人文科学研究科Graduate School of Humanities
GEO500B5（地理学 / Geography 500）自然地理学特殊講義ⅡSpecial Lecture on Physical Geography Ⅱ
宮下 雄次
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X0415 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期集中/Intensive(Fall) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市院棟-203・8/9（金）1,2,3,4,5限、8/10（土）1,2,3,4,5限、8/11（日）1,2,3,4限を予定 |
| 配当年次Grade | 院人地・修士課程・専門科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
地理学専攻 （修士課程） |
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Outline (in English)
（Course outline）
The aim of this course is to help students acquire of several hydrological reserach methods. It also provides an overview of groundwater and soil contamination.
（Learning Objectives）
The goals of this course are to understanding of hydrological reserach methods and to learn how to draw groundwater table maps and water quality maps.
（Learning activities outside of classroom）
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
（Grading Criteria /Policy）
Your overall grade in the class will be decided on the following
Term-end examination: 80%, in class contribution: 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
自然地理学の一分野である水文学を中心とした講義です。水文学が研究対象とする地下水や湧水、河川水などを調べる様々な調査手法の習得を目的とします。
また、環境問題の1つである地下水や土壌汚染の現状や調査法についても習得します。
到達目標Goal
地下水や湧水、河川水などの水文調査を行う際に必要な、水質の分析方法や作図法、地下水面図の作成や流動解析、ボーリング調査や揚水試験の実施方法・解析法など、水文調査における主な調査手法を理解し、習得することが出来ます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は対面で実施します。必要に応じて、作図や計算等の演習を行うため、ものさしと計算機（スマホアプリもしくは計算表ソフトで代用可）を使用します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：水文調査法概論
主な水文調査手法の概要と解説
第2回[対面/face to face]：水質調査1 陸水の水質（溶存成分・水の安定同位体）
河川水や地下水中の溶存成分（水質）等の特徴や成り立ち、水試料の採取方法
第3回[対面/face to face]：水質調査2 水質分析法、表示法とその解釈
水質分析法の紹介、野外調査で得た水質データの解析・作図手法
第4回[対面/face to face]：河川流量調査 河川調査の概要と測定方法
河川流量の計測方法の紹介、計測した河川流量データの解析
第5回[対面/face to face]：地下水調査 地下水面図・水頭分布図と地下水流動系
地下水位・水頭測定方法の紹介、地下水位データの解析・地下水面図の作成
第6回[対面/face to face]：物理探査 比抵抗探査・微動探査の概要と測定法
地下水調査に用いられる物理探査手法（比抵抗探査・微動探査）の概要と解析方法
第7回[対面/face to face]：水文調査における測量 地面の高さの測り方
各種の測量・測位方法（水準測量・GNSS測位・航空写真測位）の紹介と解析
第8回[対面/face to face]：地下水調査におけるボーリング調査
ボーリング調査の概要及び、ボーリング孔を利用した原位置試験法
第9回[対面/face to face]：地下水調査における土質試験・透水試験
土壌の三相分布と土質試験法、土質の透水係数と透水試験法
第10回[対面/face to face]：観測井を用いた調査 揚水試験・温度検層
地下水観測井を用いて行う各種試験法の紹介と解析
第11回[対面/face to face]：日本の地下水汚染の歴史と現状
日本の地下水汚染と対策、関係法令・条例
第12回[対面/face to face]：地下水汚染の調査と対策
日本における地下水汚染調査や対策手法の解説と事例紹介
第13回[対面/face to face]：土壌汚染対策法による調査
土壌汚染対策法による調査手法の解説と事例紹介
第14回[対面/face to face]：試験
試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用せず、配布資料に沿って講義を行います。
参考書References
新版 水環境調査の基礎 鈴木裕一ほか著 古今書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト+最終試験（80%）+平常点（20%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
作図や計算等の演習を行うため、筆記具、ものさし、計算機（スマホアプリもしくは計算表ソフトで代用可）を使用します。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 水文学、環境科学
＜研究テーマ＞ 日本における自噴帯湧水の研究
＜主要研究業績＞
著書（分担執筆）地熱資源をめぐる水・エネルギー・食料ネクサス―学際・超学際アプローチに向けて― （2.4章 微動探査による別府温泉帯水層の解明,2018年,近代科学社
論文(3rd Author): Endo et al.(2020):Dynamics of water–energy–food nexus methodology, methods, and tools. , 13,Feb, 46-60Current Opinion in Environmental Science & Health,