や公園など公的空間における環境計画
3. 病院や学校など、公的な場所でおこなうワークショップなどの研究
4. 地域コミュニティのポータルサイトや映像作品、冊子などの企画制作
5. 地域活性化のためのイベントやプロジェクトなどの計画案
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価については、平常点(授業への取り組み)、共同研究(研究への協力と貢献)個人研究(調査や研究の積極性)の合計で行います。取り組みの実験性、積極性を重視します。採点比率は以下の通りです。
1. 平常点(50%)
2. 共同研究(25%)
3. 個人研究(25%)
詳しい評価方法については、添付のルーブリック表を参照してください。
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゼミの活動運営は、チームワークについての重要な経験となりますので積極的に関わってください。特に、ゼミ内のコミュニケーションのあり方について考えていきましょう。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
作品制作やプレゼンテーションでPCを活用する機会が多いと思いますので、関連した実習授業を履修しておくとよいでしょう。WordpressでのブログやSNSによる情報発信も積極的に行います。課題提出では学習支援システムを活用しますので、必ず登録しておいてください。
その他の重要事項Others
演習の活動記録(ブログ)です。
http://inagakiseminar.com/document/
教員のウェブサイトです。
http://www.tatsuoinagaki.com