人文科学研究科Graduate School of Humanities
HUG500B7（人文地理学 / Human geography 500）日本の環境論ⅡEnvironmental Studies of Japan II
伊藤 達也
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X1147 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市院棟-203 |
| 配当年次Grade | 院人際・修士課程・関連科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
国際日本学インスティテュート （修士課程）-関連科目 |
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Outline (in English)
（Course outline） I aim at deep understanding about water resource problems in Japan by reading and releasing the text.
（Learning Objectives）A target, theory, methodology and research approach of water resource problems in Japan are acquired.
（Learning activities outside of classroom）Preparatory study and review time for this class is standard for 2 hours each.In addition to reading the relevant parts of the text before class, we will make efforts to deepen our understanding by reading papers and books according to the theme of the relevant part.After class, students improve their knowledge by reading related literature.
（Grading Criteria /Policy）Presentation: 50%, Debate: 50%
Sufficient preparation is a major prerequisite. The question and the clarification of the issues are highly evaluated, and it is desirable to carefully separate simple questions, questions about opinions, and rebuttals.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
経済地理学の水資源問題について書かれたテキストを読み、発表することによって、経済地理学の資源論分野についての深い理解を目指します。
到達目標Goal
水資源論に関する知識の蓄積、思考力のアップを目指します。具体的にはテキストの内容を適切に理解すること、テキストの内容を適切にまとめること、テキストの内容を適切に発表すること、その上でテキストを通じてより広く水資源論の専門内容を理解し、より深めることをテーマとします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は受講生による報告と討議、教員の解説等を中心に行います。さらにテキストと関係した論文や著書の紹介等を通じて、授業内容の深化に努めます。フィードバックについては、できる限り授業中のコミュニケーションで対応しますが、足りない場合は次の授業において継続して議論します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロ
授業方針の決定
第2回[対面/face to face]：テキスト「第１章」
「第1章 環境問題の捉え方」の報告と討論
第3回[対面/face to face]：テキスト「第２章」
「第２章 環境の中の水資源」の報告と討論
第4回[対面/face to face]：テキスト「第３章」
「第３章 水資源利用の変遷」の報告と討論
第5回[対面/face to face]：テキスト「第４章」
「第４章 水資源開発の論理と環境問題の発生」の報告と討論
第6回[対面/face to face]：テキスト「第５章」
「第５章 ダム・河口堰をめぐる全国の動き」の報告と討論
第7回[対面/face to face]：テキスト「第６章」
「第６章 公共事業をめぐる状況と住民運動」の報告と討論
第8回[対面/face to face]：テキスト「第７章」
「第７章 利根川の利水問題」の報告と討論
第9回[対面/face to face]：テキスト「第８章」
「第８章 長良川河口堰の開門を目指す動き」の報告と討論
第10回[対面/face to face]：テキスト「第12、13章」
「第12章 ダムと山村、第13章 山村地域への還元策」の報告と討論
第11回[対面/face to face]：テキスト「第14、15章」
「第14章 脱ダム下における五木村の地域再生、第15章 脱ダムにかけた五木村村民の意識」の報告と討論
第12回[対面/face to face]：テキスト「第16章」
「第16章 ダムと環境保全について考える」の報告と討論
第13回[対面/face to face]：テキスト「終章」
「終章 水資源政策を展望する」の報告と討論
第14回[対面/face to face]：まとめ
まとめ 授業において得たもの、得られなかったものの確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業前、テキストの該当箇所を読んでくることはもちろん、該当箇所のテーマに沿った論文や本を読み、理解をより深める努力をします。
授業後、関連文献を読むことによって、自らの知識を高めます。
テキスト（教科書）Textbooks
伊藤達也『水資源問題の地理学』原書房 2023年
参考書References
伊藤達也・梶原健嗣『長良川河口堰と八ッ場ダムを歩く』成文堂 2023年
蔵治光一郎編『長良川のアユと河口堰』農文協 2024年
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表：50％、討論：50％
十分な準備が大前提となります。問題、論点の明確化された発表の評価が高く、討論は、単純な質問、意見に対する疑問の提示、反論を丁寧に分けて行うことが望ましいです。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
丁寧な議論に努めます。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 経済地理学、地域経済論、水資源研究、資源環境論
＜研究テーマ＞ 水資源問題、地域資源の持続可能な利用、河童による地域振興
＜主要研究業績＞
１．『水資源問題の地理学』原書房 2023
２．「河童は地域資源になれるか－田主丸町と福崎町の事例－」環境技術2023年2号 2023
３．「河童による地域振興－兵庫県福崎町を事例に－」法政大学文学部紀要86 2023
４．「地理学と環境問題－水資源政策を展望する－」法政地理55 2023
５．「ダムと環境問題について考える－川辺川ダム問題を事例に－」都市問題112-8 2021
６．伊藤達也・小田宏信・加藤幸治編『経済地理学への招待』ミネルヴァ書房 2020