人文科学研究科Graduate School of Humanities
ART500B2(芸術学 / Art studies 500)文芸と視聴覚芸術ALiterature and Audiovisual Arts A
越川 道夫
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X0140 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市院棟-201 |
配当年次Grade | 院人日・修士課程・専門科目 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
日本文学専攻 (修士課程) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Through discussion and research, students will deepen their own ideas about the relationship between film and literature, what "film" means and what "literature" means, and the relationship between the body and the foundation of each.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
実際に映画を制作、監督している担当講師との対話、ディスカッション、作品の研究発表を通して、映画と文学の関係、「映画」とは「文学」とは何か、そして、それぞれの基盤となる身体との関係について各自の考えを深めていく。
到達目標Goal
担当講師の作品だけでなく、様様な参考作品を鑑賞し、または関連するテーマについて書かれた文献を読み、さまざまな角度から検証し、作品の生成過程に触れ、「映画」と「文学」の比較によって、「映画」とは何か、「文学」とは何かを考え、講師とともに研究への視点を掘り下げていく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
担当講師の講義、場合よっては実際の映画製作現場の見学、参考作品を視聴し、その作品についてのディスカッションと、学生のゼミナール方式の研究発表によってすすめる。またコロナの感染状況によってオンラインの授業になった場合も各回ごとに学生の考えを吸い上げ、それに講師が授業、または個別に応答する形で授業を進めていく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
授業内容の概説
第2回[対面/face to face]:講義1/現場からの報告①
毎年のことながら、映画の原理を知ることから授業を始めます。
第3回[対面/face to face]:講義2/現場からの報告②
講師の映画制作現場での経験に則しながら、できるだけ具体的に映画の原理と身体との関係を学びます。
第4回[対面/face to face]:講義3/現場からの報告③
実際の映画制作者が映画の現場において何を考えているかということを伝えていきます。
第5回[対面/face to face]:講義4/現場からの報告④
必要に応じて文献を読んだり、作品を見ることを指示します。
第6回[対面/face to face]:講義5/現場からの報告⑤
随時質問や学生の考えを吸い上げ、それに応える形で有機的に授業を進めていく予定です。
第7回[対面/face to face]:参考作品①/鑑賞
鑑賞する作品は、学生の感心の持ち方を掬い上げながら可能なものの中から適宜指示します。
第8回[対面/face to face]:参考作品①/ディスカッション①
参考作品①についてのディスカッション
第9回[対面/face to face]:参考作品①/ディスカッション②
参考作品①についてのディスカッション
第10回[対面/face to face]:講義6/現場からの報告⑥
前回までのディスカッションを受けての講義
第11回[対面/face to face]:参考作品②/鑑賞
参考作品②の鑑賞
第12回[対面/face to face]:参考作品②/ディスカッション①
参考作品②についてのディスカッション
第13回[対面/face to face]:参考作品②/ディスカッション②
参考作品②についてのディスカッション
第14回[対面/face to face]:講義7/現場からの報告⑦
講師による講義
春期授業のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業で指示した映画作品を必ず見ること。
またオンライン授業の場合はYouTubeに授業動画をアップするので、視聴後感想、質問等のメールを必ず講師に送ること。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
柄谷行人『定本 日本近代文学の起源』 (岩波現代文庫)
前田英樹『小津安二郎の家―持続と浸透』(書肆山田)
この2冊には通年必ず言及します。またその他の文献に関しては適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
研究発表、レポート(50%)、授業参加度等(50%)によって、総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業で作品を見るだけでなく、各自で作品を見てもらうことがあります。その場合は、その都度視聴方法を指示します。視聴した作品を受けての授業を行いますので、授業に参加できなかった場合は、何を視聴したかを掲示板にあげますので、必ず見るようにしてください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域>映画
<研究テーマ>映画
<主要研究業績>『アレノ』(監督・脚本/2015)
『海辺の生と死』(監督・脚本/2017)
『月子』(監督・脚本/2017)
『二十六夜待ち』(監督・脚本/2017)
『夕陽のあと』(監督/2019)
『水いらずの星』(監督/2023)など
またプロデューサーとして『海炭市叙景』『楽隊のうさぎ』『かぞくのくに』『ゲゲゲの女房』『私は猫ストーカー』『ドライブイン蒲生』『白河夜船』など多くの映画を制作する。