スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
SOC100IA(社会学 / Sociology 100)スポーツメディア論Sports and Media
片上 千恵Chie KATAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | M3080 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 健102 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 他学部公開科目として履修する場合の配当年次は3~4年 |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 スポーツビジネスコース専門科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this course, we will track the evolution of sports and media, examine the impact of media on sports, and consider future relationships. We will also learn about media training to support information dissemination that enhances the value of sports.
【Learning Objectives】
The goals of this course are:
A) To understand the relationship between sports and media from historical and societal perspectives.
B) To be able to explain the function of media training in sports.
【Learning activities outside of classroom】
Review what you have learned in each lecture. Checking sports news regularly. Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy)】
Midterm exam (50%), in-class reports (20%), and in-class presentations (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
テレビの進化はスポーツ中継の進化と言われるほどスポーツはテレビ技術の発展とともに繁栄してきた。衛星放送が可能になったことで世界中のスポーツ競技がリアルタイムに視聴できるようになり、スポーツの高度化と大衆化に貢献してきた。一方で、テレビ視聴に適したルール変更が行われ、スポーツ競技自体がオウンドメディアを所有するなど、メディアとスポーツの関係は時代とともに変化し続けている。本講義では、スポーツとメディアの変遷を辿り、メディアがスポーツに与えた影響と今後の関係性を考察する。更にSNSの出現以降、アスリートはメディアを介さず、自らが情報発信できるようになった。スポーツの価値を高める情報発信をサポートするメディアトレーニングについても学ぶ。
到達目標Goal
・スポーツとメディアの関係性を歴史的、社会的な視点から理解できる。
・スポーツにおけるメディアトレーニングの機能を説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
パワーポイントを活用した講義形式。毎授業の冒頭に、履修者からスポーツに関するトピックを提供してもらいディスカッションする時間を設ける。学期後半ではグループに分かれ、模擬記者会見を通してメディアトレーニングを実践的に学ぶ。中間テストを実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の進め方と評価方法の説明。メディアスポーツとは何か?
2[対面/face to face]:活字メディア(雑誌・新聞)
メディアの成り立ちと宗教の関係。グーテンベルグによる印刷革命から新聞・雑誌メディアが誕生する過程でスポーツはどのように扱われてきたか。
3[対面/face to face]:ラジオ①
電波メディアの誕生。1920年アメリカのKDKAにおける世界最初のラジオ放送とスポーツ中継の始まり。ラジオが生んだ日本独自のスポーツ文化であるラジオ体操と高校野球について考える。
4[対面/face to face]:ラジオ②
ラジオが伝えたオリンピックについて。「実感放送」やオリンピックが生んだスポーツ実況スタイルを事例に時代ごとにメディア技術の発達とスポーツが社会に与えた影響について考える。
5[対面/face to face]:映画
1936年ナチス政権下で行われたベルリンオリンピックで製作された記録映画はプロパガンダの様相を帯びているとされる。その他にも社会の常識やルールに変革をもたらしたスポーツ映画を題材にスポーツの歴史を振り返る。
6[対面/face to face]:テレビ
戦後の経済発展とともにテレビはスポーツを大衆化した。「メディアスポーツ」の概念を理解し、「メディアイベント」としての箱根駅伝や高校野球を例にスポーツとメディアの関係を考察する。
7[対面/face to face]:ニューメディア
テクノロジーの進化に伴い、従来のメディア企業はビジネスモデルの変革時期に直面している。特にスポーツエンターテインメントの分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)がもたらす変化は目覚ましい。スポーツ界におけるDX化事例から未来のスポーツとメディアの関係について考える。
8[対面/face to face]:ゲスト招聘(スポーツ番組制作ディレクター)
テレビスポーツ制作に携わるスタッフをゲストスピーカーとして招き、スポーツ中継番組の作られ方をお話いただく。事前の準備、スポーツ組織との折衝、放映権、カメラワーク、演出、実況とインタビューなど、スポーツを伝える側の視点を知る。
9[対面/face to face]:放映権
放映権の高騰はスポーツのルールにまで影響を及ぼした。オリンピックとサッカーW杯を事例に放映権ビジネスについて学ぶ。
10[対面/face to face]:中間テスト
これまでの授業のまとめ
11[対面/face to face]:メディアトレーニング
スポーツにおけるメディアトレーニングとは何か?日本や世界における歴史と現状を把握し、その機能を理解する。
12[対面/face to face]:危機管理対応
スポーツを取り囲む様々なリスクを整理し、過去の様々な事例から、状況に応じたリスクマネジメントとメディア対応を考える。
13[対面/face to face]:ゲスト招聘(PRコンサルタント)
スポーツ組織における不祥事案件を想定した模擬記者会見を実施。グループに分かれて適切な対応を議論し、想定問答の作成から記者会見の対応までを体験する。
14[対面/face to face]:総括
模擬記者会見の振り返り
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で取り上げたテーマに関連したレポートをまとめる。日頃のスポーツニュースをチェックする。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
講義中に配付される資料とパワーポイント資料を主要な教科書として使用する。
参考書References
授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内レポート(30%)、授業内発表(20%)、および記事作成(50%)の評価から総合的に判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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