キャリアデザイン学研究科Graduate School of Career Studies
MAN500M1-1405(経営学 / Management 500)職業キャリア政策論Policy on Career Development and Occupation
松浦 民恵、中村 天江Tamie MATSUURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学研究科Graduate School of Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X8018 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市院棟‐203 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
プログラム科目 ビジネスキャリアプログラム |
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Outline (in English)
<Course outline>
In this course, students will learn what is a job, views of occupation, and the social structure that is underlying of them by understanding from historical and international point of view. After that, students will review a present state. Besides, students will learn a background or present state of Ability for Job Development Support Policy and Matching Job with Employee Policy and think about problems and what the ideal state of them. In this course, students are required to submit reports and documents to introduce examples, and you will give a presentation, have a discussion and review reports.
<Learning Objectives>
・It is possible to understand the position and view of occupation in relation to the social structure.
・It is possible to understand the current state of policies and issues of countries and companies involved in professional careers and to consider them from a compound perspective.
・For the preparation of a master's thesis, it will be possible to accurately set a subject, present a hypothesis, and develop a persuasive argument.
<Learning activities outside of classroom>
The standard time for preparatory study and review for this class is 2 hours each.
<Grading Criteria /Policy>
Grading will be decided based on in-class contributions (30%), summaries (30%), and reports (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、「職業キャリア」を軸として、職業の位置づけや職業観とその背景にある社会構造を、歴史的・国際的な観点から理解し、その上で現状について改めて考えます。また、職業能力開発支援政策・職業と人材のマッチング政策の背景・現状について学び、課題やあるべき方向性について考えます。途中で事例紹介のための資料、課題レポートを提出頂き、授業のなかでの発表・ディスカッション・講評(講評はレポートについて)を予定しています。
到達目標Goal
以下を到達目標とします。
①職業の位置づけや職業観について、社会構造と関連づけて理解することができる。
②職業キャリアに関わる国や企業の政策の現状や課題を理解し、複眼的な視点で考察することができる。
③修士論文の作成に向けて、的確な課題設定・仮説提示や、説得的な論旨の展開ができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち,「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は14週(2限続きで合計28回)で実施します。本授業は2名の講師が担当します(最初の授業で詳細お伝えしますが、回によって講師がかわります)。いずれの講師についても、毎回、講義形式(問題提起や概説)だけでなく、輪読やディスカッションを中心とする参画型の形式も取り入れます。
輪読については、最初の授業で指定した文献・論文について担当の受講者から報告頂き、全員でディスカッションを行います。
また、①勤務先等の事例をご紹介いただく回、②統一テーマ「企業・団体における人材育成(仮)」のなかで自分なりの個別テーマを立てて執筆頂いたレポートをご報告頂く回、も設ける予定です。
初日(1回目と2回目)と2日目(3回目と4回目)と最終日(27回目と28回目)の授業は対面で、それ以外はオンラインで実施予定です。(同じ回で対面とオンラインを併用することは予定しておりません)。
なお、受講人数等によって指定文献・論文の輪読の回数を調整する必要がありますので、それ次第で授業計画を一部変更することになります点、予めご了承ください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
①授業の進め方の説明(文献・論文の指定とレジュメ作成の分担、課題レポートのテーマ等)
②受講者の現時点での問題意識の共有
第2回[対面/face to face]:職業とは
職業の定義や日本における職業の位置づけに関する概説
第3回[対面/face to face]:職業とそれを取り巻く社会環境の変遷(1)
職業とそれを取り巻く社会環境の変遷に関する概説
第4回[対面/face to face]:職業とそれを取り巻く社会環境の変遷(2)
職業の変遷と今後の変化に関するディスカッション
第5回[オンライン/online]:職業能力評価・支援(1)
職業能力とリスキリングに関する概説
第6回[オンライン/online]:職業能力評価と支援(2)
リスキリングに関するディスカッション
第7回[オンライン/online]:事例紹介~企業・団体における職業能力開発支援の現状と課題(1)
企業・団体における職業能力開発支援の現状と課題~民間企業(仮)
第8回[オンライン/online]:事例紹介~企業・団体における職業能力開発支援の現状と課題(2)
企業・団体における職業能力開発支援の現状と課題~団体(仮)
第9回[オンライン/online]:職業キャリア政策(1)職業キャリアに関するする労働政策の潮流と決定メカニズム
職業キャリアに関するする労働政策の潮流と決定メカニズムに関する概説
第10回[オンライン/online]:職業キャリア政策(2)同一労働同一賃金と均等・均衡規制
同一労働同一賃金の議論の背景と均等・均衡規制の考え方に関する概説
第11回[オンライン/online]:職業キャリア政策(3)賃金をめぐる政策①
最低賃金等、賃金をめぐる政策に関する概説
第12回[オンライン/online]:職業キャリア政策(4)賃金をめぐる政策②
最低賃金に関するディスカッション
第13回[オンライン/online]:職業キャリア政策(5)労働時間規制①
労働時間規制の背景や変遷に関する概説
第14回[オンライン/online]:職業キャリア政策(6)労働時間規制②
指定文献の輪読とディスカッション
第15回[オンライン/online]:職業キャリア政策(7)男女共同参画①
男女共同参画の現状・課題や政策に関する概説
第16回[オンライン/online]:職業キャリア政策(8)男女共同参画②
指定文献の輪読とディスカッション
第17回[オンライン/online]:職業キャリア政策(9)労使関係①
労使関係の現状・課題や政策に関する概説
第18回[オンライン/online]:職業キャリア政策(10)労使関係②
指定文献・論文の輪読とディスカッション
第19回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(1)労働市場①
労働市場における職業と人材に関する概説
第20回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(2)労働市場②
指定文献・論文の輪読とディスカッション
第21回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(3)雇用仲介等①
職業紹介・求人広告・プラットフォームに関する概説
第22回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(4)雇用仲介等②
指定文献・論文の輪読とディスカッション
第23回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(5)派遣①
派遣規制の変遷に関する概説
第24回[オンライン/online]:職業と人材のマッチング(6)派遣②
派遣社員のキャリア形成に関する概説
第25回[オンライン/online]:統一テーマ(仮)企業における人材育成(1)
課題レポートの報告と質疑・講評~民間企業・前半
第26回[オンライン/online]:統一テーマ(仮)企業における人材育成(2)
課題レポートの報告と質疑・講評~民間企業・後半
第27回[対面/face to face]:統一テーマ(仮)企業における人材育成(3)
課題レポートの報告と質疑・講評~団体
第28回[対面/face to face]:授業の振り返り
これまでの授業の振り返り
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定した文献・論文については、受講者全員が事前に読んだ上でご出席下さい。また、指定した文献・論文のレジュメ作成を受講者で分担頂きます。これとは別に、授業のなかで事例の紹介(簡単なメモの提出)、課題レポートの報告(事前提出)が必要です。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しませんが(授業毎に資料を配布します)、文献(初回授業で指定します)を輪読します(分担してレジュメの作成、報告を頂きます)。
輪読する文献は、原則としてご自身で準備頂きます(文献の場合はご購入もしくは図書館から借りて頂くことになります。
参考書References
授業のなかで適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(ディスカッションへの貢献等)、輪読のレジュメの作成・報告(レジュメの内容把握の的確さ、報告のわかりやすさ、質問への対応等)、事例紹介、課題レポートの執筆・報告(課題設定や仮説提示の的確さ、論旨展開における説得力等)で評価します。平常点30%、レジュメ30%、レポート40%を原則とします。
レポート未提出(提出期限を過ぎてからの提出を含む)の場合、評価点はゼロ(原則としてD評価)となりますので、ご注意ください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
概説の途中のディスカッションも好評でしたので継続したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン等の情報機器。輪読する文献。
その他の重要事項Others
欠席や遅刻・早退の場合は事前に該当回の担当教員ご連絡ください。報告担当の回は原則として必ず出席してください(どうしても出席できない場合はお早めにご相談ください)。
受講人数などによって授業運営が変更になる場合があります。学習支援システムで詳細をご案内しますので、ご登録をお願いいたします。
担当教員の専門分野(松浦民恵)等
<専門領域>
人的資源管理論、労働政策
<研究テーマ>
働き方改革、非正社員のキャリア形成、女性や高齢者の活躍推進、幹部候補の人材育成など
<主要研究業績>
『働き方改革の基本』(佐藤博樹・高見具広と共著、中央経済社、2020年)
『営業職の人材マネジメント』(中央経済社、2012年)
担当教員の専門分野(中村天江)
<専門領域>
人的資源管理論、労働政策
<研究テーマ>
労使関係、労働市場、雇用システム、就業構造
<主要研究業績>
「労働組合はデジタルを武器にできるのか?」『DIO』No.389(特集、編著者)
『ジョブ型vsメンバーシップ型 日本の雇用を展望する』(共著、中央経済社、2022年)
『採用のストラテジー』(単著、慶應義塾大学出版会、2020年)