経済学部Faculty of Economics
SOC100CA(社会学 / Sociology 100)社会学BSociology B
松下 峻也Shunya Matsushita
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K5268 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this class, students will learn some of ideas that raised by ‘sociology’, and re-consider the history of ‘defeat’ and ‘reconstruction’ of Japan. The objective is that students living in the ‘present’ improve their ability to think the history of ‘post-war Japan’ as their own problems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
履修する学生は、「社会学」が提起したいくつかの概念を学んだうえで、日本の「敗戦」と「復興」の歴史を再考する。「現在」を生きる学生が、「戦後」日本の歴史を自分自身の問題として考える力を伸ばすことを目的とする。
到達目標Goal
履修する学生は、「言説」の理論と思想を学び、現代社会と不可分の関係にある「メディア」を考え、核エネルギー利用の「記録」をふりかえる。過去の記録を辿ることで、「敗戦」と「被爆」、「復興」と「原子力開発」が現在の自分自身につながる問題であると、学生が理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本科目は、講義形式(オンラインの場合は文書・映像資料の配布形式)でおこなう。また、学生からのリアクションペーパー(質問やコメント)への返答にも時間を割く(オンラインの場合はリプライペーパーの配布)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
「メディア社会(学)」を考えるためのキーワードを紹介する。
2:「ことばの規則」としての言説
M.フーコーの思想をもとに、「言説」という概念の立ち上がりを考える。
3:言説と主体
M.フーコーの思想をもとに、言説と「主体」との関係を考える。
4:「知」の考古学/系譜学
言説を分析する手法としての「考古学」と「系譜学」を考える。
5:言説編制とメディア
言説が編制される場としての「メディア」を考える。
6:言説編制を記録するメディア
言説編制を跡づける技術としての「メディア」を考える。
7:メディア言説の分析
第6回までの講義をもとに、実際の「メディア言説」を分析するための準備をする。
8:福島原発事故の言説
福島原発事故後の核エネルギー利用をめぐるメディア言説を考える。
9:「被爆」の言説
「被爆地」広島と長崎をめぐるメディア言説を考える。
10:「第三の被爆」の言説
ビキニ事件の被爆と被曝をめぐるメディア言説を考える。
11:「夢の原子力」の言説
日本の「原子力開発」をめぐるメディア言説を考える。
12:「核の惨禍」の言説
「原子力災害」の被害をめぐるメディア言説を考える。
13:核エネルギー利用と「敗戦」と「復興」の記憶の想起
福島原発事故後のメディア言説が、何を語り、何を語らなかったのかを考える。
14:総括
第13回までの講義をもとに、「敗戦」と「復興」をみずからの歴史として再考していくための準備をする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
履修する学生には、毎回の講義で指定される参考文献、参考資料を読んで予習、復習することが求められる。本科目の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。
参考書References
福間良明,2006,『「反戦」のメディア史――戦後日本における世論と輿論の拮抗』世界思想社.
山本昭宏,2012,『核エネルギー言説の戦後史1945-1960――「被爆の記憶」と「原子力の夢」』人文書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、原則として期末レポートを100%とする。講義で繰り返し解説する論点を、学生が理解しているかが評価の基準となる。また、講義内で指定する課題の提出状況・内容に応じた平常点を評価に加算することもある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
経済学部の学生には馴染みのない、社会学の専門用語の解説をより丁寧におこなうようにします。