人文科学研究科Graduate School of Humanities
OTR600B7(その他 / Others 600)国際日本学演習ⅠSeminar: International Japan Studies I
椎名 美智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X1024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市BT-0902 |
配当年次Grade | 院人際・修士課程・必修科目 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
国際日本学インスティテュート (修士課程)-必修科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to gain an overview of pragmatics and discourse analysis so that students can apply the methodologies and theories that are needed in their own research.
The students are required to read the chapter before and after the class. Those who are appointed to make presentations need to make ppt. and handouts for the class. The preparation for the class needs at least 2 hours.
Grading is based on the contribution to the class (50%) and the term end paper (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業で学ぶのは、基本的にはテキスト分析の方法です。書かれた言葉であれ、話された言葉であれ、それを一つのテキストとみなし、語用論の観点から分析する訓練をします。今年は語用論研究の領域を概観します。それを出発点として、狭い意味での言語的構築物のみならず、広い意味での言語活動、コミュニケーション全体を射程に入れて、一つ一つのテキスト分析の方法を確認していきます。
到達目標Goal
この授業は言語学の諸分野の内、テキスト分析に関わる基本的なトピックを扱った論文を読み、語用論の研究方法を身につけるとともに、自分が扱う研究課題を検討し、論文を執筆する応用力をつけることを目的とします。学生は、問いの立て方、仮説の立て方、データや調査方法を決めて、テーマを追求していく視点を獲得します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は基本的には対面ですが、変更する場合は、Hoppiiでお知らせします。
初回授業で担当を決めるので、履修予定の学生は必ず出席してください。
テキストは担当者を決めて、発表してもらいます。その後で、みんなでコメントを交換し、ディスカッションをします。
リアクションペーパーは毎時間、提出していただきます。授業の初めに、前回の授業に提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げて、全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
学生のプレセンテーションと議論:「語用論」とは何か?
第2回[対面/face to face]:第一章:敬語からみた日本語の種類(1)
学生のプレセンテーションと議論
第3回[対面/face to face]:第一章:敬語からみた日本語の種類(2)
学生のプレセンテーションと議論
第4回[対面/face to face]:第二章:『敬語の指針』についての覚書と、もう一つの敬語分類案(1)
学生のプレセンテーションと議論
第5回[対面/face to face]:第二章:『敬語の指針』についての覚書と、もう一つの敬語分類案(2)
学生のプレセンテーションと議論
第6回[対面/face to face]:第二章:『敬語の指針』についての覚書と、もう一つの敬語分類案(3)
学生のプレセンテーションと議論
第7回[対面/face to face]:第三章:なぜ今敬語は「5分類」になったのか?ー日本人の敬語意識に起こっていることー(1)
学生のプレセンテーションと議論
第8回[対面/face to face]:第三章:なぜ今敬語は「5分類」になったのか?ー日本人の敬語意識に起こっていることー(2)
学生のプレセンテーションと議論
第9回[対面/face to face]:第三章:なぜ今敬語は「5分類」になったのか?ー日本人の敬語意識に起こっていることー(3)
学生のプレセンテーションと議論
第10回[対面/face to face]:第四章:古典敬語の特質と関係規定語の問題(1)
学生のプレセンテーションと議論
第11回[対面/face to face]:第四章:古典敬語の特質と関係規定語の問題(2)
学生のプレセンテーションと議論
第12回[対面/face to face]:第四章:古典敬語の特質と関係規定語の問題(3)
学生のプレセンテーションと議論
第13回[対面/face to face]:第五章:日本語敬語の運用に関する語用論的研究(1)
学生のプレセンテーションと議論
第14回[対面/face to face]:第五章:日本語敬語の運用に関する語用論的研究(2)
学生のプレセンテーションと議論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習・復習については各2時間を標準とします。担当者でなくても、かならずテキストを読んで予習をしてきてください。
テキスト(教科書)Textbooks
近藤泰弘・澤田淳(共編)(2022)『敬語の文法と語用論』開拓社
教科書の購入はガイダンスの後にしてください。
参考書References
適宜、指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート(50%)に加え、授業中の参加の度合、貢献度(50%)を考慮し、総合的に判断します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
面談が評判がよいので、指導は授業と面談とのコンビネーションで進めていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
担当教員の専門分野等
<専門領域>語用論、文体論、コミュニケーション論
<研究テーマ>英語の呼称について、日本語のベネファクティブとポライトネスについて
<主要研究業績> 「させていただく」という問題系『日本語語用論フォーラム2』2017, ひつじ書房、他