法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)基礎ゼミⅡBasic Seminar Ⅱ
遠山 純弘Junkou TOOYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | V1341 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | 選択 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
法律基本科目群(応用科目) 民事系 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
In Basic SeminarⅠ-Ⅱ students learn about legal thinking, how to understanding judical precedents and how to writing (legal) sentences.
In Basic SeminarⅡ students especially learn about them through exsamining the problems.
【Learning Objectives】
The goal of this class is to enable students to understand and explain each theme described in the "Course outline".
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policies】
Your overall grade in the class will be decided based on the following
report: 70%, in class contribution: 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・法学未修者は、2年次から法学既修者と同じクラスで学習することになる。そのため、法学未修者は、法学部の学生が4年間の学修を通して身に着けた知識やスキルを1年間で身に着けることが要求される。そこで、基礎ゼミⅠ、Ⅱでは、学生(法学既修者を含む)が法律を学ぶ上で必要とされる知識やスキルを身に着けることを目的する。
・より具体的には、法律学習において最も基本となる、①法律的な考え方とは何かを理解し、法的な考え方ができるようになること、②教科書や判例集の調べ方や読み方を理解し、実際に読めるようになることを目的とする。また、司法試験では、知識を修得するだけでなく、答案を書くことも重要である。そこで、③課題の検討を通して、法律的な考え方を修得するとともに、法律文章を書ける(起案ができる)ようになることも目的とする。
・基礎ゼミⅡでは、基礎ゼミⅠで修得したことを前提に、問題検討を通して、上記①、②、③ができるようになることをその目的とする。
・なお、基礎ゼミⅡを履修するためには、上記の理由から、基礎ゼミⅠの単位を修得済みであることを前提とする。
到達目標Goal
・基礎ゼミⅡでは、実践を通して、学生が、①法律的な考え方とは何かを理解し、問題を法的に考えることができるようになること、②教科書や判例集の調べ方や読み方を理解し、実際に判例を読むことができるようになること、③課題の検討を通して、法的な考え方を修得するとともに、法律文章を書く(起案する)ことができるようになることが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・下記「授業計画」記載のとおり、課題の検討を通して、論点および関連判例の整理をし、その後、判例の事案分析を通して、判例の持っている意味や射程について検討する。
・また、以上の議論をまとめる形で、授業外で課題に対して起案を行ってもらう。
・課題等の解説は、授業内において行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:起案解説1
あらかじめ提出・添削した起案について解説を行う。
第2回[対面/face to face]:判例を読む1
指定した判例を実際に読んでみる。
第3回[対面/face to face]:判例を読む2
指定した判例を実際に読んでみる。
第4回[対面/face to face]:起案解説2
あらかじめ提出・添削した起案について解説を行う。
第5回[対面/face to face]:判例を読む3
指定した判例を実際に読んでみる。
第6回[対面/face to face]:判例を読む4
指定した判例を実際に読んでみる。
第7回[対面/face to face]:起案解説3
あらかじめ提出・添削した起案について解説を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各授業において、次回授業の課題を課す。参加者は、その課題をきちんと予習して授業に臨んでもらいたい。
・また、基礎ゼミⅠ、Ⅱは、積み上げ式で学修が進んでいく。そのため、各授業については、前回授業の内容を理解してくることが必要となる。したがって、前回までの授業について不明な点がある場合には、次回の授業までに不明な部分をきちんと調べて理解してくるか、質問するなどして、前回までの授業内容をきちんと理解しておくことが必要となる。
・基礎ゼミⅡは、1年次の春学期の民法の各授業と連動して授業を行うので、授業で取り上げられた事項についてはきちんと理解していることが必要となる。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・民法Ⅰ、Ⅱ、Ⅴで使用したテキストおよび教材を用いる。
参考書References
・参考文献で必要なものは、授業中に随時指定する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価の方法と基準は、以下のとおりである。
①起案(70%)
②質疑応答(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・起案の機会をもっと増やしてほしいという意見がある。ただ、私が見る限り、起案ができない者は、そもそも起案するために必要な知識を欠いている。そのため、単純に起案の機会を増やせば問題が解決するわけではないように思われる。起案の機会を増やしてほしい者については、状況を見ながら授業外で個別に対応する。
・授業の説明にもかかわらず、あくまで自分の考え方・やり方を貫こうとする学生がいる。もちろん、それが適切なものであれば、問題はないが、それが誤っていたり、おかしな場合には、授業を理解して、きちんと考え方・やり方を修正してもらいたい。