市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL300LA（哲学 / Philosophy 300）キリスト教思想史ＢThe History of Christian Thought B
鵜澤 和彦Kazuhiko UZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q6134 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P6035 |
| 旧科目名Previous Class title | キリスト教思想論 |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y701 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 哲・英文学科除く |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes |
定員制（30） |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This course aims to explore the intellectual heritage of Christianity through the lenses of both faith and reason. The goal is to provide a comprehensive understanding of the historical progression of Christian doctrine. Moreover, we will delve into the philosophical concepts closely related to Christianity and how they have influenced various aspects of society, including politics, economics, and culture. Scope of autumn classes: students will study everything from the Renaissance and Reformation to modern European literature's view of the human person.
In preparing for the assignment, students should start by reading the assigned text to understand technical terms (2 hours). They will revise their responses to the questions and complete assignments for the class (2 hours).
Your performance in this course will be evaluated based on two factors: assignment evaluation each time and a final report at the end of the semester. Both carry equal weightage in the grading criteria.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
キリスト教は、わたしたち人間存在とそれを取り囲む世界、そして、それらの根源としての神についての教義を形成し、人間社会及び文化の諸領域に多大な影響を与えてきました。本授業は信仰（信じること）と理性（知ること）の両側面から、このキリスト教の知的遺産を歴史的に学びます。また、受講生がこれらの学習を通して、キリスト教の理解を深めていくことを目的とします。秋期授業（キリスト教思想史B）は、ルネサンスと宗教改革から近代ヨーロッパ文学の人間観までを学びます。
到達目標Goal
①キリスト教の教義とその歴史的発展に関する理解を深めることができる。②キリスト教と深い関係にある哲学の諸概念をよりよく理解することができる。③政治・経済・社会ならびに文化（芸術など）に与えているキリスト教の影響を把握することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義は授業支援システムHoppiiを使用しながら、対面の形式で行います。聖書はオンラインで参照できるようにするほか、関連資料を適宜提供します。また、3回から4回に1度、グループワークと質疑応答の時間を作り、教科書の内容理解の深化を図ります。出席、質問、感想は、Google Formを通じて提出してもらいます。質問へのフィードバックは次回の授業時に行います。課題の出題、回収、評価とフィードバックは、Hoppiiを使用して行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業のガイダンス
シラバスの各項目を説明するほか、春期授業の内容を振り返ります。
第2回[対面/face to face]：第10章 ダンテと中世文学の思想
中世文学の歴史的展開、ダンテの『新生』『神曲』、ペトラルカの文学を学びます。
第3回[対面/face to face]：第11章 キリスト教共同体の終焉と近代への移行
ダンテの『帝政論』、マルシリウスの『平和の擁護者』、クザーヌスの『普遍的一致』を解説します。
第4回[対面/face to face]：グループワークと質疑応答
第10章と第11章の内容について、グループワークと質疑応答を行います。
第5回[対面/face to face]：第12章 ルネサンスと宗教改革の思想
ルネサンスとは何か、イタリア人文主義の思想、ルターの信仰特質およびキリスト教的霊性の定義などについて説明します。
第6回[対面/face to face]：第13章 宗教改革から近代思想へ
プロテスタンティズムの歴史的な成果と残された問題などについて学びます。
第7回[対面/face to face]：第14章 近代的自我の確立
デカルトのコギトと哲学の出発点、パスカルの問いと人間の理解などを解説します。
第8回[対面/face to face]：第14章続き パスカルと信仰
パスカルの生涯、決定的回心（メモリアル）、イエズス会との論争について学びます。
第9回[対面/face to face]：グループワークと質疑応答
第12章から第14章までの内容について、グループワークと質疑応答を行います。
第10回[対面/face to face]：第15章 啓蒙思想と敬虔主義
欧州各国の啓蒙思想、敬虔主義の覚醒運動、シュライアマッハーの宗教論について解説します。
第11回[対面/face to face]：第16章 ヘーゲルの思想体系
ヘーゲルとフランス革命、歴史の弁証法とその影響などについて学びます。
第12回[対面/face to face]：第17章 ヘーゲル体系の批判と解体
フォイエルバッハ、マルクス、キルケゴールの思想などを解説します。
第13回[対面/face to face]：第18章 近代ヨーロッパ文学の人間観
中世から近代への歴史的変遷、近代ヨーロッパ文化および文学について学習します。
第14回[対面/face to face]：秋期授業のまとめと質疑応答
秋期授業の内容を振り帰った後で、第15章から第18章までの内容について、グループワークと質疑応答を行います。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習：指定されたテキストの箇所を読み、理解できない点をまとめてください。また、それに関連する諸概念を調べてください。（2時間）
復習：再度、テキストや授業資料を読み直し、疑問点が解決できたかどうかを確認してください。疑問があれば、Hoppiiの投稿欄に質問を記入してください。また、課題の問題に答えてください。（2時間）
テキスト（教科書）Textbooks
金子 晴勇 (著)『ヨーロッパ思想史 ―理性と信仰のダイナミズム―』筑摩選書、2021年、ISBN-13 : 978-4480017284、1980円、生協書籍部で購入してください。
参考書References
若松英輔・山本芳久（共著）『キリスト教講義』文芸春秋、2019年、ISBN-13 : 978-4163909455、1850円
成績評価の方法と基準Grading criteria
①毎回の課題評価、②秋学期の期末レポート（到達目標の技術の習得）。①を50%、②を50%として、受講生の成績を総合的に評価します。課題プリントの評価については、授業内容を的確に把握しているかどうかを基準にします。また、期末レポートに関しては、小論文の形式を満たしているかどうか、また、内容把握が的確かどうかを基準にして判定します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
病気などで体調が悪くなっても、すべての学習教材は、学習支援システムHoppiiにアップロードされています。病欠した授業の内容を自習して、課題を提出すれば、その課題を評価します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムHoppiiを利用するため、インターネット、パソコンあるいはノートブックを使用します。
その他の重要事項Others
その他の詳細は、授業支援システムHoppiiに記載しますので、そちらをご覧ください。