キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
CAR200MA(キャリア教育 / Career education 200)就業機会とキャリア特講E-働くことと労働組合-Special Lecture on Job Opportunity and Career E
梅崎 修、上西 充子Osamu UMEZAKI, Mitsuko UENISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C7710 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y504 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | ○ |
カテゴリー(新)Category (2019) | 関連科目 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This class is a donation course sponsored by the Union (Japan Trade Union Confederation) and the Education and Culture Association. Each time, we invite labor union officials who are active on the front lines of the workplace as guest lecturers to give lectures on the activities of the labor union with examples. Lectures will be given with company information and industry information, such as finding the meaning of work, improving the working environment and working conditions, and making colleagues in the workplace. In the changing work environment, the career design of workers is also shaking. What difficulties do the people working in it have, and what role does the union play? We will think together while listening to the stories of labor union officials from various positions.
【Learning Objectives】
Students are expected to understand deeply the changes in the workplace and the issues involved in working in a safe and secure environment.
They are also expected to acquire practical knowledge of companies and industries, labor laws, and social support.
【Learning activities outside of classroom】
A total of 14 lecture outlines will be distributed at the time of the first class. Use it to do some preliminary research on companies, industries, and trade unions. The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
In-class contributions (including comments): 50%
Term-end report: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は、連合(日本労働組合総連合会)と教育文化協会が主催する寄付講座です。毎回、職場の最前線で活躍するユニオンリーダーをゲスト講師としてお招きし、働くことに伴う様々な課題や課題解決のための労働組合の活動などについて、働く側の目線で事例を交えながら講義していただき、受講者からの質疑により理解を深めます。
講義は、働く意味を見つけること、働く環境や労働条件をより良くすること、職場の仲間を作っていくことなど、具体的な企業情報や業界情報を交えながら行います。変動する職場環境の中で、働く人たちのキャリアデザインも揺らいでいます。その中で働く人々はどのような困難を抱え、労働組合はどのような役割を果たしているのでしょうか。様々な立場にある労働組合関係者のお話を聞きながら、一緒に考えていきます。
学生の間に、働く現場のリアルで最新の情報を聞けるのはとても貴重な機会です。
到達目標Goal
働く現場の変化や、安心して働く上での問題について、深く理解している。
企業や業界の実務知識や労働法制、社会的支援などの知識を身につけている。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、ゲスト講師に自らの経験に基づいて講義していただき、その後質疑応答を行います。質疑にあたっては、適宜、グループワークを取り入れる予定です。
授業の進め方やレポートに関する説明は第1回目の授業で行いますので、受講を考えている学生は、第1回目授業を必ず受講をしてください。
ゲスト講師からは、労働組合の活動について説明していただくだけでなく、様々な業界や企業の最新の情報についても講義してもらいます。学生からの主体的な参加により理解が深まりますので、積極的に質問などをしてください。なお、ゲスト講師との調整により、計画に変更が生じる可能性がありますので、定期的に学習支援システムで予定を確認してください。
授業で使用する資料等は、学習支援システムにおいて、受講登録者に当該授業の前に提供します。資料内容を確認してから授業を受講してください。各回の授業では質問の時間を多めに確保しますので、積極的に質問をおこなってください。そのことが、皆さんの疑問や問題意識に対するフィードバックとなり、また、毎回のゲスト講師の方の論点の深掘りにも寄与することとなります。なお、若手組合員とのグループディスカッションも可能な範囲で組み込む予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:【オリエンテーション】
担当教員から授業の導入、「労働組合とは何か」を理解する
2[対面/face to face]:【開講の辞】
連合寄付講座で法政大学の皆さんに学んでほしいこと
【課題提起①】
「働くこと」について考える~労働組合の役割と意義~
【開講の辞】
連合寄付講座の開講の趣旨を伝えることで、本講座を通じて学んでほしいことは何かを理解してもらう。
【課題提起①】
「働くこと」について考えてもらうとともに、労働者を取り巻く現状と課題を明確化する。また、労働組合の役割や意義について学び、労働組合がめざす社会のイメージを掴んでもらう。(2023年度ゲストは教育文化協会)
3[対面/face to face]:【課題提起②】
いま働く現場で何が起きているのか~職場における課題と労働組合の役割~
若者に関わる労働相談事例等からいま職場で起きている問題を身近なものとして捉えてもらうとともに、それらの解決に向けた労働組合の役割(職場における課題解決に向けてどのような取り組みを行っているのか)と意義について理解してもらう。(2023年度ゲストは連合事務局)
4[対面/face to face]:【ケーススタディ①】
労働時間の短縮に向けた取り組み
働く者が健康で安心して暮らすために、労働組合はどのように取り組んでいるのか。長時間労働の是正や休暇取得の促進など、労働時間の短縮に向けた取り組み事例を聴き、理解してもらう。近年導入の進んでいるテレワークに関する事例にも触れてもらう。(2023年度ゲストは生保労連)
5[対面/face to face]:【ケーススタディ②】
非正規雇用労働者の組織化と処遇改善に向けた取り組み
なぜ、非正規雇用労働者の組織化や処遇改善が必要なのか。企業別労組における非正規雇用労働者の労働組合加入および正規雇用労働者との処遇格差是正に向けた取り組み事例を聴き、考えてもらう。(2023年度ゲストは伊藤ハム労働組合)
6[対面/face to face]:【ケーススタディ③】
公務労働の現状と公共サービスの役割
「安定した職場」と言われる公務員の働き方の現状はどうなっているのか。公務職場の現状・課題と良質な公共サービス(新しい公共)の実現に向けた公務労組の取り組み事例を聴き、理解してもらう。(2023度ゲストは自治労)
7[対面/face to face]:【ケーススタディ④】
男女がともに働きやすい職場づくりに向けた取り組み
男女がともに活き活きと働き続けるための課題や具体策とは何か。職場の環境改善や当該課題の解決に取り組む労働組合役員から話を聴き、考えてもらう。(2023年度ゲストはJP労組)
8[対面/face to face]:【ケーススタディ⑤】
デジタル化の進展に伴う課題と労働組合の役割
AI技術やDXの進展に伴う働き者への影響と、それに対して労働組合ではどのような対応が行われているのかを聞き、デジタル化が進展する中で働くということについて考えてもらう。(2023年度ゲストはKDDI労働組合)。
9[対面/face to face]:【ケーススタディ⑥】
雇用と生活を守る取り組み
技術革新やグローバル化が進む中、労働組合はどのように働く者の雇用と生活を守るのか。企業組織再編や倒産時などにおける中小企業労組の取り組み事例、ものづくり産業における熟練技能継承支援の取り組み事例、外国人労働者を取り巻く実情等を聴き、理解してもらう。(2023年度ゲストはJAM)
10[対面/face to face]:【課題への対応①】
労働者保護ルールの堅持・強化に向けた取り組み
働く者を守るために、労働組合は働き方に関わる法改正にどのように関わっているのか。健康・安全確保のための労働時間制度の見直しや、雇用形態に関わらないすべての働く者の雇用安定・処遇改善に向けた取り組みを聴き、理解してもらう。(2023年度ゲストは連合労働法制局)
11[対面/face to face]:【課題への対応②】
国際労働運動の役割
~グローバリゼーションへの対応~
進行するグローバリゼーションに労働組合はどのように対応しているのか。国際労働機関との関わり、多国籍企業問題に対する取り組み、国内だけでは解決できない課題に対する労働組合の国際的な役割について考えてもらう。(2023年度ゲストはITUC/ ILO)
12[対面/face to face]:【課題への対応③】
労働諸条件の維持・向上に向けた取り組み
労働組合は、働く者の労働条件の維持・向上に向けて、どのように取り組んでいるのか。なかでも代表的な取り組みとして挙げられる「春闘」は、なぜ同時期に全国一斉に行うのか。連合の取り組みを聴き、学生に理解してもらう。(2023年度ゲストは連合労働条件・中小地域対策局)
13[対面/face to face]:【修了講義】
連合運動の現在と未来~これから社会へ出る皆さんへ~
すべての働く者が安心してくらすことができる社会の実現に向けて、連合・労働組合は何をすべきか。連合の課題認識を聴いて、これからの社会や働き方、連合運動の役割について具体的に考えてもらう。(2023年度ゲストは連合事務局)
14[対面/face to face]:【論点整理】
「働くということ」と労働組合
ケーススタディーを振り返り、それぞれの課題と労働組合の役割の確認を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
初回授業時に全14回分の講義概要を配布します。それをもとに、会社、業界、労働組合について下調べをしておいてください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特にありません。
参考書References
授業内で随時、紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(コメント内容含む)が50%、レポートが50%。
毎回の授業への積極的な参加を重視する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
労働用語、組合関連用語も随時説明していきます。