国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
LIN300GA(言語学 / Linguistics 300)世界の言語ⅡLanguage in the World II
内山 政春Masaharu UTIYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C0301 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S307 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 隔年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
<Course outline>
The aim of this course is to help students acquire general knowledge about languages in Asia, especially East Asia, including Japan, Korea, China, Taiwan and Vietnam.
This course will also deals with so-called constructed language "Esperanto".
<Learning Objectives>
The goal of this course is to acquire a fair perspective on language.
<Learning activities outside of classroom>
Students will be expected to submit a reaction paper after class.
<Grading Criteria/Policy>
Your overall grade in the class will be desided based on your reaction papers.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は「世界の言語Ⅰ」と交替で隔年開講されています.「世界の言語Ⅰ」がヨーロッパ諸言語に関する内容であるのに対して,この授業ではアジアの言語,特に東アジア漢字文化圏各国(日本,南北朝鮮,中国,台湾,ベトナム)の言語を中心に取り上げたいと思います.しかしそれに限らず,言語をとりまくさまざまな現象に関して言及しながら,みなさんの学習言語が何語であれ,その学習に少しでも役立つような話をしたいと思っています.人工言語として知られるエスペラントについても取り上げる予定です.
到達目標Goal
言語について公平な視点をもてるようになること(一例をあげれば「日本語は非論理的,英語は論理的」のような俗説に惑わされないようになること).そして学習言語と日本語をさまざまな側面から対照できる力をつけること.以上のことを目標にして履修してください.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には講義形式で行ないますが,SA先の言語に関して言及するときは,該当する学生に質問することもあるでしょう.毎回のみなさんの感想や質問は,次回以降にファイルにまとめて配布する予定です.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:言語と方言─ひとつの「ことば」とは─
・世界の国家数と言語数
・言語と方言
・日本の言語
2[対面/face to face]:言語の分類─やさしい言語と難しい言語─
・やさしい言語と難しい言語
・系統論による分類
・類型論による分類
・外国語の難しさと文法
3[対面/face to face]:音声と音素─同じ「音」と異なる「音」─
・日本語のローマ字表記
・音声と音素
・ローマ字表記と音素
・外国語学習と音
4[対面/face to face]:言語と文字─文字は「音」をあらわすものか─
・言語数と文字数
・文字の系統と分類
・ローマ字の広がり
・文字の目的
5[対面/face to face]:漢字と漢字文化圏
・言語としての漢字文化圏
・中国語と漢字
・漢字の伝播
・表音文字の発達
・漢字のしくみ
・形を失った漢字
・漢字圏での固有名詞の読み方
6[対面/face to face]:中国語とその周辺1
・「中国語」とは?
・「中国語」の表記
7[対面/face to face]:中国語とその周辺2
・「中国語」の用いられる地域
・「中国語」は存在するか?
8[対面/face to face]:中国語とその周辺3
・中国語を用いる2つの国家
9[対面/face to face]:台湾の言語1
・台湾の中国語
10[対面/face to face]:台湾の言語2
・「多言語国家」としての台湾
11[対面/face to face]:朝鮮語とその周辺1
・朝鮮語の使用領域
・言語と文字の名称
・歴史と系統
・朝鮮語の表記
12[対面/face to face]:朝鮮語とその周辺2
・ハングルの出現
・近代の朝鮮語
・戦後の朝鮮語
・ハングルの海外「進出」
・南北の朝鮮語のちがい
・語彙と文法
13[対面/face to face]:ヨーロッパの諸言語と文法カテゴリー
・ヨーロッパ諸言語の系統
・ヨーロッパ諸言語の話者数
・ヨーロッパ主要言語の語彙
・語彙の借用
・文法カテゴリー
14[対面/face to face]:エスペラント
・人工言語の試みとエスペラント
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
SA先の言語はもちろん,その他の外国語にも,そして日本語にも,ことばと名のつくものに広く関心を持ってください.関連する本を積極的に読んでください.
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特にありません.スライドを見てもらいながら講義をします.
参考書References
特に指定はしませんが,各項目に関して興味のある人は『言語学大辞典』(三省堂)を参照してください.
成績評価の方法と基準Grading criteria
従来の対面授業では,毎回の授業の終わりに講義に関する感想や質問を書いてもらっていましたが,今回は授業では出席確認のみにし,感想や質問はHoppiiで提出してもらうことにしようと思います.その方が時間の余裕をもってまとまったことを書けると思うからです.リアクションペーパーの内容は最低字数を定め(200字),毎回の内容を総合して評価します(100%).100点満点で60点以上を合格とします.
あまりにも出席が少ない場合,リアクションペーパーの内容があまりにも投げやりな場合には,毎回の提出評価の対象から外すこともあります.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「遅刻した場合に別の紙(講義に関する感想や質問を書くためのもの)を配るのはおかしい」などという意見がありました(遅刻者を判別するために私は数年前の授業でそのようなことを行なっていました).授業が始まっているのに遅刻者が教室にゾロゾロ入ってくると,他の学生の迷惑にもなり,授業の進行も遅れがちになります.授業開始の時点で学生が着席しているのは「あたりまえ」のことです.それが守れない人,また私語をする人は,他の学生に迷惑となりますので,受講しないでください.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教員が準備した映像資料を見てもらいながら話を進めます.
その他の重要事項Others
順序と内容に若干の変更がある可能性があります.