市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
LANe200LA（英語 / English language education 200）English３ⅠEnglish 3 I
英語で読む日本文学
大野 ロベルトRobert ONO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | R2089 |
| 旧授業コードPrevious Class code | － |
| 旧科目名Previous Class title | － |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐0507 |
| 配当年次Grade | 文（哲日英）2年［中級／日本語／世界の中の日本］ |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 外国語科目 4群［選択必修］外国語（英語） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This course invites students to read famous Japanese stories from the Taisho and Showa periods in English translation.
The goal of this course is to give students the opportunity of close-reading, bearing in mind how aspects of Japanese culture is rendered in English Language. Students will also present about their favorite author to the rest of the class.
The standard preparation and review time for this class is one hour per week.
Grading criteria is as follows: 40% Presentation, 30% Quiz, 30% Class Participation. Based on the grading criteria set by the instructor, students that successfully achieve 60% or more of course goals will be able to earn a passing grade for the course.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
ある言語を「モノにする」ためには、その言語で書かれた小説を読むことも有効な手段である。だがそこに「ハードルの高さ」がつきまとうことは否定できない。そこでこの授業では、受講生にとって身近な、日本の有名作家によって書かれた日本文学の名作を、英語に翻訳された形で読むことに挑戦する。原典との比較などを行うのではなく、あくまで英語で書かれた小説としてテキストと格闘することになるが、そこに描かれる文化がまぎれもなく日本のそれであるという事実は、テキストを読み解くうえで大きなモチベーションとなるはずである。春学期には、いくつかの作品を読み通したのち、各自の推薦する作家について英語でプレゼンテーションを行う。
到達目標Goal
小説を構成する多彩な文章を読みとくことで高度な読解能力を身につける。英語の資料を用いた講義を通じて、日本文学に関する知識を深化させる。小説や作家の魅力を言語化し、他者に伝える力にも磨きをかける。そして当然ながら、翻訳という行為についての実践的な知識を獲得する。学期を通じて、読む・書く・話す・聞く能力を、可能なかぎりバランスよく涵養する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面授業を行う。ただし大学の行動方針レベルが２となった場合には、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。毎回の授業では最低でも１回、担当箇所の音読と翻訳をしてもらう。進捗を確認するための小テストを適宜実施する。学期末には授業のテーマに沿った発表を個人で、英語で行う。毎週、授業内にフィードバックの時間を設ける。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：Introduction
授業の進め方や評価基準について説明し、自己紹介を行う。
2[対面/face to face]：Soseki
夏目漱石「夢十夜」を読み、漱石について講義する。
3[対面/face to face]：Akutagawa (1)
芥川龍之介「藪の中」を読む。
4[対面/face to face]：Akutagawa (2)
引き続き「藪の中」を読み、ディスカッションを行う。
5[対面/face to face]：Akutagawa (3)
引き続き「藪の中」を読み、芥川について講義する。
6[対面/face to face]：Kajii (1)
梶井基次郎「檸檬」を読み、ディスカッションを行う。
7[対面/face to face]：Kajii (2)
引き続き「檸檬」を読み、梶井について講義する。
8[対面/face to face]：Kafu (1)
永井荷風「牡丹の客」を読み、ディスカッションを行う。
9[対面/face to face]：Kafu (2)
引き続き「牡丹の客」を読み、荷風について講義する。
10[対面/face to face]：Tanizaki (1)
谷崎潤一郎「刺青」を読む。
11[対面/face to face]：Tanizaki (2)
引き続き「刺青」を読み、ディスカッションを行う。
12[対面/face to face]：Tanizaki (3)
引き続き「刺青」を読み、谷崎について講義する。
13[対面/face to face]：Presentation
個別プレゼンテーションを行う。
14[対面/face to face]：Review
講評および学期のまとめを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回のテキストを事前に丁寧に読み、とくに担当箇所については厳密に解釈しておく。復習を怠らず、日頃から英語の文献を積極的に読む習慣をつける。本授業の準備学習・復習時間は、合わせて１時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。資料は必要に応じて教員が配布する。
参考書References
授業中に折に触れて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表40％、小テスト30％、平常点30％
成績評価は100点満点とし、60点以上が合格となる。欠席回数が4回以上の受講者は、原則として単位を認定しない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
英文での精読は体力を要するので、適宜アクティビティなどを挟んで緊張をほぐしたい。