経済学部Faculty of Economics
LIN100CA(言語学 / Linguistics 100)文章表現AEssay Writing A
池田 雄一Yuichi IKEDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K5157 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The purpose of this lesson is to acquire basic education and to train Japanese sentences so that students can gain basic physical strength for specialized subjects.
In many text expression classes, the policy is to teach the correct Japanese "form" after distinguishing the "content" and "form" of the sentence. This is a type of lesson in which the teacher unilaterally conveys correct Japanese grammar, correct logical structure, and correct vocabulary usage.
But if you think about it, you can't say the proper form of text without the "content" that you want to tell your readers. Similarly, it is not possible to determine the style of a sentence by ignoring the writer's "message". In other words, if the writer has nothing to tell the reader, the word sentence will end up as a "Mochi drawn on the picture."
Classes will be held based on this concept. Specifically, the participants practice the practice of inputting a textbook used as a material for the writer's message and reciprocating the output of the participants. The texts are selected from a wide variety of genres: media, philosophy, literary criticism, and economics. The class will be composed of these exercises and lectures on education.
Participants are required to submit assignments each time and present in groups or in the classroom. Therefore, the unit cannot be easily obtained. We hope for those who are eager to study.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、基本的な教養の獲得、および日本語の文章の訓練をすることによって、専門科目に向けての基礎体力をつけることを目的とする。
多くの文章表現系の授業では、文章の「内容」と「形式」を区別したうえで、正しい日本語の「形式」を教えるという方針がとられている。正しい日本語の文法、正しい論理構造、正しい語彙の使い方等を、教師が一方的に伝えるというタイプの授業である。
しかし考えてみれば、読者に伝えるべき「内容」をぬきにして、適切な文章の「形式」を語ることはできない。同じことであるが、書き手の「メッセージ」を度外視して、文章のスタイルを決めることは不可能である。つまり、書き手が読者に伝えたいことがなければ、文章表現という言葉は「絵に描いた餅」に終わってしまうのである。
具体的な授業の流れは次のとおりとする。まず、1)まず事前に指定のテキストを読んだうえで、その概要を説明できるよう、かんたんなスライドを準備しておく。次に、2)授業時に、そのスライドを用いて、グループごとにミニ発表をする。そして3)グループの代表者を決めて、クラス内で発表してもらう。さらには4)発表をもとにミニレポートを執筆する。それに加えて、5)都合3回の本レポートも書いてもらう。テキストは、メディア論、哲学、文芸評論、そして経済学と多岐にわたるジャンルから選んである。こうした演習と、教養にかんする講義によって授業を組み立てる予定である。
授業であつかうテキストは、かんたんには読み解けないものを選んである。また参加者は、毎回の課題提出と、グループ内もしくは教室でのプレゼンが課せられる。したがって楽に単位はとれない。向学心ある者の参加をのぞむ。
到達目標Goal
あらゆる学問の基礎となる教養の獲得、ならびに内容に応じたアウトプットの能力を習得すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義とグループワークを組み合わせて行う。おもな手順は以下のとおりである
1)まず事前に指定のテキストを読んだうえで、その概要を説明できるよう、かんたんなスライドを準備しておく
2)授業時に、そのスライドを用いて、グループごとにミニ発表をする
3)グループの代表者を決めて、クラス内で発表してもらう
4)発表をもとにミニレポートを執筆する。わからないことがあるようなら質問を書いてもらう
5)次回の前半で、復習をかねたミニ講義をうける
※人数によって手順なを変える場合があります
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業手順の説明。および参加者との打ち合わせ。
第2回:マクルーハン「壁のない教室」
講義とグループワーク
講義「文章の基礎1」/グループワーク「壁のない教室」
第3回:バルト「火星人」
講義とグループワーク
講義「メディア論と教育」/グループワーク「火星人」
第4回:ウィトゲンシュタイン「倫理学講話」
講義とグループワーク
講義「現代社会における神話」/グループワーク「倫理学講話」
第5回:レポートの検討
講義とグループワーク
講義「哲学の基礎」/グループワーク:グループ内で最も良いと思われるレポートを発表する
第6回:花田清輝「極大・極小」『復興期の精神』より
講義とグループワーク
講義「文章の基礎2」/グループワーク「極大・極小」
第7回:柄谷行人『世界共和国へ』
講義とグループワーク講義「ガリバー旅行記」について/グループワーク『世界共和国へ』
第8回:阿部謹也『ヨーロッパ中世の宇宙観』
講義とグループワーク
講義「歴史と経済1」/グループワーク『ヨーロッパ中世の宇宙観』
第9回:レポートの検討
講義とグループワーク
講義「歴史と経済2」/グループワーク:グループ内で最も良いと思われるレポートを発表する
第10回:大澤真幸『不可能生の時代』
講義とグループワーク
講義「文章の基礎3」/グループワーク『不可能生の時代』
第11回:アーレント『人間の条件』「序文」
講義とグループワーク
講義「リスク社会とは」/グループワーク『人間の条件』「序文」
第12回:ベンヤミン「複製技術時代の芸術」
講義とグループワーク
講義「自由とは何か」/グループワーク「複製技術時代の芸術」
第13回:河野真太郎『戦う姫、働く少女』
講義とグループワーク
講義「芸術と宗教」/グループワーク:戦う姫、働く少女』
第14回:レポートの検討
グループ内で最も良いと思われるレポートを発表する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参加者には、事前に課題となるテキストを読んで、それについてのミニレポートを授業前に提出してもらう。レポートの提出によって出席とみなすので、そのつもりで望んでもらいたい。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。必要なものは授業中に配布する。
参考書References
杉原厚吉『理科系のための英文作法』中公新書
買う必要はないが、経済学部の学生にもおすすめの良書である。
成績評価の方法と基準Grading criteria
【単位取得に必要なノルマ】
・日々のミニレポート(出さないと欠席あつかい)
・都合3回のレポート提出(1回でも出さないとアウト)
・最終課題の提出(3つのレポートをまとめて、イントロをつけたもの)
【成績評価の判断材料】
・最終課題(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンラインの授業では、チャット機能を使うと質問することのハードルがさがるので、ぜひご活用ください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
対面授業の場合でも、パソコンを持参することが望ましいが、スマートフォンでも可とする。ただし道具にかんする言い訳は認めない。
その他の重要事項Others
受講希望者数が300人を超えた場合、「文章表現」講義の性格上、抽選あるいは選考を実施する場合もあり。詳細が決まり次第、掲示板で連絡。