理工・生命科学部教養科目KLAC Course
BSP100LC(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)科学技術史History of Science
馬場 敏幸Toshiyuki BABA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | H3117 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小東館-E106 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 人文・社会・自然科学系 |
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Outline (in English)
In this class, you learn the history of a science and a technology. You should understand the main current of how a science and a technology was born, inherited and changed from an ancient age until a modern age. In human society, the common sense or the truth had been changed upon the time period or in a place. You should learn from history that “the truth” is not absolute. I hope you foster a questioning mind, thinking outside the box. As outside studies, I hope one and half hour before classroom and two and half hours after classroom. Grading is mainly based on quizzes and reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
授業の到達目標及びテーマ 本講義では科学技術の歴史について、西洋近代科学の発祥・発展を主に学ぶ。受講者は科学技術がどのように誕生し、受け継がれ、近代に至ってきたのかについての大きな流れを理解してほしい。人間社会において、常識や真実は、時代や場所によって移り変わってきた。「真実」は絶対ではないことを歴史から学び、時には固定概念にとらわれず探求する精神を育んでほしい。
到達目標Goal
本講義では、紀元前から近代までの科学技術の変遷を学ぶ。科学技術はあるきっかけで誕生し、変遷、転用、融合を経て進化し、受け継がれる。そうした経緯について、西洋の事例を中心に、古代、中世、近代の例を題材に学ぶ。科学技術のさまざまな着想と発明・発見の背景、そして「常識」の危うさ、もろさ。疑問を持つことの重要性についても知見を深めてもらいたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、以下に関連している。理工学部:「DP2」と「DP4」、生命科学部「DP1」。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
スライド投影にて講義を行い、適宜理解力テストを行う。復習用に授業終了後一週間以内をめどに使用したスライドはHoppiiにアップロードする予定である。本講義は対面講義を基本とするが、事情によりオンデマンド・Zoomなどを行う場合は講義数日前~一週間前をめどに授業支援システムを通じて掲示するので各自事前に確認してほしい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の進め方 序論
2[対面/face to face]:はじまり
道具の使用と農業の開始
3[対面/face to face]:古代
古代都市国家の形成と技術の芽生え
4[対面/face to face]:ギリシア1
科学思想の芽生え
5[対面/face to face]:ギリシア2
科学思想体系の確立
6[対面/face to face]:アレクサンドリア1
エラトステネス・アルキメデスら
7[対面/face to face]:アレクサンドリア2
三大機械技師
8[対面/face to face]:ローマ
建築技術の発展など
9[対面/face to face]:中世ヨーロッパ1
古代科学技術の衰退と復古
10[対面/face to face]:中世ヨーロッパ2
スコラ学形成と大学の誕生
11[対面/face to face]:ルネッサンス
ダビンチ
12[対面/face to face]:科学革命1
コペルニクス
13[対面/face to face]:科学革命2
ブラーエとケプラー
14[対面/face to face]:科学革命3
ガリレイ・ニュートン
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、講義前1時間半、講義後2時間半の計4時間を想定している。授業内容に関連するニュースに興味を持つようにしてほしい。
テキスト(教科書)Textbooks
参考資料に基づき作成したスライドにより講義を行う。
参考書References
村上陽一郎『西欧近代科学』新曜社、中川徹『文明史上における科学技術の歩み』青山社、フォーブス『古代の技術史』朝倉書店、小山慶太『科学史年表』中公新書、クーン(中山訳)『科学革命の構造』、ランデルズ(宮城訳)『古代のエンジニアリング』地人書館、荒井ら編『産業革命の技術』有斐閣、加茂儀一編『技術の歴史』毎日ライブラリ、学研図鑑『発明・発見』、その他
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義で理解力テストを課し、点数を100点に案分し評価を行う(100%)。なお、状況に応じて授業への取り組み、発言など平常点で点数の加減を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・配布資料の文字が小さくて読みにくいとの指摘があった。説明内容について関連事項も含めて資料に盛り込んだ弊害と考えられる。可能な個所についてはスライドを分けて文字を大きくするなどの工夫は行っているが、資料部分についてもそれを行うと各回のスライド枚数が膨大になる弊害があると思われる。関連資料をふくめた資料がよいかどうかについてオリエンテーションで確認して配布資料を考えたい。
・全授業をZoomにしてほしいとの要望があった。Zoom授業回数は最大で全授業の半数であり、ご理解いただきたい。
・資料を読み、テストに答える講義とのアンケート回答があったが、それは誤りであり、講義を聞いて自分でノートを取り、理解力テストで理解を確認するのが本筋である。テスト回答で参照可にしたために、講義を聞かず、資料からテストを回答する講義であると誤認されたと思われ、テスト時の参照については今後検討したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
理解力テストはHoppiiで行う。そのため、インターネット環境は必須である。テストはスマホ・タブレットでも受験可能である。