文学部Faculty of Letters
EDU200BF(教育学 / Education 200)理科教育法(2)Teaching Method of Science (2)
狩野 真規Masanori KANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A3528 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市BT‐0608 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 地理学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The main aim is to acquire the ability to teach science as a subject, but the goal to be achieved is, in conjunction with grasping the overall purpose and contents of the science curriculum guidelines in junior high school and high school, to learn how to design lesson plans that presume various classroom situations.
By the end of the course, students should be able to do the following:
1. An understanding of the Ministry of Culture’s Courses of Study.
2. To assemble science classes in the junior high school and high school for educational training.
3. To making skill in the Classes using ICT and active learning.
4. Apply theories or findings to real world situations.
Make it more developed content than (1) or (2).
Learning activities outside of classroom:In preparations learning, the review time for this class, I assume for each two hours a standard.
The teaching materials study is necessary for contents.
Your overall grade in the class will be decided based on the following:
Class attendance and attitude in class(20%)
Reports and tests (15%)
Teaching plan (25%)
Contents of the simulated class(25%)
Mutual evaluations between the student attending a lectures for the simulated class(15%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学習指導要領の内容を踏まえつつ、学習指導案・教材の作成や、模擬授業の実践を通じて、理科の授業を成立させるために必要なことを学ぶことを基本とする。例えば、高校の理科の授業を実践するにあたり、具体的な授業場面を想定した授業設計を行うには、どのような方法や考え方が必要かという視点を養うための内容などが想定される。
また、高校理科の物化生地の四分野の内容に通じているだけではなく、生徒の状況を踏まえつつ、ICT教材の的確な利用や授業改善の視点や最新の理科教育の実践研究に触れながら、授業設計力ができる資質・能力の獲得ができるような内容も盛り込んでいく。
到達目標Goal
中学校と高等学校における理科の学習指導要領の目標やその内容などについて全体を把握するとともに、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身につけることとする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には担当教員が話題提供する際には冒頭で資料を配布し、それに沿った講義形式である。その他にも課題実習や、模擬授業など、その実施形式は様々なものとなる予定である。課題に対するフィードバックについては、原則次回にしていく予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:高校理科の学習内容の再確認
学習指導要領を通じて、高校理科の目標や全体の構成とその内容、指導上の留意点などを中学校理科と比較しながら改めて確認していく。
第2回[対面/face to face]:地学分野の発展的学習内容について(1)
高校地学における発展的学習内容に対する実践的にその内容を確認していく。この回では地質図についてみていく。
第3回[対面/face to face]:地学分野の発展的学習内容について(2)
前回に引き続き、高校地学の発展的内容として、高層天気図を見ていく。
第4回[対面/face to face]:地学分野の発展的学習内容について(3)
前回同様、高校地学の発展的内容として、HR図を中心に天文の話題をみていく。
第5回[対面/face to face]:地学分野の発展的学習内容について(4)
前回に引き続き、高校地学の天文分野についてみていく。特にケプラーの3法則について扱っていく。
第6回[対面/face to face]:アクティブラーニングについて
理科教育におけるアクティブラーニングについて考える。特に先人の指導実践記録から発展的内容を探る。
第7回[対面/face to face]:高校理科の科目研究・その1
物理学とその周辺領域との関係性を踏まえた教材研究・指導法の構築に必要なことを検討する。
第8回[対面/face to face]:高校理科の科目研究・その2
化学とその周辺領域との関係性を踏まえた教材研究・指導法の構築に必要なことを検討する。
第9回[対面/face to face]:高校理科の科目研究・その 3
生物学とその周辺領域との関係性を踏まえた教材研究・指導法の構築に必要なことを検討する。
第10回[対面/face to face]:高校理科の科目研究・その4
地学とその周辺領域との関係性を踏まえた教材研究・指導法の構築に必要なことを検討する。
第11回[対面/face to face]:授業実践・高校理科の模擬授業 (第1回)
先人による授業実践の動向を踏まえた授業設計への取り組みに主眼をおく。
第12回[対面/face to face]:授業実践・高校理科の模擬授業 (第2回)
授業の実践・振り返りから授業改善の視点を養うことに主眼をおく。
第13回[対面/face to face]:授業実践・高校理科の模擬授業 (第3回)
生徒の認識・思考・学力などの実態を考慮しつつ、発展的内容を盛り込んだ授業設計に主眼をおく。
第14回[対面/face to face]:授業実践・高校理科の模擬授業 (第4回)
ICT機器などの効果的利用を考慮した授業設計に主眼をおく。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
中学・高校理科の教科書についてその内容をよく検討しておくことが重要である。そのためには、日頃から日常生活の中で模擬授業の教材となるものを探す必要がある。理科は、実際の生活と関係のある内容を扱っているはずなので、自分の普段の生活、今までの学習の中で理科教材となるものを見つけて模擬授業の教材とすることを勧める。教材探しの例としては、新聞記事や一般向けの自然科学書などから探す、過去の自分が学習体験した教材を改良するという方法がある。大事なことは、教科書だけに頼らない教材の開発・研究をすることである。このような教材の開発・研究の能力は、教育実習でも必要となるので、模擬授業に向けって時間をかけて取り組んで欲しい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校学習指導要領および高等学校学習指導要領(文部科学省 最新版)
参考書References
中学校学習指導要領解説理科編および高等学校学習指導要領解説理科編(文部科学省 最新版)その他については講義内にて適宜紹介する予定である。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業出席に伴う要素(議論への参加姿勢などで20%)、授業期間中に提示された課題に対するレポートや解答(15%)、模擬授業のために作成した学習指導案(25%)と模擬授業の内容(25%)、模擬授業についての他の受講者の評価(15%)も加える。これらの合計で評価を決める。したがって、定期試験による評価を行う予定はない。特に模擬授業の指導案とその指導案を使って行った模擬授業の内容は重視する予定なので、知識だけではなく、授業実践のために必要な視点や能力などの獲得は重要である。また、教壇で生徒に模範を示す手前上、出席は当然であり、無断欠席はありえないので注意すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
模擬授業をするための教材研究、教材づくり、指導案作成のための具体的な資料をさらに多く用意するべきではないかと考える。また、実験に対する取り組みを検討すべきと考えている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Hoppiiは必ず利用できるようにしておくこと。また、状況によってはオンライン講義に移行することもあるので、その際にはインターネットに常時接続できる環境が必要となる。大学からの支援などについて各自で確認し、対応すること。
その他の重要事項Others
単なる学習指導要領の内容や教科教育の方法を講義するのみではなく、学生には指導案を作成して模擬授業を行ったり、教材研究のノウハウを獲得していくなど、教育実習でも役立つような実践的な内容も行いたいと考えている。担当者は複数の中学校・高等学校で地学などの科目を担当した経験を有するので、教育実習だけではなく、将来教壇に立った時にフィードバックできるような内容の授業とすることを目指す。また、情勢の変化によっては模擬授業などが実施できなくなることもあり得るので、その際には代替措置に切り替える予定である。