市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
NAS100LA(自然科学全般 / Natural science 100)サイエンス・ラボBIntroduction to Experimental Science B
石塚 芽具美、田中 浩輔、鈴木 裕武Megumi ISHITSUKA, Kohsuke TANAKA, Hiromu SUZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q3326 |
旧授業コードPrevious Class code | P3536 |
旧科目名Previous Class title | サイエンス・ラボB |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市BT‐0900 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
定員制(48) 2015年度までに「自然総合講座B」の単位を修得済みの場合、履修不可 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
This course incorporates lecture and experiments in three basic areas of natural science such as biology, physics and chemistry. The aim of the course is to provide students with scientific interest and pleasure of science. This course introduces history of science containing turning point for each field. By learning established theory and historical background, the students will learn the scientific viewpoint of the three fields. The submission of a report is required after each experiment, and a grade point is evaluated from scores of those reports. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
サイエンス・ラボは生物学、物理学、化学という自然科学の基本的な3分野の実験を3人の教員が協同、分担して解説、指導する実験授業です。それぞれの分野の実験を通じて、理科が苦手だったあなたも、サイエンスの楽しさを味わい、サイエンスに興味を持てるようになることを目指しています。サイエンス・ラボBは科学史から題材をもとめ、生物学、物理学、化学それぞれの分野で転機となったテーマに関連した内容で講義と実験が構成されています。高校までに習った定説がどのようにして成立してきたのか、歴史的な背景とともに学ぶことで、3つの分野それぞれの科学的なものの見方を学びます。
<生物学>メンデルによる遺伝子の発見、遺伝子の本体がDNAであることの証明、それ以後のDNA学発展の歴史を学びます。これらを理解する上で必須となる染色体の観察やDNAの抽出実験を行います。
<物理学>電気、熱、光などいろいろな形態で存在し、現代社会の重要な課題の一つであるエネルギーについて、科学史上の重要な実験を通じて体験的に学びます。
<化学>古代からの物質観の変遷を振り返りながら、燃焼反応の正しい理解がどのようになされたのか、その後の酸化還元反応の理解と電池との関連を学びます。
到達目標Goal
自然科学への苦手意識が払拭される。3つの分野の視点の違いを理解する。科学的なものの見方を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
サイエンス・ラボBでは、半期で生物学、物理学、化学の実験を行います。初回はガイダンスを行い、2回目以降は3つのグループに分かれて、ボアソナードタワーにある3つの実験室(サイエンスルーム)を4週あるいは5週単位で順次移動し、受講します。各分野の終了後に課題に対して講評します。
このクラスは初めに「物理学」から学習します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1週[対面/face to face]:講義概要
講義の概要説明を行う。
第2週[対面/face to face]:エネルギーとは(物理学)
エネルギーとは何か、エネルギーの変換と保存に関する基礎事項を学ぶ。
第3週[対面/face to face]:電気エネルギーと熱エネルギー(物理学)
電気を用いて熱エネルギーを発生させ、その変換と保存を調べる。
第4週[対面/face to face]:落体実験(物理学)
物体が重力により落下するときの様子を調べ、そこで起こっているエネルギーの変換と保存について調べる。
第5週[対面/face to face]:LEDの実験(物理学)
LEDを用いて、LEDを発光させるための電気エネルギーとその色との関係について調べる。光の粒子性という、現代物理学の一端に触れる。
第6週[対面/face to face]:燃焼から見る反応理解の変遷(化学)
物質観、燃焼理論、電気の歴史と関係性を学ぶ。
第7週[対面/face to face]:銅の反応実験(化学)
銅の各種反応を観察し、化学反応で元素変換ができないことを理解する。
第8週[対面/face to face]:マグネシウム金属の燃焼実験(化学)
燃焼によって消費された酸素量と金属灰の重量増の定量的な関係を学ぶ。
第9週[対面/face to face]:燃料電池の発電効率の測定(化学)
燃料電池を使って酸化に伴う電子の移動を実験で学ぶ。
第10週[対面/face to face]:遺伝子とは何か?(生物学)
メンデルはどうやって遺伝子を発見したかについて学ぶ。
第11週[対面/face to face]:細胞と染色体(生物学)
細胞の構造と機能を学び、 遺伝の基礎となる染色体を観察する。
第12週[対面/face to face]:メンデル遺伝学から分子遺伝学へ(生物学)
遺伝子の本体がDNAであると証明されるまでの歴史を学ぶ。
第13週[対面/face to face]:DNAの抽出(生物学)
DNAの構造と機能を学んだ上で、DNAの抽出実験を行う。
第14週[対面/face to face]:現代のDNA学(生物学)
親子鑑定、犯罪捜査、遺伝子診断など応用も含めたDNA研究の現状を知る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、授業内で出される課題の対応や実験の後のレポートの作成など、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特にありません。プリントを配布して授業を進めます。
参考書References
必要に応じて授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験は行いません。授業への参加度とレポートによる素点をそれぞれの分野で1/3とし、合算して評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実験を自ら行うことに不安を感じる人もいるようですが、心配は必要ありません。ティーチングアシスタント(大学院生)のサポートもあり、実験手順の通りに進めれば、実験に不慣れな学生でも容易にできる実験内容になっています。
物理を苦手と思っている人でも物理のレポート作成は難しくありません。物理の授業で使うワークシートがそのままレポートになります。授業に参加すれば誰でも容易にレポートを完成させることができます。