公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOS500P1－073（その他の社会科学 / Social science 500）学術的文章作成演習（応用）Academic Writing (advanced)
西谷内 博美Hiromi NISHIYAUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X9040 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
| 曜日・時限Day/Period | 土 3/ Sat.3,土 4/ Sat.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市院棟‐201 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 （修士課程）研究科共通科目 |
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Outline (in English)
（Course outline）
The objective of the course is to improve students' academic writing abilities. For this purpose, students are introduced to the basic concepts and conventions of academic writing.
（Learning Objectives）
Upon completion of the course, students should:
・be aware of a series of writing processes.
・gain practical experience of each process.
・be able to write an effective research plan.
（Learning activities outside of classroom）
Before each class meeting, students will be expected to have completed their assignment(s) and read the relevant chapter(s) from the text. It is necessary for you to spend more than four hours studying for each class meeting.
（Grading Criteria /Policy）
Research plan 20％、Term examination 20％、Assignments 30 ％, Class contribution 30 ％
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学術論文の執筆能力を高めること、言い換えると「学術論文」を作成するための一般的な知識を体系的に学んだり、技術を習得したりすることが目的です。
到達目標Goal
・論文のかたちや構成要素などについての理解を深め、その知識を実践的に活用することができる。
・パラグラフ・ライティングにもとづく論証が出来る。
・授業内容を踏まえて、自分の研究計画を作成することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。公共政策学専攻政策研究コースにおいては、ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に関連している。サスティナビリティ学専攻「学術的文章作成演習（応用）」においては、ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この科目は演習です。つまり、講義よりも実践的な作業が多くなります。
より具体的には、宿題あるいは授業内で作業をしてもらい、その成果をグループワーク形式でピアインストラクションすることが主要な進め方です。また、ピアインストラクションの延長として講師からもフィードバックします。
なお以下の授業計画は暫定的なものです。実際には、受講人数や受講者のニーズに応じて進捗のペースや実施の順番を調整します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンスとプレテスト
・授業の内容と進め方を共有する。
・プレテストを実施する。
第2回[対面/face to face]：論文とは何か／論文の型
・論文の特徴を理解する（テキスト第1章）
・論文の型や意義を理解する（テキスト第2章）
第3回[対面/face to face]：論証とその技法
論証の技法を理解する（テキスト第9章）
第4回[対面/face to face]：論証の練習①思考の整理
論証の技法を用いて思考の整理をする。
第5回[対面/face to face]：論証の練習②議論
論証の技法を用いて議論を整理する。
第6回[対面/face to face]：主題と対象①理解
主題と対象の使い分けを理解する（テキスト第3章）
第7回[対面/face to face]：主題と対象②実践
主題と対象の使い分けを実践する
第8回[対面/face to face]：先行研究の特定／調査設計（レシピ）
・主題を絞り、先行研究リストを作成する（テキスト第4章）
・調査設計の方法を理解し実践する（テキスト第5章）
第9回[対面/face to face]：学問体系と「先行研究の検討」
・学問体系と「先行研究の検討」についての理解を深める（テキスト第6章）
第10回[対面/face to face]：研究計画書／構成と仕上げ
・研究計画とプレゼンテーションについて理解を深める（テキスト第8章）
・最後のチェックポイントを確認する（テキスト第11章）
第11回[対面/face to face]：社会調査法
社会科学でよく使われる実証的調査の方法を概観する（テキスト第7章）
第12回[対面/face to face]：スタイルガイド
引用の方法を理解し練習する（テキスト第10章）
第13回[対面/face to face]：プレゼンテーション
研究計画をプレゼンテーションする
第14回[対面/face to face]：ポストテスト
ポストテストを実施する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎授業回に一定量の宿題（予習課題や復習課題）があります。授業内では、持ち寄った宿題回答を用いて授業を進めることになるため、宿題は必ず実施してください（宿題を提出していない場合は授業参加が難しくなります）。
また、予習および復習としてテキストの該当箇所を読み、理解を深めてください。
テキスト（教科書）Textbooks
小熊英二, 2022, 『基礎からわかる――論文の書き方』講談社.
参考書References
佐渡島紗織・吉野亜矢子 , 2021, 『これから研究を書くひとのためのガイドブック第2版』ひつじ書房.
井下千以子, 2019,『思考を鍛えるレポート論文作成法 第3版』慶應義塾大学出版会.
成績評価の方法と基準Grading criteria
研究計画書とプレゼンテーション20％、ポストテスト20％、平常点60％。平常点の内訳は以下の通り。ただし配分は受講人数等に応じて調整する場合があります（宿題30％、発言とグループワーク20 ％、リアクションペーパー10 ％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
インターネットに接続可能なPCをご準備ください。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞環境社会学、国際社会学、コミュニティ論
＜研究テーマ＞廃棄物管理、開発援助、アカデミック・ライティング
＜主要研究業績＞
2022「日本における大学ライティング教育の変遷」『東京電機大学総合文化研究』20：55-63
2018『白老における「アイヌ民族」の変容』東信堂.
2016『開発援助の介入論』東信堂.