市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
ARSa300LA（地域研究（ヨーロッパ） / Area studies(Europe) 300）教養ゼミⅡLiberal Arts Seminar II
ヨーロッパの（国民）アイデンティティはどう創られてきたのか
ル ルー 清野 ブレンダンBrendan LE ROUX KIYONO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q6608 |
| 旧授業コードPrevious Class code | － |
| 旧科目名Previous Class title | － |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市外濠‐S501 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes |
定員制 |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | ○ |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
The main purpose of this course is for students to acquire knowledge and think about "How national identities were forged in Europe".
One other purpose is for the students to learn about and use methods to read and analyse diverse categories of documents, written in different languages.
It is not a goal of this seminar to acquire proficiency in Japanese, or any other language, therefore students are welcome whatever their language proficiency is.
Students will deal with reading various documents, study the vocabulary, and will discuss these and try to answer questions about them.
The format of the course will be as interactive and participatory as possible, with the help of screened slides in order to explain important facts and/or concepts. Classes will focus on group work, cooperation between students to understand the texts and answer questions, in order to build a common knowledge about the "creation of the national identities in Europe".
The key to success in this course is weekly preparation and review of the class content, and active participation during class discussion.
The grading criteria shall be as follows:
・Presentations, reflection papers, short tests, etc: app.70 %
・Attendance:app. 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業ではヨーロッパの近現代史をただ単に通史的に勉強するのではなく，「〇〇人とは何（誰）か？」，「国民はどう創られたのか？」というような問いについて考えながら，近現代ヨーロッパにおけるアイデンティティの問題を探っていきます。特に，近現代ヨーロッパにおける国民国家と言語（「国語」）との関係性に重点を置きたいと考えます。
到達目標Goal
この授業では，学生達は近現代ヨーロッパにおける国民の創造に関する多様な側面を探求したり，論じたりします。 授業終了時には，それらのトピックに関する様々な概念や問題点を深く理解し，以下のことができるようになるでしょう。
①ヨーロッパについて基本的知識を獲得し，それらを説明できる。
②国民国家の概念を概ね理解できる。
③世の中の動きを歴史的に考えるための視点を獲得する。
（④ヨーロッパへの留学に備える。）
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP1、国際文化学部：DP1、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業では，学生達は様々な資料（歴史的文章，論文，新聞記事，図…）を読解し，それについて議論したり，質問に答えたりします。教員は重要な事実や概念を説明するためにスライドを使用し，できるだけ双方向的かつ参加型にする予定です。学生達はグループワーク等を通じて学生同士で協力して資料を理解し，質問に答えることで，近現代ヨーロッパにおける国民（アイデンティティ）の創造というテーマに関する共通の知識を築いていくことを目指します。
この授業では，学生同士そして学生と教員とのやりとりは基本的に日本語で行われます。従って，履修者は大学レベルの日本語の基礎知識を持っていることが期待されます。しかしこの授業を受講するのに完璧な日本語力が必要ではありません。必要に応じて，難しい用語などを英語で補足説明をします。日本語を練習したいという意欲と，歴史や資料，特に近現代ヨーロッパにおける国民（アイデンティティ）の創造に興味があることはこの授業を履修する大きな動機付けと言えましょう。
この授業で成功する鍵は，毎週の予習と復習，そしてクラスでのディスカッションに積極的に参加することです。
宿題や質問事項等に関するフィードバックは基本的に授業時間内に行いますが，Hoppii を通じて行う場合もあります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：授業紹介
シラバスの確認
ヨーロッパとは何か？どこか？（受講生に対するアンケート）
2[対面/face to face]：ヨーロッパとは何か？
ヨーロッパに対するイメージとステレオタイプ
3[対面/face to face]：ケーススタディ①
カタルーニャ「問題」について
4[対面/face to face]：ケーススタディ①
カタルーニャの形成過程
5[対面/face to face]：ケーススタディ①
カタルーニャとスペインにおける言語
6[対面/face to face]：ケーススタディ①
カタルーニャと「国民国家」／「国民国家」と「想像の共同体」
7[対面/face to face]：ケーススタディ②
18世紀「ドイツ」の状況／ヘルダーと「国民語」
8[対面/face to face]：「国民語」を求めて
ヨーロッパにおける言語状況
9[対面/face to face]：「国民一つに、言語一つ？」①
フランス語の成立過程①
10[対面/face to face]：「国民一つに、言語一つ？」②
フランス語の成立過程②
11[対面/face to face]：国語の普及①
フランス
12[対面/face to face]：国語の普及②
イギリス
13[対面/face to face]：国語の普及③
ドイツ
14[対面/face to face]：共通の祖先を求めて
「我々の祖先はガリア人なり」
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習，復習，課題や発表の準備が毎回求められます。
大学設置基準によれば，2単位の講義及び演習の準備・復習時間は1回につき4時間以上とされています。
テキスト（教科書）Textbooks
ほぼ毎回授業中に配布しますので，教科書を購入する必要はありません。
参考書References
ティエス，アンヌ＝マリ著『国民アイデンティティの創造 : 十八～十九世紀のヨーロッパ』（勁草書房，2013）／配架場所＝市:1F，請求記号＝230/TH，資料番号＝21032000079280
それ以外の参考書については必要に応じて授業中に指摘します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・発表やリフレクションシート，小テスト（クイズ等）：約70％
・出席点：約30％
※ 欠席1回につき，「出席点」が10%下がる。3回以上欠席した場合は不合格となり，単位はもらえない。何らかの理由で欠席した場合は，直ちに教員にメール等で連絡して説明すること。 正当な理由なく20分以上遅刻した場合は，欠席とみなす。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
(初めての授業内容なので，該当しない。)
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料の共有などに，Google ClassroomやHoppiiを使いますので，必要な機器や情報環境は備えておいた方が良いでしょう。
その他の重要事項Others
履修者の人数，個人背景（言語レベル等），希望等に応じて上記の【授業計画】が変更されることも考えられます。