市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ARSa200LA(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 200)フランスの文化と社会LACulture and Society in France LA
石川 典子Noriko ISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | R5291 |
旧授業コードPrevious Class code | P6661 |
旧科目名Previous Class title | フランスの文化と社会Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市富士‐F307 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
定員制(30) |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は4群200番台リベラルアーツ科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 4群(諸外国語分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course deals with various aspects of lives in France with the aide of movies.
The goals of this course are to get knowledge about French films and to analyze differences between them and films of other countries, as well as to reflect on various problems in the French society.
The students are expected to see a whole film, which we can see only partially during the class, and to make some researches on subjects concerning social or historical backgrounds of the film. After each film, the students must submit an assignment. This work will require two hours for each class.
Grading will be decided based on in-class contribution (50%) and term-end examination(50%).
This course is designed for all students who are interested in France; the knowledge of the French language is not indispensable.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、映画を通して、フランスの文化と社会の様々な側面について考えます。他国の異なる文化や社会を知ることで自国を俯瞰的に見る視点を身につけましょう。今学期は、主に「移民」をテーマに設定します。フランス映画に関する歴史についての理解を深め、作品から見て取った諸問題をどのようなアプローチによって論じうるのかといった理論的な側面についても扱う予定です。
フランスの文化を中心に学びますが、フランス語を学習している必要はありません。様々な知識を吸収して視野を広げたいという意欲を受講生には求めます。
到達目標Goal
本授業では、他国の異なる文化や社会を知ることで、自国を俯瞰的に見る視点を身につけることを目指します。また、受講生各自が多様な文化や社会のあり方について幅広い知識と、学習したことについて自分の言葉で表現する表現力を習得することを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
主に「移民」をテーマとした作品を取り上げ、その中で表象された諸問題について考えます。授業内で扱う作品は必ずしも「面白い」ものではありませんが、映像を「読む」とはどういうことか、考えてみましょう。
各回の授業では、映画を見ながらワークシートに回答していただきます。詳しい授業の進め方については、初回授業時にガイダンスを行います。学生からの質問には、授業時間内、または授業支援システムを通じてフィードバックしていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
ハリウッド製作『ヒューゴの不思議な発明』(2011)を通して、フランス映画史を概観する。
2[対面/face to face]:フランス映画の歴史(1)
『工場の出口』(1895)や『月世界旅行』(1902)などといった作品を通じて、音と映像とが融合していく映画の技術=芸術史を確認する。
3[対面/face to face]:フランス映画の歴史(2)
『勝手にしやがれ』(1960)を通して、ヌーヴェル・ヴァーグとは何かを確認する。
4[対面/face to face]:作品分析(1)
『憎しみ』(1995)を通して、論点を見出す。
5[対面/face to face]:映画理論概論
映画作品を科学的に分析する諸アプローチを概観する。
6[対面/face to face]:作品分析(2)
『憎しみ』(1995)を通して見出した論点を、映画理論の諸アプローチから深める。
7[対面/face to face]:作品分析(3)
『最高の花婿』(2014)を通して、現代フランス社会における移民の問題を概観する。
8[対面/face to face]:フランスという「国」の成立
「自由・平等・友愛」という「共和国」という理念について確認する。
9[対面/face to face]:作品分析(4)
『パリ20区僕たちのクラス』(2008)を通して、論点を見出す。
10[対面/face to face]:現代フランスの諸問題
現代社会における移民問題や、「ライシテ」という考えについて理解を深める。
11[対面/face to face]:作品分析(5)
『パリ20区僕たちのクラス』(2008)を通して見出した論点を、映画理論の諸アプローチから深める。
12[対面/face to face]:作品分析の実践演習(1)
『レ・ミゼラブル』(フランス映画、2019)を通して、最終課題に向けた論点を見出す。
13[対面/face to face]:作品分析の実践演習(2)
『レ・ミゼラブル』(フランス映画、2019)を通して、最終課題に向けた論点を深める。
14[対面/face to face]:期末試験
これまでの学習の理解の確認。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて2時間を標準とします。
取り上げる映画作品は授業内で全て見ることが出来ない可能性があるので、興味のある方はAVライブラリなどで借りて全体を観ておくと良いかと思います。
授業内で様々な参考文献を紹介します。全てを読む必要はありませんが、期末試験の準備のためには、できるだけ多くの参考文献にあたることを推奨します。
テキスト(教科書)Textbooks
指定する教科書はありません。
参考書References
中条省平『フランス映画史の誘惑』集英社新書
朝比奈美知子/横山安由美編著『フランス文化 55のキーワード』ミネルヴァ書房
三浦信/西山教行編著『現代フランス社会を知るための62章』明石書店
岩本憲児/波多野哲朗編『映画理論集成』フィルムアート社
岩本憲児/武田潔/斉藤綾子編『「新」映画理論集成 1(歴史/人種/ジェンダー)』フィルムアート社
その他、授業中にも適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業各回でのワークシートへの取り組み50%、期末試験:50%で総合的に評価します。受講生各位の積極的な意見の表明を期待します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
扱う予定の作品は変更になる可能性があります。
期末試験のやむを得ない事情による未受験については、学内の規定に則って申告された場合にのみ対応します。