人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT600B3（文学 / Literature 600）英米文学演習第三（British Fiction）ＡSeminar in English and American Literature (3) A
小澤 央
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X0204 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT-0507 |
| 配当年次Grade | 院人英・修士課程・専門科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
英文学専攻 （修士課程） |
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Outline (in English)
In this course, students are expected to carefully read Raymond William's The Country and the City (1973) and William Morris's News from Nowhere (1890) to discuss the texts and their relevant themes and issues. The goals of this course are to acquire the technique of interpreting literature and present a new interpretation convincingly. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. The final grade will be calculated according to the following process: participation in discussion (30%), presentation (30%) and term-end essay (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
＜講義題目：英国小説における「田舎と都会」＞
この授業では、今日も色褪せない批評理論の名著、Raymond WilliamsのThe Country and the City (1973)をみなで読み、そのテーマや問題について議論する。また、同書を参考にしながら、William MorrisのNews from Nowhere (1890)などを分析し、その理論の有効性や限界についても確認する。
文学を解釈するための専門的技術を身につけ、自分の解釈を説得力をもって主張することが目的である。
到達目標Goal
・The Country and the Cityで展開された理論を噛み砕いて説明できる。
・News from Nowhereを読了し、その背景事情を含めて説明できる。
・歴史的文脈やほかの作品との関係でテクストの意義を論じられる。
・長編小説を読み通せるだけの英語力をつける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
原則的に毎回レジュメ担当者を決め、その発表に基づいてみなで議論する。学期末にはレポートを書く。
発表に対してはその場で、レポートに対しては返却時にフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業の進め方の確認、テクストの背景の説明
第2回[対面/face to face]：『田舎と都会』 (1)
第1~5章の発表と議論
第3回[対面/face to face]：『田舎と都会』 (2)
第6~10章の発表と議論
第4回[対面/face to face]：『田舎と都会』 (3)
第11~15章の発表と議論
第5回[対面/face to face]：『田舎と都会』 (4)
第16~20章の発表と議論
第6回[対面/face to face]：『田舎と都会』 (5)
第21~25章の発表と議論
第7回[対面/face to face]：News from Nowhere (1)
第1~5章の発表と議論
第8回[対面/face to face]：News from Nowhere (2)
第6~10章の発表と議論
第9回[対面/face to face]：News from Nowhere (3)
第11~15章の発表と議論
第10回[対面/face to face]：News from Nowhere (4)
第16~20章の発表と議論
第11回[対面/face to face]：News from Nowhere (5)
第21~24章の発表と議論
第12回[対面/face to face]：News from Nowhere (6)
第25~28章の発表と議論
第13回[対面/face to face]：News from Nowhere (7)
第29~32章の発表と議論
第14回[対面/face to face]：まとめ
今学期の総括、期末レポートのテーマについての話し合い
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表者はレジュメを必ず用意すること。レジュメには、要約のみならず論点や意見などの提示が必要である。発表にあたっていなくても、テクストをしっかりと読み、自身の考えをまとめてゼミに参加すること。
予習・復習は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
・レイモンド・ウィリアムズ著、『田舎と都会』、山本和平、増田秀男、小川雅魚訳、晶文社、1985年
・William Morris, News from Nowhere, ed. David Leopold, Oxford World's Classics, 2003.
参考書References
・河野真太郎著、『〈田舎と都会〉の系譜学――二〇世紀イギリスと「文化」の地図』、ミネルヴァ書房、2013年
・ウィリアム・モリス著、『ユートピアだより』、川端康雄訳、岩波文庫、2013年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・議論への貢献度：30%
・発表：30%
・期末レポート：40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生のレジュメをもとにした議論をさらに充実させる。
その他の重要事項Others
基本的に全回に出席することが望ましい。この場合の「出席」とは、該当範囲を予習してきて、積極的にゼミに参加することを意味する。
コロナウイルスの感染状況によって授業形態を変更する可能性がある。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
英文学
＜研究テーマ＞
19世紀以降の英国小説、近現代ユートピア文学