キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
MAN200MA(経営学 / Management 200)生産システム論Theory of Production System
北原 成憲Masanori KITAHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C7275 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | S407 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ビジネス |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this lecture, the executive officer and research and development producer of Makuake, who has been involved in the birth of many innovative new products and services together with various companies, will be the lecturer. He will explain the general product development process and challenges that may arise. The course will mainly cover the common elements of successful products, tips for marketing such products, and methods showing the demand for unprecedented product ideas and how to gain a foothold in the business world through hands-on experience.
【Learning Objectives】
The objective of this lecture is to understand the process and key points of how to produce innovative products and efficiently develop them into a business.
【Learning activities outside of classroom】
Students are encouraged to read newspapers, magazines, and use the Internet on a regular basis. This will help make connections about the process of creating successful products, and understanding what happens behind-the-scenes. Also, please spend two hours before every lecture preparing and reviewing ahead.
【Grading Criteria /Policy】
The grading will be based on the following percentage: Web-based periodic exam (60%), Product idea assignment (20%), Product test sales assignment (20%).
The total score for the grading is 100 points, and a score of 60 points or higher is considered passing.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
かつて日本はものづくり大国と呼ばれ、世界が驚くイノベーティブな製品を数多く生んできました。しかし、現在の日本は主要先進国と比べて労働生産性が低く、かつての面影は失われつつあります。そこで本講義では、さまざまな企業と共に多くの斬新な新製品・新サービスの誕生に携わってきた株式会社マクアケの専門性執行役員/R&Dプロデューサーが講師となり、一般的な商品開発のプロセスやそこに潜む課題を解説した上で、ヒット商品の共通項やヒット商品を企画する際のコツ、また前例のない商品案であってもその需要性を証明しビジネス化への足掛かりを作る手法を体験形式で学びます。
到達目標Goal
本講義は、「イノベーティブな商品をいかにスピーディーに生み出しビジネスに育てるか」そのプロセスやポイントについて理解することを目的とします。①一般的な商品開発のプロセスとイノベーションを阻む課題を理解すること、②その課題を解決しイノベーティブな商品の創出を促す手法について理解すること、③学んだことを元に自ら商品アイデアを考えテスト販売のイメージを立てることができること、の3点を到達目標とします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、大きく3つのパートに分かれます。①商品が生まれるプロセスとイノベーションを阻む課題を理解する「課題理解パート」、②その課題を解決しイノベーティブな商品の創出手法を学ぶ「課題解決手法パート」、③自ら商品アイデアを考えテスト販売のイメージを立てる「アイデア発想・テスト販売パート」です。講義には、実際にメーカーで新商品開発に携わるゲストもお呼びし、ものづくりの現場で生まれている課題や課題を乗り越えたエピソード、ヒット商品事例の裏側についてお話いただくことで、より深い学びが得られる機会も用意します。受講者には商品開発の知識がないことを前提としていますので、商品が生まれる生産プロセスの基礎から学び、イノベーティブな商品を創出するためのポイントや方法が理解できるように進めます。
また、講義は体験形式とし、楽しみながらより実践につなげやすい学びが得られるように工夫していきたいと思います。わからないことなどを相談する機会を設けて、皆さんと伴走しながら進めていくことを心がけ、学生同士でも意見を交わせる機会を設けていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業全体の解説と授業の進め方、評価の方法などを解説します。さらに、日本で生まれたイノベーティブな商品事例を元に、日本のものづくりが辿ってきた変遷や現在の状況について解説します。
第2回[対面/face to face]:イノベーションを阻む商品開発プロセス
日本における一般的な商品開発プロセスを解説します。また、その商品開発プロセスに潜む「イノベーションを阻む課題」について触れ、どうやったらその課題が解決できるかを考えます。
第3回[対面/face to face]:イノベーションを促す商品開発プロセス
イノベーションを阻む課題やその課題を解決する突破口をおさらいした上で、具体的な課題解決手法について解説します。また、その手法によって生まれたイノベーティブな商品事例について、その商品を実際に企画したゲストをお呼びし対談形式で解説します。
第4回[対面/face to face]:商品アイデアの創出
ヒット商品の共通項を解説した上で、自分の好きなことから学生の皆さんにも商品アイデアを企画してもらいます。また、自分の好きなことからヒット商品を生んだゲストをお呼びし、その開発背景やヒットを生むポイントを事例から学びます。
第5回[対面/face to face]:商品アイデアのブラッシュアップ①
課題の途中経過を見ながらいくつかのアイデアを取り上げてアドバイスを行います。
また、学生がお互いに協力しながら自分の商品アイデアをブラッシュアップしていきます。そのためのグループディスカッションを行います。
第6回[対面/face to face]:商品アイデアのブラッシュアップ②
いくつかのアイデアについて、起案した学生に発表を行ってもらいアドバイスを行います。
また、学生がお互いに協力しながら再度自分の商品アイデアをブラッシュアップしていきます。そのためのグループディスカッションを行います。
第7回[対面/face to face]:N1インタビューについて理解する
考えたアイデアを「売れる」アイデアにブラッシュアップするために、「買いたい」と言ってくれる人を見つけるためのN1インタビュー手法を解説します。
第8回[対面/face to face]:N1インタビューを行う①
N1インタビューのやり方についておさらいした後、学生同士でペアを組んでもらいお互いにN1インタビューを行います。また、そのインタビュー結果をもとにアイデアをブラッシュアップしていきます。
第9回[対面/face to face]:N1インタビューを行う②
ブラッシュアップしたアイデアを発表してもらいます。また、再度学生同士でペアを組んでもらいお互いにN1インタビューを行います。また、そのインタビュー結果をもとにアイデアをブラッシュアップしていきます。
第10回[対面/face to face]:テストマーケティングについて理解する
考えたアイデアが世の中に受け入れられるものなのか検証するためのテストマーケティング手法について解説します。また、自分のアイデアをテストマーケティングするためのMakuakeページの作成方法について解説します。
第11回[対面/face to face]:テストマーケティングプランのブラッシュアップ①
自分のアイデアをテストマーケティングするために、Makuakeページを作成し学生がお互いに協力しながら自分のMakuakeページをブラッシュアップしていきます。そのためのグループディスカッションを行います。
第12回[対面/face to face]:テストマーケティングプランのブラッシュアップ②
作成してもらったいくつかのMakuakeページについて、起案した学生に発表を行ってもらいアドバイスを行います。また、学生がお互いに協力しながら自分のMakuakeページをブラッシュアップしていきます。そのためのグループディスカッションを行います。
第13回[対面/face to face]:商品アイデア・テストマーケティングプランの講評
ここまでブラッシュアップしてきた商品アイデアとそのアイデアをテストマーケティングするために作成したMakuakeページに対して講評を行います。提出された最終課題の評価できる点、改善点などの解説を行います。
第14回[対面/face to face]:Web試験・まとめと解説
ここまでの総括としてWeb試験を行います。選択式で知識を問う内容の試験を予定しています。まとめと解説をします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日頃から新聞や雑誌、インターネットに目を通して、どんな商品がどんな人に人気なのか?その商品はどの企業がどのような意図やプロセスで生んだものなのか?なぜその商品はヒットしているのか?など、商品が生まれるプロセスやヒットの裏側について深く考える練習をしてください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。
参考書References
中山亮太郎「日本最大級Makuakeが仕掛ける! クラウドファンディング革命 面白いアイデアに1億円集まる時代」
坊垣佳奈「Makuake式『売れる』の新法則」
小霜和也「ここらで広告コピーの本当の話をします。」
クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」
エリック・リース「リーンスタートアップ」
その他、授業の参考資料として示すものを参照してください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
①一般的な商品開発のプロセスとイノベーションを阻む課題を理解できたか
②その課題を解決しイノベーティブな商品の創出を促す手法について理解できたか
③学んだことを元に自ら商品アイデアを考えテスト販売(テストマーケティング)のイメージを立てることができたか
以上3点をWeb試験、商品アイデア課題、商品テスト販売課題によって評価します。
Web定期試験60%、商品アイデア課題20%、商品テスト販売課題20%の割合で評価します。
成績評価は合計で100点満点とし、60点以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の理解度を勘案しながら対話の機会を積極的に用意します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料のアップロード、毎回の質問への回答などに授業支援システムHoppiiを使用します。
Webでの小テストを行いますのでスマートフォン、タブレット、PCなどインターネットにアクセスできる環境を各自で確保してください。
その他の重要事項Others
実務経験として、これまで35,000件(2023年9月末時点)以上の新製品・新サービスの誕生をサポートしてきた株式会社マクアケの専門性執行役員/R&Dプロデューサーによる授業です。