情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
OTR200KA-TT-101(その他 / Others 200)情報社会と情報倫理Information Society and Related Ethics
中島 円Madoka NAKAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | J0311 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) |
教養科目 人文系科目 |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) |
教養科目 人文系科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
■Course Outline
This course deals with the information society, information ethics and security. In particular, the course aims to improve students' ability to understand and explain the Internet and issues of life, education and business.
■Learning objectives
By the end of the course, students are expected to be able to
- understand and explain the importance of ethics in living in the information society
- understand and comment on internet crime, privacy issues, rules and laws
- understand the history of the Internet and how it works, and be able to think of solutions to problems
■Learning activities outside the classroom
Lectures (2 credits)
It is recommended that students read the relevant chapter of the textbook before each class. At least one hour of study is required in each class.
■Grading criteria and policy
The final grade will be calculated by the following process Small report in each class (70%), Final report (30%), Attendance and contribution to the class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
私たちが住んでいる情報社会についてその良い点と問題点を探り、情報社会における倫理観とはどのようなものかを把握して、情報社会で快適に暮らしていくために倫理観がいかに大事であるかを理解していただく。
到達目標Goal
本講義の到達目標は情報社会の良い点と問題点を理解すると共に、情報社会のおける倫理観とは何かについての理解を深めることである。特に、様々な情報技術が集約されているインターネットに焦点を当てて、その光と影の部分を理解して、今後益々必要となってくる倫理観を深めてもらうことである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
情報科学部ディプロマポリシーのうち「DP1」と「DP3-1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
現代社会はIT化がいたる所に浸透し、それによる恩恵は想像の域を越える領域に到っている。特に、インターネットの普及は目を見張るものがあるが、その利便性(光の部分)と共に注意しなければならないのが、影の部分(被害、犯罪等)である。本講義では情報社会におけるインターネットに主に焦点を当て、インターネットの光の部分と共に現実に起こっている影の部分を十分に理解する事で、被害者にならないようにする事や、更に他者への配慮を行い加害者にならないようにする事について学習し、今後の情報社会における情報倫理のあり方についての理解を深める。
更に、情報社会を歴史的に見て、今後の情報社会は社会/産業構造をどの様に変革していく可能性を持つかについての理解を深めると共に今後の情報社会に対応する職業観・倫理観を培ってもらう。授業で課した課題(小テストやレポート)等を取り上げ、授業内で全体に対してフィードバックを行う。
毎回の講義の流れは、小レポートのフィードバック、スライド説明、ディスカッション、動画上映、小レポートとなっている。ディスカッションの時間をできるだけ多く取り、活発に意見を出し合えるよう進行していく。
■ 小レポートのフィードバック: 小レポートのフィードバックを行う。できるだけ多くの受講者と対話を行う。
■ スライド説明: 授業計画に掲げたテーマに沿って、スライドで説明する。話が一方的にならないよう、常時対話をしながら進める。
■ 動画上映: 講義にあわせて動画を上映する。
■ 小レポート: 毎回講義にあわせて出題する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:情報社会と情報倫理の概要
オリエンテーションとして、授業の目標、進め方、評価を伝える。
また受講生が情報社会や情報倫理についてどんな意識を持っているかについて現状を把握していく。
第2回[対面/face to face]:インターネットと情報
インターネットがどのようにして生まれてきたのかについての歴史を述べると共に、インターネットの良い面や問題点について考察する。
第3回[対面/face to face]:情報とその扱われ方、IT化との関係
情報が歴史的に見てどのように取り扱われて来たかについて述べると共に、現代社会において情報システムがどのように効果的に使われているかについて説明していく。
第4回[対面/face to face]:インターネットと個人情報及び知的財産権との関係
インターネット時代に注意すべき点として個人情報を取り上げると共に知的財産権(特許や著作権等)について述べていく。
第5回[対面/face to face]:インターネットと生活(1)-パケット通信方式の活用法
インターネットで使われているパケット通信の原理とはどのようなものかを知ってもらい、従来方式との違いや利点等について説明していく。
第6回[対面/face to face]:インターネットと生活(2)-インターネットの各種利用形態
インターネットがどの様に私たちの生活に入り込んでいるか、公共サービスや医療からショッピング、ゲーム等の利用形態から見ていく。
第7回[対面/face to face]:インターネットとビジネス
インターネットやDX(デジタルトランスフォーメーション)、スマートフォンを利用したビジネスにはどのような形態があるか、また5GやIoTが未来の情報社会をどう変えていくのかについて考える。
第8回[対面/face to face]:情報社会と教育の関係
情報社会で仕事をしていくとはどの様なことであるか、またそのために必要な教育とは何かについて社会構造と職業の関係から見ていく。
第9回[対面/face to face]:ネットワーク社会とコミュニケーション
ネットワーク社会でコミュニケーションをとっていくことを心理面から考察すると共にSNSや電子メールの効果的な使い方や注意点を見ていく。
第10回[対面/face to face]:インターネットとセキュリティ(1)
インターネットを安全に使えることが大事であるが、その第一歩として現状の問題点(不正アクセス、ウイルス被害等)を把握し、その対策を理解してもらう。
第11回[対面/face to face]:インターネットとセキュリティ(2)
インターネットの安全性対策として使われている暗号化技術や認証技術とはどんなものかについて理解してもらう。
第12回[対面/face to face]:インターネットと犯罪
インターネット時代の犯罪としてどのようなものがあるかを具体例を通して把握してもらう。
第13回[対面/face to face]:インターネットと情報倫理
インターネットやAI(人工知能)を安全かつ有効に活用して行くためには、これを使用する各個人の倫理意識が極めて大事であることを理解してもらう。
第14回[対面/face to face]:全体のまとめと最終確認
授業全体のまとめを行い、重要な部分についての理解度を客観的に確認すると共にその解説を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業前に資料の該当箇所を読む必要がある。各授業の準備、復習に4時間が必要である。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。投映資料(PowerPoint)を使用し、そのファイルは授業前に公開する。参考書は授業中に示す。
参考書References
情報社会と情報倫理(丸善出版)、情報社会(NTT出版)、ウェブ進化論(ちくま) 、新ソーシャルメディア完全読本(アスキー)、第4の産業革命(朝日新聞)、センサーシティー(インプレスR&D)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎週の小レポート(約70%)、最終レポート(約30%)授業への貢献等を総合して評価する。期末試験は行わない予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
情報処理の重要な技術や倫理について正しく理解していない学生が一定の比率でいると思われるので、基礎的な項目について学生の理解度を授業を通して把握しながら進めていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
感染症に状況によってはオンラインによる授業を行います。そのため、インターネット接続可能なパソコンまたはスマートフォンを利用することがあります。