経済学部Faculty of Economics
SOC100CA(社会学 / Sociology 100)社会学ASociology A
松下 峻也Shunya Matsushita
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K5269 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
In this class, students will learn some of ideas that raised by ‘sociology’, and re-consider the rapid economy growth of ‘post-war’ Japan. The objective is that students living in the ‘present’ improve their ability to realize problems in Japan society, and to think them on their own.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
履修する学生は、「社会学」が提起したいくつかの概念を学んだうえで、「戦後」日本の高度経済成長を再考する。「現在」を生きる学生が、日本社会が抱える問題に気がつき、それを自分自身で考える力を伸ばすことを目的とする。
到達目標Goal
履修する学生は、社会における「意味」と「表象」、「記憶」と「記録」の理論と思想を学び、「戦後」日本が「豊かさ」を追い求めるなかで発生した水俣病事件をふりかえる。社会学的な概念をふまえて、現在の視点から過去の出来事を読み解くことの意義を、学生が理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本科目は、講義形式(オンラインの場合は文書・映像資料の配布形式)でおこなう。また、学生からのリアクションペーパー(質問やコメント)への返答にも時間を割く(オンラインの場合はリプライペーパーを配布する)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
「社会(学)」を考えるためのキーワードを紹介する。
2:社会における意味の成り立ち
シンボリック相互作用論をもとに、「意味」の成立を考える。
3:記号としての意味の成り立ち
記号論(学)をもとに、「意味」の成立を考える。
4:記号としての表象と経験
記号論(学)をもとに、「表象」のさまざまな様態を考える。
5:社会的記憶としての集合的記憶
M.アルヴァクスの議論をもとに、「集合的記憶」を考える。
6:社会における「記憶と記録」
集合的記憶を発展させ、社会の「記憶」と「記録」を考える。
7:記憶と記録としての出来事の意味と表象
第6回までの講義をもとに、実際の出来事を読み解く準備をする。
8:水俣病事件の記憶
水俣病事件が現在、どのような出来事として記憶されているのかを考える。
9:水俣病事件の表象と経験①
高度経済成長の初期に、水俣病事件がどのような出来事として表象されたのかを考える。
10:水俣病事件の表象と経験②
高度経済成長の後期に、水俣病事件がどのような出来事として表象されるようになったのかを考える。
11:水俣病事件の表象と経験③
1970年代以降、水俣病事件がどのような出来事として表象されるようになったのかを考える。
12:水俣病事件の表象と経験④
水俣病事件と、「戦後」に起きた他の出来事の表象との関係を考える。
13:水俣病事件と高度経済成長の記憶の想起
水俣病事件を再考することで、「高度経済成長」のどのような記憶を想起することができるのかを考える。
14:総括
第13回までの講義をもとに、「戦後」日本の「豊かさ」をみずからが再考していくための準備をする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
履修する学生には、毎回の講義で指定される参考文献、参考資料を読んで予習、復習することが求められる。本科目の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。
参考書References
小林直毅編著,2006,『「水俣」の言説と表象』藤原書店.
原田正純,1972,『水俣病』岩波書店.
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、原則として期末レポートを100%とする。講義で繰り返し解説する論点を、学生が理解しているかが評価の基準となる。また、講義内で指定する課題の提出状況・内容に応じた平常点を評価に加算することもある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
経済学部の学生には馴染みのない、社会学の専門用語の解説をより丁寧におこなうようにします。