市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL300LA（哲学 / Philosophy 300）徳と倫理ＢVirtue and Ethics B
内山 真莉子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q6148 |
| 旧授業コードPrevious Class code | Q6148 |
| 旧科目名Previous Class title | 徳と倫理Ｂ |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y606 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 哲学科除く |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
Ethics is the study of how to live a good life. The goal of this course is to offer a roadmap for conversations about ethics by presenting an overview of the development of ethical ideas in the Western world. The key concept to focus on is virtue ethics.
【Learning Objectives】
This course aims to deepen your understanding of ethical thought from early modern to modern times, practice consideration of ethical issues, and enhance self-awareness by exploring various ethical ideas.
【Learning activities outside of classroom】
Students are required to review their resumes and create reaction papers to deepen their reflections.
You are required to dedicate at least four hours to studying for a class.
【Grading Criteria /Policy】
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 60%， Reaction papers: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
倫理学とは、人が〈善く生きる〉とはどのようなことかを探求する学問である。本授業は、西洋における倫理思想の流れを概観することで、倫理学の議論への手引きとなることを目的とする。着目するキーワードとして、「徳」と「善」を設定する。
西洋における倫理思想と一口に言っても、そのトピックは様々にある。秋学期はその中でも近世～現代に焦点を当て、どのようなことが論点として扱われてきたのかを見ていくのだが、とりわけ「徳倫理学」について重点的に扱う。そこで得た知見をもとに、自分自身の問題意識を深めていくことも目標とする。
到達目標Goal
・近世～現代における倫理思想の主要な論点について理解を深める。
・倫理学の論点について考察するとはどのようなことなのかを理解し、実践することができる。
・様々な倫理思想に触れることで、自分自身の問題意識を深めることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・本授業は講義形式で、毎回レジュメを配布しそれを元に解説を行う。
・授業毎に、当該授業の内容に関わるリアクションペーパーを提出してもらう。
・次回授業の冒頭に、リアクションペーパーのいくつかを匿名で共有し、フィードバックを行う。
・授業最終回に、論述形式の試験を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業の進め方と導入①
徳倫理学とは（1）
第2回[対面/face to face]：導入②
徳倫理学とは（2）
第3回[対面/face to face]：ルターと信仰
自由意志と奴隷的意志
第4回[対面/face to face]：ヒュームと徳①
人間本性と徳
第5回[対面/face to face]：ヒュームと徳②
道徳原理とは
第6回[対面/face to face]：義務倫理
カントの「自律」
第7回[対面/face to face]：功利主義
幸福と利益
第8回[対面/face to face]：アンスコムと徳①
道徳哲学の有益性について
第9回[対面/face to face]：アンスコムと徳②
行為と意図
第10回[対面/face to face]：マッキンタイアと徳①
倫理思想の歴史
第11回[対面/face to face]：マッキンタイアと徳②
共同体と倫理
第12回[対面/face to face]：徳倫理学と現代の諸問題①
生命倫理について
第13回[対面/face to face]：徳倫理学と現代の諸問題②
環境倫理について
第14回[対面/face to face]：倫理学的考察の実践
授業内試験と解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
レジュメを精読することで見直し、リアクションペーパーの作成を通じて自分なりの考察を深める。
本授業の準備学習・復習は、各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。レジュメ・資料は授業毎に配布する。
参考書References
『倫理学入門』品川哲彦著、中公新書、2020年。
ダニエル・C・ラッセル編『ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学』立花幸司監訳、春秋社、2015年。
その他、授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
上記の到達目標に即して、以下の２項目にて評価する。
①授業最終回の論述試験：60％
②リアクションペーパーの内容：40％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。