全学PF_キャリア教育科目群Career Education Courses
CAR100LG(キャリア教育 / Career education 100)キャリアデザイン入門Introduction to Career Design
髙橋 実Minoru TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 全学PF_キャリア教育科目群Career Education Courses |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A9811 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y503 |
配当年次Grade | 法文営国環キG1年、経社1~2年、現ス1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 多摩学部の学生で「キャリアデザイン論」を履修済みの方は、本科目を履修することはできません。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
【Course outline】
We will discuss your university life and work in society together.
I support you in having a great time in your university life.
The purpose of this class is to provide you with basic knowledge of concepts that are essential for a long-term life and working in society.
【Learning Objectives】
Through this opportunity, the purpose of this lesson is to help you develop a good attitude that you can think and act on your own.
【Learning activities outside of the classroom】
Students will be required to read the relevant chapters from the text before and after every class meeting.
【Learning activities outside of the classroom】
Students must read the relevant chapters from the text before and after every class meeting.
You must spend 2 hours studying for each class meeting.
And students must prepare a notebook about their career in this class.
【Grading Criteria / Policy】
The following will determine your overall grade in the class.
・short reports after each class meeting with a 70%
・Reports for the term end : 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、①大学での過ごし方と②社会で働くということについて、一緒に考えることで、皆さんが学生生活を有意義に過ごせるよう支援していきたいと思います。
授業の中では、より長期的な人生を歩む上で必要となる考え方や、社会や働くということについての基本的な知見を提供します。これらを通じて、自分で考えて行動できるような姿勢を培うことが、この授業の目的です。
到達目標Goal
自分の頭で考え、率先して行動できるようになることを目標とします。受験を含む高校まででは、課題が与えられ、正解を出来るだけ早く見つける能力が求められてきました。しかし社会では、自ら問題を発見し、解決に向けて行動していく必要があります。また、誰かが正解を与えてくれるわけではありません。正解も一つではないでしょう。今日の正解が明日も正しいとは限りません。
そのような中では、自ら課題をみつけ、解決策を考え、そして実行し続けていく姿勢が求められます。大学の4年間では、考えながら行動し続ける姿勢、言い換えれば PDS(Plan,Do, See)サイクルを回して行ける基本的な力を身につけてほしいと思います。
最初は小さな一歩で構いません。半年の間に、授業をきっかけにして、何か行動してみることを目指しましょう。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
環境の動向を考慮しながら参加型の授業スタイルをできる限り取り入れ、教員や学生同士のコミュニケーション機会を設けます(グループワーク、対話、レポートのフィードバックなど) 。
なお、初回の授業(第1回)は、オンデマンド授業(コンテンツ動画配信)で行います(登録者に学習支援システムを通じて案内します)。
対面型の授業以外に、学習支援システムやメールを積極的に活用しますので、受講期間は必ずチェックを行うようにしてください。
■課題等の提出
・学習支援システムを利用して行います。
・授業後のリアクションペーパーの提出、最終レポート、その他講師が授業で指定した課題等の提出となります。
■フィードバック方法
・提出された課題については、学習支援システムを通じてフィードバックを行います。
・講師とのメールも活用してフィードバックを行います。
・提出された課題を、授業内で取り上げる場合があります。
■特別課題について
・授業計画以外に、本講義の目的に沿ってオンデマンド教材にて特別授業を行う場合があります。
■受講ルール
本授業の大きなテーマは「自立(自律)」です。そのため、授業内では「社会のルール」を適用します。(授業内で詳しく説明します。特に第1回のオリエンテーションは必ず視聴してください)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:オリエンテーション
【オンデマンド授業(オンラインによる動画視聴)】多くの企業の人事を歴任してきた現役の人事パラレルワーカー(複業者)として、講師自身のキャリアケースをお話しします。また、授業の内容、進め方、受講のルールなど、この授業を通して何を学ぶべきなのかをお伝えします。
併せて授業のルールなどの注意事項についても説明します。
2[対面/face to face]:大学での学び
「大学でもっと多くのことを学んでおけば良かった」。多くの大人がそう考えています。大学は、キャリアの始まり。学び方も姿勢も大きく変えなければいけません。では、大学という場所では何を学び、何を活かしていくべきなのか。現役社会人の立場から皆さんに伝え、これからの大学での学び方を考えます。
3[対面/face to face]:社会に出るというトランジション
大学を卒業すると、多くの皆さんが社会に出ていきます。このステップは、人生でも最大級のトランジション(変わり目)になります。そこで何が変わるのかを学び、自分自身のキャリアで何を考え、行動していくかを解説します。
4[対面/face to face]:働くことの意味
「働く」意味の一つは「労働に対する対価(=給料)を得る」というものですが、果たしてそれだけでいいのでしょうか?では「働きがい」とはどういうことでしょうか?働くことは本当に辛いことなのでしょうか?大人でも悩む「働く」というテーマを考えます。
5[対面/face to face]:外部環境と個人のキャリア
世界はコロナ禍や不安定な国際情勢などを通して大きく変化してきています。また、これからの日本は世界でも未曽有の少子化による労働人口減少に直面します。未来の日本でこれからどんなことが起こるのか?そして、その中でどのように生きていくべきなのか。皆さんを取り巻く社会の外部環境について解説します。
6[対面/face to face]:働き方と多様性
女性は勿論、外国人、高齢者、障害者、LGBTQなど、働く人も多様になってきており、これからの時代は働き方そのものが大きく変わります。企業の人事部長経験や現役の人事パラレルワーカー(複業者)の視点から、これからの社会の変わりゆく多様性の解説と、「多様性とは何か」を考えてもらいます。
7[対面/face to face]:なぜ企業は採用をするのか
なぜ企業は「採用」を行うのでしょうか?現役の人事だからこそ話せる、企業がなぜ採用をするのか、どんなことを考えて採用を行っているのかを赤裸々にお話しします。働く場所となる企業の考えを理解することで、自分のこれからのキャリアを考えてもらいます。
8[対面/face to face]:組織におけるコミュニケーション
組織に属すると、周囲の人と必ずコミュニケーションを行っていかねばなりません。組織の目的と個人の目的は時としてずれてしまうこともあります。社会に出ると、好きでない人と付き合わねばならないことも多くあります。組織ではどのようにコミュニケーションをとっていくべきなのか。組織におけるコミュニケーションを解説しつつ、自分自身のコミュニケーションの課題について考えてもらいます。
9[オンライン/online]:キャリアモデルケーススタディ
【オンデマンド授業】現役で働いている社会人に、自身のキャリアと、キャリアを培ってきた想いなどをお話しいただきます。そして、そのキャリアモデルをもとに、自分自身のこれからのキャリアを考えます。
10[対面/face to face]:「評価される」とはどういうことか
社会人になり、経験を重ね、スキルやノウハウがつくと、立場が変わり、社会的責任が大きくなり、お給料も上がっていきます。そのキャリアプロセスでは常に「評価される」ということが行われます。「評価される」ということはどういうことなのかを解説を交えながら考えてもらいます。
11[対面/face to face]:インターンシップ(キャリアセンター担当)
インターンシップとひとことで言っても多様なタイプがあり、それぞれに期待できる効果も異なります。インターンシップは大学に在学しながら社会人の体験ができる貴重な機会。本授業では大学キャリアセンター職員が先輩の事例や参加の注意点などを解説します。
12[対面/face to face]:ポストコロナのオンライン時代に向けてやるべきこと
コロナ禍で、世界中の環境が激変しました。それに伴いテクノロジーや働き方の変化は大きく進むことになりました。個人の自由度や選択肢は高まっていますが、求められるものが高度化して厳しい時代に入ります。ポストコロナ時代の未来をみなさんが幸せに生きていくためにやるべきことを解説し、自分自身のこれからのキャリアについて考えます。
13[対面/face to face]:学生生活と就職の準備(キャリアセンター担当)
就職はキャリアのゴールではないですが、大学生活に重なる就職活動とはどのようなものか、そのために準備しておくことを大学キャリアセンター職員が解説します。
14[対面/face to face]:学生生活の過ごし方
春学期が終わろうとしているいま、これから卒業までの3年半をどう過ごすかを考える。授業の総括や振り返りを通しながら、卒業までに成し遂げたいこと、それを成し遂げるためにどのような活動が必要かを考え、自分自身の主体的な行動計画を企画していきます。
(授業内容は変わることがあります)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回授業後に「リアクションペーパー」の提出課題があります。
また、復習のために、本授業の受講者は必ず「本授業専用のキャリアマイノート」を準備し、毎回の授業の内容および感じたことを記載してもらいます。
14回の授業のほか、オンデマンド教材による特別授業もあります(キャリアデザイン入門の他の講師とのコラボレーション特別授業など)。
なお、上記のほか、授業内で案内した書籍や、自主的なレポートは積極的に受け付けます(自主的な取り組みは加点評価を行います。積極的に取り組んでみてください)
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めません。
授業で使用した資料等は、授業後に配布します。
参考書References
授業内で、参考になる書籍を適宜案内します。積極的に読んでください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回授業後に提出してもらうリアクションペーパーが 70%。期末レポートが 30%の割合で評価します。また、平常点も加味します。皆さんの理解度を深めるため授業の8割の出席をしてください。
本授業は、授業の内容を通して「自らのキャリアと向き合う」ことを求めます。単に授業を聞くだけでなく、以下の点を授業後のリアクションペーパー、最終課題等では常に求めます。
①考察をする
「考察」とは「物事を明らかにするために調べて考えること」です。授業で伝えた内容をもとに、さらに自分自身で「考察」してもらうことが必要です。
②自分自身に向き合う
本授業は「自らのキャリアを考える」ことを主眼に置いています。授業内容をもとに必ず自分自身に照らした考察を求めます。
③自身の行動に落とし込む
本授業で伝えた知見は、それをもとに自身の行動が変わることが必要です。具体的な行動目標を立てて実行することを求めます。
また、提出を求める課題以外でも、授業で案内した書籍を読んで自分自身を振り返ったり、授業内容をもとに「行動した」レポートなどは、随時任意で提出することができます。その場合、提出内容を精査した上で、加点評価として加味します。積極的に提出してください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度からの変更はありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
本授業専用「キャリアマイノート」を必ず事前準備して、毎回の授業に臨んでください。授業内で学んだこと、そして感じたことを積極的にキャリアマイノートに記載してください。そのための筆記用具は必ず持参してください。
授業内では、学習支援システムや相互チャットツールも活用します。パソコンも持参してください。
また、第1回目の講義のほか、数回オンラインを活用した講義を行います。また、毎回の講義の情報や課題提出、コミュニケーションのために学習支援システムやメール等を積極的に活用します。そのため、パソコンおよびインターネット接続が必須になります。受講者の皆さんは準備し、随時チェックを行ってください。
その他の重要事項Others
【その他の重要事項 / Others】
本講義は「自分自身のキャリアを真剣に考えたい人」の受講を勧めます。
なぜなら、自分自身と向き合うためには、時間と熟慮が必要で、かなり厄介で面倒なプロセスだからです。本講義では、徹底的に自分自身と向き合ってもらうため、積極的な受講意識が必要になります(自分に向き合うことは決して楽ではありません)。
本気で自身のキャリアを考えたい人には、将来社会人になってからも活用できる知識とノウハウが身に着くはずです。
■講師プロフィール
新卒でJCB 入社、その後NTT、トヨタグループ企業で新規事業企画、営業などを歴任。その後40歳にして人事に転身。トヨタファイナンス、創業100 年企業、IT 企業のHDE(現HENNGE)で人事部長を歴任。これまで2,000 人を超える新卒学生と面接を行ってきている。
2018年から現職。「マイクロ人事部長」として、パラレルワーク(複業)を行って複数社の企業の組織改革や人事に携わっている。
現職の人事としてリアリティのあるキャリアデザイン講義となります。
https://www.dodadsj.com/content/180403_takahashi/
https://bizhint.jp/report/398484
【受講制限】本授業の第1回目授業開始前日時点において仮登録者が教室定員を上回った場合はハイフレックス授業になります(クラスを2つに分けて、1回おきに教室授業とオンライン授業を交互に受講)。なお、仮登録者が教室定員の2倍を超えた場合は抽選によって受講者を決定します。この場合、第1回目授業の前日までに履修の仮登録をしていなかった学生は抽選の対象とならないため、受講できません。