国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
OTR500G1－001（その他 / Others 500）国際文化研究ＡIntercultural Communication Research Methods A
LETIZIA GUARINILetizia GUARINI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X2001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐0609LL |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
（Course outline）
This course introduces the foundations of the Graduate School of Intercultural Communication according to three domains of interdisciplinary research: multicultural interrelations, multiethnic coexistence, and multicultural informatics.
（Learning Objectives）
(1) To understand how to access bibliographic information necessary for research.
(2) To understand the interdisciplinary nature of research at the Graduate School of Intercultural Communication.
(3) To understand the methodologies used at this Graduate School to translate one's interests into research results.
（Learning activities outside of the classroom）
Students are expected to read the reference material and prepare for each class meeting (one to three hours for each session).
（Grading Criteria /Policy）
Assignments for each topic: 100% (10%x10 topics)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この科目「国際文化研究A」は、新入生（修士課程１年生）が大学院生として必要とする文献調査および講読、講義ノートの作成や整理に必要な技術を身につけることに主眼を置く。
到達目標Goal
(1) 研究上必要な書誌情報にアクセスする方法を理解している。
(2) 本研究科における研究の学際性について、本研究科に在籍する修士１年生にふさわしい認識を有している。
(3) みずからの関心を研究成果につなげていくための方法論について、本研究科に在籍する修士１年生にふさわしい認識を有している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
(1)第1回～第4回：大学院生として研究をおこなう上での基礎知識や、本研究科を取り巻く環境に慣れるための授業をおこなう。
(2)第5回～第13回：毎回異なるスピーカー（本研究科の専任教員）が、修士１年生向けに講義をおこなう。
(3)第14回：全体のまとめをおこなう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
自己紹介・関心紹介、授業計画について説明を行う。
第2回[対面/face to face]：リサーチデザイン(第1回)
・大学院における学習・研究について解説する。
・受講学生たちのこれまでの研究状況を確認する。
第3回[対面/face to face]：リサーチデザイン(第2回)
・引き続き、大学院における学習・研究について解説する。
・研究計画作成の重要性について意識を高める。
第4回[対面/face to face]：図書館ガイダンス
図書館員による図書館ガイダンスを利用しつつ、法政大学図書館を介した文献調査のイロハを学ぶ。
第5回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第1回）
佐藤千登勢先生（20世紀ロシア文学、文学理論、ロシア（ソ連）映画に関する研究）が講義を行う。
第6回 [対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第2回）
和泉順子先生（インターネット上の情報流通に関する研究）が講義を行う。
第7回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第3回）
今泉裕美子先生（国際関係学、太平洋島嶼国際関係史、ミクロネシア研究、沖縄研究）が講義を行う。
第8回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第4回）
重定如彦先生（情報科学の研究）が講義を行う。
第9回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第5回）
レティツィア・グアリーニ先生（日本現代文学、ジェンダー論に関する研究）が講義を行う。
第10回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第6回）
大嶋良明先生（ディジタル・メディア処理、音声情報処理に関する研究）が講義を行う。
第11回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第7回）
廣松勲先生（フランス語圏文学、文学理論に関する研究）が講義を行う。
第12回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第8回）
大中一彌先生（近現代のフランスを中心に政治学、政治思想史に関する研究）が講義を行う。
第13回[対面/face to face]：オムニバス形式の講義（第9回）
佐々木一惠先生（歴史学、ジェンダー研究、異文化接触論、帝国主義研究）が講義を行う。
第14回[対面/face to face]：総括
これまでの議論を踏まえて補足授業を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
別途指示する。
参考書References
別途指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、下記の①＋②の提出物などを総合的に判断して行う。
①「リサーチデザイン」＋②9つのオムニバス形式の講義ごとに「ミニ課題」にて採点：10％×10
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションをファシリテートする際に受講生をグループで分けて論点を示す必要があります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題提出などは、主にLMS（HoppiiやGoogle Classroom）を通じて行う。ただし、社会人学生などで、日中の授業に参加することが継続的に難しいＭ１生がいる場合、Zoomで授業を録画し、当該のＭ１生と共有する。当該のＭ１生（社会人学生）の発表担当についても、動画やLMSを介した双方向のやりとりを行う。
その他の重要事項Others
修士課程1年は必ず履修すること。
担当教員の専門分野等
レティツィア・グアリーニ
＜専門領域＞
日本近現代文学、ジェンダー理論、表象文化論
＜研究テーマ＞
現代日本社会における家族、とりわけ父親や父娘関係の表象について研究している。また、日本現代文学における妊娠・出産・授乳や現代文学とに焦点を当て、「女性の身体」という問題について文化表象の側面から考えている。
＜主要研究業績＞
Guarini, Letizia. "Voices against Gender-based Violence in Contemporary Japanese Literature: An Analysis of Two Novels by Kaoruko Himeno and Aoko Matsuda." Voiced and Voiceless in Asia, edited by Halina Zawiszová and Martin Lavička, Vydavatelství Univerzity Palackého, 2023, pp. 457-486
Guarini, Letizia. "Shōjo Sexuality in Post-War Japan: Parody and Subversion in Kurahashi Yumiko’s Divine Maiden." Japanese Studies vol. 42, no. 3, 2021, pp. 339-353, DOI: 10.1080/10371397.2022.2134098
グアリーニ・レティツィア「娘は父の支配から逃れられるのか？―角田光代の『ゆうべの神様』と『父のボール』に見る父娘関係」『ジェンダー研究』第23号（公益財団法人東海ジェンダー研究所発）、2021年、55-79頁