市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ARSa200LA(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 200)フランス生活文化論LAMode and Art of living in France LA
梶谷 彩子Ayako KAJITANI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | R5295 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y505 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
定員制(40) |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は4群200番台リベラルアーツ科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 4群(諸外国語分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to study the gastronomic culture of modern France. The goals of this course are to understand this culture and have own view through studying and discussion.
Students will be expected to read the references as below. Your study time will be more than 2 hours for a class.
Final grade will be calculated according to the following process:
in-class contribution (60%) and term-end report (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、19世紀~20世紀フランスの食文化を中心に、そのあり方を学びます。「フランスの食文化」という表現から、どのようなことをイメージするでしょうか。「華やか・おしゃれ」、あるいは「特別な日の料理」など様々な印象があると思いますが、実は、現代の私たちがフランス料理に対して持つイメージのルーツの多くは、近代のフランスにあります。空腹を満たす以上の価値を自国の食に見出していったフランス。なぜそうなったのか?その背景を知って、フランス文化への理解を深めていきましょう。
到達目標Goal
フランスの食文化について、歴史の流れとともに理解できるようになること。また、意見の記述や発表を通して資料を自分なりに考察し、知見をまとめることができるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式。イメージを描きやすいようできるだけ図像を用意して進めていきます。映像資料も見る予定です。
原著の資料を見ることもありますが、解説をしますのでフランス語の知識はなくても大丈夫です。
毎回授業後にコメントカードを提出していただき、そこで出た質問には次回の授業でできる限りフィードバックします。
また、受講する皆さんのフランスの食や文化に関する興味関心を共有していただく発表の機会も設けます。授業とは異なる視点に触れることも目的としていますので、大枠のテーマを逸脱していなければ広く様々なテーマを歓迎します。
最終課題は、期末レポートの作成です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
授業の進め方、参考資料の紹介。
日本においてフランスの食文化はどのように紹介されているかについても解説。
第2回[対面/face to face]:テーブルに「映える」料理
テーブルに「映える」料理はなぜ必要だったか?/宮廷料理について
第3回[対面/face to face]:「華やかな食卓」の特徴の変遷
「映える」料理から「味で魅せる」料理へ/18世紀までの価値観と、19世紀からの価値観
第4回[対面/face to face]:美食を支える背景
パリの美食を支えた市場/給仕の変化
第5回[対面/face to face]:「美食」は誰のものか:レストラン
「おいしい」が皆のものになる時代:レストラン興隆史
第6回[対面/face to face]:「美食」は誰のものか:「おいしい」の基準の誕生
「おいしい」を評価するということ:ガストロノミー(前編)
第7回[対面/face to face]:「美食」は誰のものか:情報が生み出す「美食」
「おいしい」の評価の変遷:ガストロノミー(後編)
第8回[対面/face to face]:資料で見るフランスの美食
フランスの美食についての映像資料を視聴します。コメントカードを通して、感想や考察をまとめてください。
第9回[対面/face to face]:高級料理の変遷
ヌーヴェル・キュイジーヌの誕生と、その後
第10回[対面/face to face]:文化としての「郷土料理」
フランスにおける郷土料理の位置/郷土料理=文化的遺産という視点の原点
第11回[対面/face to face]:報告会①
フランスの食や文化にまつわる興味関心を発表しあいましょう。授業とは異なる視点に触れることが目的です。
第12回[対面/face to face]:報告会②
郷土料理でめぐるフランス
報告会の予備日です。
ほか、フランスの代表的な地方の位置の確認・その土地に根差した郷土料理を網羅的に見ていきます。
第13回[対面/face to face]:映像資料で見るフランスの美食その2
映像資料の視聴(第2回)
その後感想や意見を書く時間を設けます。
資料の尺によっては前半と後半に分け、第14回にまたぐことがあります。
第14回[対面/face to face]:まとめ・レポート作成の手引き
現代から見た、近代フランスの食文化の重要性/レポートの書き方案内
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。下記参考書のうち、①を読み切ること。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用せず、資料配布を行ないます。資料はすべてHoppiiを通じての配信となります。授業中に使いますので、各自手元に用意の上出席してください。
参考書References
①池上俊一『お菓子でたどるフランス史』、岩波書店、岩波ジュニア新書、2013年。
②ジャン・ピエール=プーラン、エドモン・ネランク『フランス料理の歴史』、山内秀文訳・解説、角川ソフィア文庫、2017年。
③北山晴一『世界の食文化⑯ フランス』、農村漁村文化協会、2008年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(コメントカード、発表等の受講態度全般)60%、期末レポート40%の総合評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義形式であるため、授業中はどうしても教員から伝えることが多くなってしまいますが、可能な限り皆さんからのご質問にお答えすることを心掛けてきました。今年度も継続していきたいと思いますので、コメントカードは、ぜひ存分に活用してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料は配信による事前配布が主となりますので、授業開始までに各自対応してください。印刷した資料か、資料をダウンロードしたPC、タブレット端末等を持参すること。原則として教室内での紙媒体配布はいたしません。
その他の重要事項Others
履修申請者が41人を超えてしまった場合、定員が40人の授業であるため、履修者を抽選とします。