Department of Global and Interdisciplinary Studies

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LAW100LA(法学 / law 100)
Law (Constitution of Japan)

金子 匡良

Class code etc
Faculty/Graduate school Department of Global and Interdisciplinary Studies
Attached documents
Year 2024
Class code A6616
Previous Class code
Previous Class title
Term 春学期授業/Spring
Day/Period 集中・その他/intensive・other courses
Class Type
Campus 市ヶ谷
Classroom name オンライン(市ヶ谷)
Grade 1~4
Credit(s) 2
Notes Not Available for ESOP Students.
Open Program
Open Program (Notes)
Global Open Program
Interdepartmental class taking system for Academic Achievers
Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes)
Class taught by instructors with practical experience
SDGs CP
Urban Design CP
Diversity CP
Learning for the Future CP
Carbon Neutral CP
Chiyoda Campus Consortium
Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title
Category (commenced 2024 onwards) 100-level General Study Courses
Value-Added Courses
Category (commenced 2020-2023) 100-level General Study Courses
Value-Added Courses
Category (commenced 2016-2019) 100-level General Study Courses
Adjunct Subjects

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Outline and objectives

この授業では、まず憲法の土台となっている立憲主義とそれが成立した歴史的背景について学び、法体系における憲法の存在意義・機能・役割を理解する。その上で、日本国憲法の歴史と全体構造を概観し、日本国憲法が社会において果たしている役割、あるいは果たすべき役割について考える。この授業の目的は、単に憲法の知識を学ぶことにあるのではなく、憲法を通じて現代社会の諸問題を分析し、自分なりの考えを提示できる力を養うことにある。

Goal

①憲法の土台となっている立憲主義とそれが成立した歴史的背景について理解する。
②法体系における憲法の機能と役割、および憲法の特質を理解する。
③日本国憲法が成立した歴史的経緯および日本国憲法の構造について理解する。
④現代社会で生起する諸問題について分析する力を養う。

Default language used in class

日本語 / Japanese

Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )

授業はHoppiiを通じて配布するプリントと動画を用いて、オンデマンド形式のオンライン授業で行う。受講者は予めプリントをダウンロードし、一読の上で動画を視聴し、自己学習を行う。質問はHoppiiの掲示板、およびメールを通じて受け付ける。質問等に対するフィードバックはHoppiiまたは個別のメールを通じて行う。

Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)

なし / No

Fieldwork in class

なし / No

Schedule

授業形態/methods of teaching:オンライン/online

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

第1回[オンライン/online]:憲法の意義と機能

法体系における憲法の位置づけと立憲主義の意義について学ぶ

第2回[オンライン/online]:憲法の歴史①

近代国家と近代憲法の成立経緯について学ぶ

第3回[オンライン/online]:憲法の歴史②

近代国家から現代国家への変遷、それに伴う現代憲法の成立について学ぶ

第4回[オンライン/online]:日本国憲法の概要

日本国憲法の制定経緯と構造について学ぶ

第5回[オンライン/online]:国民主権・天皇制

国民主権の意義と象徴天皇制の意義、および天皇の権能について学ぶ

第6回[オンライン/online]:平和主義

平和主義の内容とその変遷について学ぶ

第7回[オンライン/online]:平等権

平等権の意義とそれに関する判例について学ぶ

第8回[オンライン/online]:表現の自由

表現の自由の意義とそれに関する判例について学ぶ

第9回[オンライン/online]:参政権

参政権の意義とそれに関する判例について学ぶ

第10回[オンライン/online]:社会権

社会権の意義とそれに関する判例について学ぶ

第11回[オンライン/online]:権力分立

権力分立の類型と議院内閣制について学ぶ

第12回[オンライン/online]:違憲審査制

違憲審査制の意義と限界について学ぶ

第13回[オンライン/online]:司法権の独立

司法権の独立の意義とそれを脅かす要因について学ぶ

第14回[オンライン/online]:全体のまとめ

授業全体のまとめと期末試験を行う

Work to be done outside of class (preparation, etc.)

事前にHoppiiからプリントをダウンロードし、それをよく読んで要点を把握するとともに、疑問点を明らかにしておく。動画を視聴して自己学習を行った後に、プリントの内容が理解できたかどうか、また事前に抱いた疑問点が解明できたかどうかを確認し、授業内容を復習する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。

Textbooks

テキストは指定しない。授業はHoppiiを通じて配布するプリントを用いて行う。

References

毛利透『グラフィック憲法入門〔第2版〕』(新世社、2021年)
芦部信喜(高橋和之(補訂))『憲法〔第8版〕』(岩波書店、2023年)
安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本〔第3版〕』(有斐閣、2018年)
その他の参考文献は、授業の中で適宜紹介する。

Grading criteria

上記「到達目標」の達成度を学期末にオンラインで実施する期末試験の点数で判断し、成績を評価する(100%)。

Changes following student comments

法学の初学者が多いことを考慮して、なるべく平易な説明を心がける。

Others

国会議員政策担当秘書の実務経験がある。その知識と経験を活かして、日本の政治運営の実態、および現実政治における法の役割についても授業の中で随時触れていく。