SSISSI (Sports Science Institute)
HSS100LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100)地域スポーツ論Community Sports
海老島 均Hitoshi EBISHIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A9062 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y505 |
配当年次Grade | 1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
2023年度までにSSI主催の「スポーツ文化論」を修得済の場合、履修不可 ※社会学部主催の「スポーツ文化論」を修得済の場合は、履修可 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
(Outline and objectives)
As people are getting less active due to more sedentary modern lives, daily physical activities and sports are getting more important to maintain the mental and physical well-being. Managing to create a good sporting environment in the community is a key to solving this problem. After the year 2000, the paradigm shift, which prioritize the community sports, took place in Japan. However there are so many tasks to be done to develop the community sports, because school sports have been regarded so highly in Japan. In this course, the philosophy behind managing to create the sound community sports environment and how to practice it are discussed in multiple perspectives.
(Goal of this course)
The goal of this course is to acquire the knowledge about the policy and actual plans to develop and improve the environment of the community sport in Japan.
(Work to be done outside of class)
Students are expected to closely look at the sporting environment in their own community and develop their own viewpoint about it. References or related URL are introduced in the class, which can be used to complete the assignments or their own researches.
(Grading criteria)
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term end examination:40% In class contribution including the evaluation of the comments paper in each class:60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
身体活動の機会が著しく減少している現代社会において,健康な身体を維持するために,運動・スポーツを有効に日常生活に取り込むことは極めて重要である。これを可能にする環境を提供する上で,地域スポーツ経営はキーとなってくる。学校スポーツが中心となりスポーツ環境が形成されてきたわが国において,地域スポーツへのパラダイムシフトが2000年代になってから急激に進行したが課題も多いのが現状である。本授業ではこうした課題の解決策を探ると共に,生涯スポーツ社会をつくりだす上で必要な地域スポーツ環境を創造する方策とその背景となる理論に関して考えていく。
到達目標Goal
生涯スポーツ社会の基盤となる地域スポーツに関して,わが国で今後さらに拡充・発展させていくための方策に関する知識を獲得することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎時間のテーマについて,実例や科学的データや映像資料を活用しながら授業を進める講義型授業である。
遠隔対応時は,グーグルクラスルームを用いたオンデマンド型授業とする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション:地域スポーツとは何か
地域スポーツとは何を指すのか?言葉の定義をするとともに国内外の地域スポーツの現状に関して紹介する。
2[対面/face to face]:地域におけるスポーツ振興策:日常的身体活動とスポーツの違いについて
地域スポーツ振興策はクラブづくりに焦点が当てられることが多い。日常的な身体活動を活かしたスポーツ振興策について考える。
3[対面/face to face]:日常生活における身体活動を活かしたスポーツ健康政策:ウオーキング
ウオーキングを活かした地域のの健康策またはスポーツイベントに関して考える。
4[対面/face to face]:日常生活における身体活動を活かしたスポーツ健康政策:ランニング
ランニングを活かした地域のの健康策またはスポーツイベントに関して考える。
5[対面/face to face]:日常生活における身体活動を活かしたスポーツ健康政策:自転車
世界的に自転車活用を活かした街づくり,健康政策が着目されている。そうした事例を紹介すると共に,自転車に関係した地域クラブ経営の国内外の比較をする。
6[対面/face to face]:健康・ウエルネスムーブメントと地域スポーツ
健康・ウエルネスムーブメントを推進する地方自治体の政策を検討するとともにイベントや地域スラブの取り組みについての検討する。
7[対面/face to face]:地域におけるスポーツ環境:パスウエイおよびプロチームによるイニシアティブに関して
地域におけるスポーツ環境において,パスウェイ(初心者からトップまでの連続性)やプロチームの役割について考える。
8[対面/face to face]:地域スポーツ環境の国際比較論
わが国が理想としているヨーロッパの地域スポーツ環境におけるスポーツクラブの経営に関して優れている点について考える。
9[対面/face to face]:地域スポーツ経営の方策:指定管理者制度,PFI等
地域スポーツ経営に関してキーとなる制度や方策に関して検討する。
10[対面/face to face]:トップ・アスリートのセカンド・キャリアと地域スポーツ環境
トップアスリートとして活躍した選手の経験や知見を活かした地域スポーツ環境をつくりだす可能性に関して考える。
11[対面/face to face]:スポーツNPOの可能性
単一種目のスポーツNPOやスポーツ環境形成を目的としたNPOの活動事例を紹介すると同時に今後の可能性に関して考える。
12[対面/face to face]:学校スポーツと地域スポーツの相互補完性に関して①
2023年度よりスタートした中学校の部活の地域移行の現状と課題に関して考える。
13[対面/face to face]:学校スポーツと地域スポーツの相互補完性に関して②
学校スポーツと地域スポーツが共存,相互補完関係をつくりだしている諸外国の事例に関して紹介すると同時にわが国の現状と比較検討する。
14[対面/face to face]:まとめ:グラスルーツからトップまでが生涯スポーツを楽しめる環境を地域につくりだすために
授業全体のまとめと総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自分の住んでいる(住んでいた)地域のスポーツ環境に関して調べて問題意識を醸成していく。さらに毎回の授業で関連トピックに関して参考文献や参考URLを紹介するので,課題作成や準備学習に活用する。本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。トピックに併せて文献を紹介するが,参考図書に挙げた『スポーツ地域マネジメント』は多用するので購入を勧める。
参考書References
原田宗彦著『スポーツ地域マネジメント:持続可能なまちづくりに向けて』,学芸出版社,2020
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の平常点(課題,議論,発言等):60パーセント
最終レポート(プレゼン):40パーセント
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません