国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
OTR500G1－502（その他 / Others 500）国際文化研究日本語論文演習ＢAcademic Japanese for Non-native Speakers B
浅利 文子Fumiko ASARI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X2052 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市院棟‐701 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Foreign students whose mother tongue is not Japanese practice writing in Japanese to improve their ability to write master’s thesis on each specialized field.
【Grading criteria】
attitude toward class 50％（attendance state, positive attitude）
assignment 50％
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本語を母語としない留学生が、専門分野の論理的文章を読んだり書いたりする練習を通じて日本語を読み書きする能力を向上させ、専門分野の修士論文を書くための基礎力を拡充する。
到達目標Goal
・専門的レベルの日本語の文章を指定された字数で要約し、口頭で発表できる。
・自分の修士論文のテーマに関して、4000字程度の小論文を書くことができる。
・専門的レベルの日本語の文章やテーマについて議論できる。（発言者ひとりひとりの意見を正確に聴き取り、テーマの方向性に沿った論理的な意見を述べたり問題点を指摘したりして、テーマを深化し発展させることができる）
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
第1回の授業で、各受講生は自分の研究テーマについてスピーチします。第2回の授業では、全員が自分の研究テーマについてまとめた作文を提出し、添削を受けた後、音読発表します。第３回から第７回までは、各受講生が自分の研究テーマに沿った書籍や文献から一定の長さの日本語の文章を抜粋して全員に配布し、その要約を書いて発表し、全員でその内容や研究テーマとの関連性について感想・意見を出し合います。第８回から第１３回は、各自の研究テーマに沿った小論文を書きます。1200字程度から書き始め、第13回では、4000字程度の小論文を完成させます。第14回は、完成した4000字の小論文を口頭発表し、相互評価をします。提出された要約文・小論文は、すべて添削して返却します。学習内容・方法や速度・難易度は、受講生の水準に合わせて適宜変更します。学習支援システムを利用する際は、添削した課題に説明を加えて返却します。対面授業では、次回授業までに添削して返却し、必要に応じて説明をします。各回の授業の内容に応じて、受講生が積極的に意見交換を行う時間を設けます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション・研究テーマについてスピーチ
演習の目的と方針の説明、受講者の日本語レベル、研究テーマ、受講者の希望確認
第2回[対面/face to face]：作文「私の研究テーマ」
【演習１】作文後、添削された作文を各人が音読して発表し、添削内容について質疑応答
第3回[対面/face to face]：課題文①
【演習２】要約文を書いて提出、要約文の添削後、添削内容を確認し、課題文①について討議
第4回[対面/face to face]：課題文②
【演習３】要約文を書いて提出、要約文の添削後、添削内容を確認し、課題文②について討議
第5回[対面/face to face]：課題文③
【演習４】要約文を書いて提出、要約文の添削後、添削内容を確認し、課題文③について討議
第6回[対面/face to face]：課題文④
【演習５】要約文を書いて提出、要約文の添削後、添削内容を確認し、課題文④について討議
第7回[対面/face to face]：課題文⑤
【演習６】要約文を書いて提出、要約文の添削後、添削内容を確認し、課題文⑤について討議
第8回[対面/face to face]：小論文を書く①
【演習７】小論文を書く際のテーマ設定・論理展開・段落設定等について講義
第9回[対面/face to face]：小論文を書く②
【演習８】小論文提出、口頭発表、添削、相互評価、感想・意見交換
第10回[対面/face to face]：小論文を書く③
【演習９】小論文提出、口頭発表、添削、相互評価、感想・意見交換
第11回[対面/face to face]：小論文を書く④
【演習10】小論文提出、口頭発表、添削、相互評価、感想・意見交換
第12回[対面/face to face]：小論文を書く⑤
【演習11】小論文提出、口頭発表、添削、相互評価、感想・意見交換
第13回[対面/face to face]：小論文を書く⑥
【演習12】小論文提出、口頭発表、添削、相互評価、感想・意見交換
第14回[対面/face to face]：小論文を書く⑦（まとめ）
【演習13】4000字の小論文を口頭発表・相互評価
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①課題文や添削された文章を正確に音読する練習をする。
②添削された文章は必ず見直し、何をどう直されたか確認し、正確に音読できるよう練習する。
③正確に読み、書くために、日常生活においても、つねに正確に聞き、話すことに留意する。
本授業の準備学習・復習時間は、各４時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
なし
参考書References
『大学・大学院 留学生の日本語②作文編』アカデミック・ジャパニーズ研究会編著
ウンベルト・エコ『論文作法 調査・研究・執筆の技術と手順』而立書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点50パーセント（出席状況、発表・討議の内容や積極的姿勢）
提出物50パーセント（各回の提出物の内容の充実度）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・毎回、日本語の論理的文章を書き、日本語で発表する機会を設けます。
・提出された文章は全て添削して返却します。
・留学生の間違いやすい語法等の例を挙げ、説明します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
各自、パソコンを持参してください。
その他の重要事項Others
来年度の国際文化研究日本語論文演習Ｃの履修を推奨します。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞近現代日本文学
＜研究テーマ＞村上春樹ほか
＜主要研究業績＞『村上春樹 物語の力』（翰林書房）『村上春樹 物語を生きる』（翰林書房）『村上春樹スタディーズ2008－2010』（若草書房）『村上春樹研究叢書第４輯』『村上春樹研究叢書第5輯』『村上春樹研究叢書第6輯』『村上春樹研究叢書第７輯』（日本語版）等