公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
POL500P1－222（政治学 / Politics 500）公共哲学研究Study on Public Philosophy
西谷内 博美Hiromi NISHIYAUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X9077 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 火 6/ Tue.6,火 7/ Tue.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市院棟‐602 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 （修士課程）政策研究コース専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
（Course outline）
The course's objective is to improve students' ability to comprehend and discuss environmental public policy by critical reading of relevant original literature.
（Learning Objectives）
At the end of the course, students should be able to :
・explain the recent environmental policies in terms of their historical background, achievements, limitations, and so on.
・take a critical look at the meaning of "sustainable development".
（Learning activities outside of classroom）
Students are required to read the relevant chapter(s) from the text prior to every class meeting. It takes you more than four hours to study for each class meeting.
（Grading Criteria /Policy）
Reporting in class (including regime) 30%, Term-end essay 30%, and Class contributions 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
世界的に1970年頃に環境主義が高揚しました。その環境主義についての理解を深めるための重要文献を講読します。
到達目標Goal
・現在当然視されつつある環境主義の言説について、その展開、背景、論理などについて説明できる。
・「持続可能な開発」の含意について、批判的（critical）に考察できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP4」は特に強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講読対象の文献は『地球の未来を守るために』（1987）を予定しています。この図書は、目下世界的に取り組まれているSDGsが目指す「持続可能な開発」という概念を定義した国連の報告書『our common future』の和訳です。ただし、当図書は入手が困難なため、受講人数や受講者の意向によっては文献を変更する可能性があります。その場合の候補としてはローマクラブの『成長の限界』（1972）を想定しています。
以下の授業計画では、『地球の未来を守るために』を講読する場合の予定を記入しています。文献を変更する場合、授業計画は全く異なった進行になります。
原則として授業では、受講者がそれぞれ章ごとにレジュメを作成し、各授業ではその報告に基づいて文献の検討を行います。報告に対しては、授業中に参加者全員による質疑・議論を行い、講評を行うことによってフィードバックします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンスと導入的講義
・授業の内容と進め方を共有する
・SDGsの二本柱となっている環境主義と南北問題の大きな流れを確認する
・テキストの「監修者はしがき」と「ブルントラント委員長の緒言」から当該報告書の背景・意義・成り立ちなどについて考察する
第2回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』序章
「『地球は一つ』から『世界は一つ』へ」
第3回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』第1章
「脅かされる未来」
第4回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』第2章
「持続的な開発に向けて」
第5回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』第3章～6章までのいずれかから2つの章
経済、人口、食糧安全保障、生態系
第6回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』第7章～11章までのいずれかから2つの章
エネルギー、工業、都市問題、コモンズ、安全保障
第7回[対面/face to face]：文献購読：『地球の未来を守るために』第12章
「共同の行動に向けて――組織と法制度の変革に関する提案」
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
文献を事前に精読してください。授業の後は、その内容について復習を行ってください。
文献の内容報告のための準備と、授業の最終回に提出する期末レポートの作成を行う必要があります。
テキスト（教科書）Textbooks
the World Commission on Environment and Development, 1987, "Our Common Future" Oxford University Press (=1987, 大来佐武郎監訳『地球の未来を守るために』福武書店.）
参考書References
Meadows, Donella H., Dennis L. Meadows, Jorgen Randers, and William W. Behrens III, 1972, "The Limits to growth: A report for the Club of Rome's Project on the Predicament of Mankind" New York: Universe Books. (=1972, 大来佐武郎監訳『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』ダイヤモンド社.）
成績評価の方法と基準Grading criteria
レジュメによる報告（30%）及び期末レポート（30％）に加え、授業中の質疑や討論における発言などの授業参加（40％）により評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Hoppiiにアクセス可能なデバイス
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞環境社会学、国際社会学、コミュニティ論
＜研究テーマ＞廃棄物管理、開発援助、アカデミック・ライティング
＜主要研究業績＞
2022「日本における大学ライティング教育の変遷」『東京電機大学総合文化研究』20：55-63
2018『白老における「アイヌ民族」の変容』東信堂.
2016『開発援助の介入論』東信堂.