社会学部Faculty of Social Sciences
SES200EB,SES200EC,SES200ED（環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200 , 環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200 , 環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200）演習２Seminar 2
髙橋 洋
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | L1846 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | |
| 教室名称Classroom name | 社７１６ |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | 専門演習 |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | 専門演習 |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | 専門演習 |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This is a full-year seminar about energy and climate-related issues for junior students. Our theme of this academic year is "renewable energy and local community." We are going to Akita for the purpose of field work on wind power generation businesses. Students will be graded bases on; class participation, submission of the seminar thesis, submission of reading memos, and contribution to group works on the field work.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業は、エネルギー・気候変動問題とそれらを解決するための公共政策に関する、3年生を対象とした通年のゼミである。演習１で学んだエネルギー政策に関する基礎理論や知識を元に、エネルギー問題と気候変動問題についてより実践的に議論し、それらへの公共政策的処方箋を検討する。今年度の統一テーマは「再生可能エネルギーと地域社会」とし、8月に秋田県へのフィールドワークを行う。
到達目標Goal
本授業に能動的に参画した結果、
１：エネルギー・気候変動問題の構図や背景について実践的な理解を深める。
２：再生可能エネルギーの可能性と課題、地域社会との共生について実践的に考察し、解決策を考案する。
３：エネルギーを巡る政策形成過程について理解を深める。
４：卒業論文について理解し、研究計画を開始する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP2・DP3・DP4・DP5・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
春学期には、「再生可能エネルギーと地域社会」という観点から文献講読を行った上で、8月のフィールドワークの準備を進める。大企業による大規模な風力発電事業と、生協による地域と連携した小規模な風力発電事業の２グループに分かれ、事前調査を進める。事前調査の結果はゼミの場で共有され、現地において何を調べ、聞くべきか、検討を深める。
8月に秋田県へ1泊2日のフィールドワークに赴き、グループ別に調査結果をまとめる。
秋学期には、フィールドワークの結果を報告書・発表資料の形にし、訪問先に提出するとともに、社会学部の研究成果発表会（11月末）の場で発表する。また、エネルギー政策の形成過程について文献を読み、審議会を題材とした実習を行う。更に、卒業論文の執筆方法について学び、研究計画を立てる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業の紹介
シラバスの説明
フィールドワークの説明・グループ分け
第2回[対面/face to face]：ゼミ論文・原案発表Ⅰ
発表2名
フィールドワーク・グループ別に役割分担等を議論
第3回[対面/face to face]：ゼミ論文・原案発表Ⅱ
発表3名
第4回[対面/face to face]：ゼミ論文・原案発表Ⅲ
発表3名
第5回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーと地域社会Ⅰ
メモの提出機会1-1
第6回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーと地域社会Ⅱ
メモの提出機会1-2
第7回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーと地域社会Ⅲ
メモの提出機会2-1
第8回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーと地域社会Ⅳ
メモの提出機会2-2
第9回[対面/face to face]：フィールドワーク事前調査発表Ⅰ
ウィンドファームグループ
第10回[対面/face to face]：フィールドワーク事前調査発表Ⅱ
地域連携グループ
第11回[対面/face to face]：講演会の事前準備
事前調査発表の振り返り、講演会の質問項目などを議論
第12回[対面/face to face]：生活クラブエナジー代表取締役による講演会
講演を聞いた上で質疑応答
第13回[対面/face to face]：特別講義「職業選択の自由と理由」
担当教員による多様な職業経験・就職活動に関する体験談
第14回[対面/face to face]：授業の総括
総括・感想、秋学期に向けて、講演会の振り返り、フィールドワークの最終確認
第15回[対面/face to face]：フィールドワーク反省会
フィールドワークの振り返り、報告書の作成に関する議論
第16回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー政策の過程Ⅰ
メモの提出機会3-1
第17回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー政策の過程Ⅱ
メモの提出機会3-2
第18回[対面/face to face]：卒論スキルズ・計画編
卒業論文の概要説明、研究計画の立て方
第19回[対面/face to face]：フィールドワークのゼミ内報告会
グループ別に結果発表
第20回[対面/face to face]：審議会実習Ⅰ
「政策過程と審議会の役割」について説明
第21回[対面/face to face]：審議会実習Ⅱ
資源エネルギー庁の審議会に関する分析：発表者2名（提出機会4-1）
第22回[対面/face to face]：審議会実習Ⅲ
内閣府の審議会に関する分析：発表者2名（提出機会4-2）
第23回[対面/face to face]：卒論個別相談
卒論の研究計画について教員と相談
第24回[対面/face to face]：文献講読・水素エネルギー
メモの提出機会5-1
第25回[対面/face to face]：文献講読・モビリティの脱炭素化
メモの提出機会5-2
第26回[対面/face to face]：卒業論文の計画発表Ⅰ
発表3名
第27回[対面/face to face]：卒業論文の計画発表Ⅱ
発表3名
第28回[対面/face to face]：卒業論文の計画発表Ⅲ＋授業の総括
発表1名
授業のまとめ、4年ゼミに向けて
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。
参考書References
・諸富徹・藤野純一・稲垣憲治（2023）『ゼロカーボンシティ』学芸出版社。
・経済産業省編『エネルギー白書』各年版。
・髙橋寿一（2016）『再生可能エネルギーと国土利用』勁草書房。
・高橋洋（2019）「エネルギー政策〜3Eのトリレンマを超えて」松田憲忠・三田妃路佳 編著『対立軸でみる公共政策入門』法律文化社、pp. 110-127。
・高橋洋（2019）「民主党政権の脱原発を巡る政策過程」御厨貴編『オーラル・ヒスト リーに何ができるか』岩波書店、pp. 173-190。
・丸山康司・西城戸誠（2022）『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』新泉 社。
・村上敦・池田憲昭・滝川薫（2014）『100%再生可能へ！ ドイツの市民エネルギー企 業』学芸出版社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の4つの要素から210点満点で評価する。
１：授業貢献点＝81点（授業での発言、質問等）
２：ゼミ論文＝35点＝発表12点（原稿9点＋発表応答3点）＋最終稿23点
３：フィールドワーク＝グループ別に30点（幹事、発表者等加点）
４：メモの提出=50点（10点×5回以上）、発表の場合+5点
５：卒論の研究計画＝14点（相談5点＋フォーマット6点＋発表応答3点）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
24年度に初めて開講するため、過去の気づきはない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム Hoppiiに事前にアクセスし、各回の授業の告知を閲覧し、資料をダウンロードする。
その他の重要事項Others
担当教員は、内閣官房での2年半の実務経験がある他、内閣府、経済産業省、外務省、農林水産省、大阪府・市などの審議会の委員として、気候変動政策・再生可能エネルギー政策の形成に関与してきた。本講義の中では、それら政策実務の知見を適宜紹介していく。