社会学部Faculty of Social Sciences
SES200EB,SES200EC,SES200ED（環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200 , 環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200 , 環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200）演習１Seminar 1
高橋 洋
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | L1845 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 社７１６ |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | 専門演習 |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | 専門演習 |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | 専門演習 |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This course is an all-year seminar for sophomores to study climate change and energy-related issues from the standpoint of public policy. You will be able to understand the principles of energy-related issues, basic notions of energy and climate policy, and obtain basic skills to be used in seminars.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業は、エネルギー・気候変動問題とそれらを解決するための公共政策に関する、2年生を対象とした通年のゼミである。文献講読を中心に、エネルギー問題と気候変動問題について議論し、それらに対する公共政策的処方箋を検討する。併せて、ゼミで必須となる討論や発表の方法を学び、実務家へのインタビューも行う。
到達目標Goal
１：エネルギー・気候変動問題の構図や背景を理解する
２：エネルギー・気候変動政策の基礎概念を理解する
３：演習における基礎的なスキルを身につける
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP2・DP3・DP4・DP5・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
春学期には、文献講読が中心となる。ゼミの基本的な作法である文献の講読と討論や発表の方法を、エネルギー政策に関する基礎的文献を通して身につける。毎回全員が事前に文献を読み、できる限り「講読メモ」に記入してくることを前提とする。
秋学期には、インタビューの方法について学んだ上で、エネルギー事業関係者へのインタビューを教室にて実施する。後半にかけて、エネルギー・気候変動問題に関するテーマを各自で設定し、「ゼミ論文」の執筆に取り組んでもらう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業の紹介
シラバスの説明、自己紹介
第2回[対面/face to face]：エネルギー・気候変動問題について自由討論
討論の方法、文献の読み方、講読メモの書き方
第3回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー総論Ⅰ
全員が講読メモを作成し、提出する（提出機会１）
第4回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー総論Ⅱ
メモの提出機会2-1
第5回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー政策の基礎Ⅰ
メモの提出機会2-2
第6回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー政策の基礎Ⅱ
メモの提出機会2-3
第7回[対面/face to face]：データ分析実習
メモの提出機会3-1、発表者2名
第8回[対面/face to face]：文献講読・化石燃料Ⅰ
メモの提出機会3-2、討論者
第9回[対面/face to face]：文献講読・化石燃料Ⅱ
メモの提出機会3-3、討論者
第10回[対面/face to face]：文献講読・電力自由化
メモの提出機会4-1、討論者
第11回[対面/face to face]：特別講義・体験的エネルギー転換論
講師によるエネルギー政策形成の体験談
第12回[対面/face to face]：文献講読・気候変動問題Ⅰ
メモの提出機会4-2、討論者
第13回[対面/face to face]：文献講読・気候変動問題Ⅱ
メモの提出機会4-3、討論者
第14回[対面/face to face]：授業の総括
総括・感想、秋学期に向けて
第15回[対面/face to face]：ゼミ論文スキルズ
ゼミ論文の書き方、問いの立て方、論的な文章の書き方
第16回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーⅠ
メモの提出機会5-1、討論者
第17回[対面/face to face]：文献講読・再生可能エネルギーⅡ
メモの提出機会5-2、討論者
第18回[対面/face to face]：インタビュー実習Ⅰ
インタビューの方法、ミニ実習
第19回[対面/face to face]：インタビュー実習Ⅱ
質問項目の作成、事前調査、発表者2名（提出機会6-1）
第20回[対面/face to face]：ゼミ論文・個別相談
計画書フォーマットを提出し、面談
第21回[対面/face to face]：インタビュー実習Ⅲ
外部講師の招聘、インタビューの実施
第22回[対面/face to face]：インタビュー実習Ⅳ
インタビューの振り返り、速記録の発表2名（提出機会6-2）、ゼミ論文スキルズ：書式と表記
第23回[対面/face to face]：文献講読・原子力Ⅰ
メモの提出機会6-3、討論者
第24回[対面/face to face]：文献講読・原子力Ⅱ
メモの提出機会7-1、討論者
第25回[対面/face to face]：文献講読・エネルギー安全保障/エネルギー危機
レジュメの提出（選択4）
第26回[対面/face to face]：ゼミ論文序章発表Ⅰ
序章原稿の発表
第27回[対面/face to face]：ゼミ論文序章発表Ⅱ
序章原稿の発表
第28回[対面/face to face]：ゼミ論文序章発表Ⅲ、授業の総括
序章原稿の発表
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。エネルギー・気候変動問題に関心を持ち、日頃からニュースや新聞、インターネット等で関連する情報を収集しておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
以下を教科書とし、ゼミにおいて講読するので、入手しておくこと。
・高橋洋（2017）『エネルギー政策論』岩波書店。（2,640円）
これ以外の講読文献は、原則として配布する。
参考書References
・植田和弘（2014）『緑のエネルギー原論』岩波書店。
・大島堅一（2011）『原発のコスト−エネルギー転換への視点』岩波新書。
・倉阪秀史（2015）『環境政策論 第３版』信山社。
・経済産業省編『エネルギー白書』各年版。
・高橋洋（2011）『電力自由化』日本経済新聞出版社。
・高橋洋（2021）『エネルギー転換の国際政治経済学』日本評論社。
・新澤秀則・森俊介編（2015）『気候変動政策のダイナミズム』岩波書店。
・松尾博文（2018）『「石油」の終わり エネルギー大転換』日本経済新聞出版社。
・ヤーギン、ダニエル（1991）『石油の世紀』上・下、日本放送出版協会。
・ロビンス、エイモリー（2012）『新しい火の創造』ダイヤモンド社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の4つの要素から170点満点で評価する。
１：授業貢献点＝79点（授業での発言、質問等）
２：レジュメや課題の提出=70点（10点×7回以上）
３：春学期のリアクションペーパー＝6点（A4・1枚程度）
４：秋学期のゼミ論文＝15点（相談5点＋序章7点＋発表応答3点）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
文献講読の際のレジュメの作成を評価する声もあったが、時間のかかる作業への不満もあった。24年度はレジュメの代わりにメモを課し、提出回数は増やすことにした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムに事前にアクセスし、各回の授業の告知を閲覧し、資料をダウンロードする。
その他の重要事項Others
担当教員は、内閣官房での2年半の実務経験がある他、内閣府、経産省、外務省、農林水産省、大阪府・市などの審議会の委員として、再生可能エネルギー政策や電力システム改革に関与してきた。本ゼミの中では、それら政策実務の知見を適宜紹介していく。