市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM100LA(その他の化学 / Chemistry 100)入門化学AIntroduction to Chemistry A
中田 和秀Kazuhide NAKATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q3125 |
旧授業コードPrevious Class code | P3095 |
旧科目名Previous Class title | 物質と環境Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G601 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In recent years, energy and environment-related issues are attracting attention in connection with the interest in the growth and sustainability of modern civilization. To find solutions for such issues, natural sciences play crucial roles. In this lecture, environmental problems and energy-consumption process related to the utilization of nuclear energies will be discussed through the viewpoint of chemistry. Understanding chemistry fundamental to such topics is the aim of this lecture. Students should read the textbook as early as possible before a class and are encouraged advanced reading on the basis of their own interest after a class. The study time will be more than two hours. The overall grade in the class will be decided based on the term-end examination (100 %).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近年、現代文明の成長や持続性への関心から、エネルギーや環境に関する諸問題が注目を集めるようになってきました。これらの問題の解決には、科学的な考察が必要不可欠です。本授業では核エネルギーの利用に関連する環境問題やエネルギー消費過程について化学的な視点から解説します。関連する諸問題を化学的に理解することが本授業の目的です。
到達目標Goal
現代文明は膨大なエネルギー消費のうえに成立しています。しかしながら、一人当りのエネルギー消費量の増加および世界人口の増加によって、現在の主要エネルギー資源である化石燃料は枯渇の危機に瀕しており、新しいエネルギー資源の開発が必要不可欠となっています。春学期の本授業では核エネルギーを取り上げます。原子核の構造から原子力発電の仕組みに至るまで、関連分野を化学的に理解することを到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、板書や資料のプロジェクターによるスクリーンへの投影を行いながら、講義形式で進めます。漫然と板書をノートに写すのではなく、自分で調べたことなどを書き加え、わかりやすくまとめてください。ノートは、ルーズリーフではなく、綴じたノートを購入して使用してください。また、化学の知識が無くても授業を理解できるように配慮いたします。時々、練習問題や宿題を課しますので、それらを通してより理解が深まることでしょう。課題内容については、次回の講義にて解説などのフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
講義計画と学習の仕方について解説する。
第2回[対面/face to face]:原子の構造
原子を構成する素粒子や原子が結合して生成する分子について解説し、原子に関する理解を深める。
第3回[対面/face to face]:同位体
同位体について解説する。安定同位体・放射性同位体の種類や性質を学習する。
第4回[対面/face to face]:放射性壊変(1)
α壊変およびβ壊変について学習する。
第5回[対面/face to face]:放射性壊変(2)
その他の放射性壊変について学習する。
第6回[対面/face to face]:天然放射性核種
自然界に存在する放射性核種について学習する。
第7回[対面/face to face]:人工放射性核種
人工的に核反応を起こさせて得られる放射性核種について学習する。
第8回[対面/face to face]:235Uの誘導核分裂
235Uに中性子を衝突させたときに起きる核反応について学習し、原子炉で起きている核反応について理解する。
第9回[対面/face to face]:239Puの誘導核分裂
239Puに中性子を衝突させたときに起きる核反応について学習し、原子炉で起きている核反応について理解する。
第10回[対面/face to face]:核エネルギー
核反応にともなって反応系に出入りするエネルギーについて考察する。
第11回[対面/face to face]:原子力発電所の構造
原子力発電所の内部構造を概観し、どのように電気エネルギーが生産されるかを学習する。
第12回[対面/face to face]:原子力発電所の種類(1)
最も一般的な軽水炉について学習する。
第13回[対面/face to face]:原子力発電所の種類(2)
高速増殖炉、プルサーマル等、その他の形式の原子力発電所について学習する。
第14回[対面/face to face]:まとめ
本授業のまとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。できるだけ早い段階で、教科書を通読して学習に臨んでください。各回終了後は、各自の興味関心に基づいた発展的な読書を行うと共に、指示にしたがって課題作成を行ってください。
テキスト(教科書)Textbooks
下記書籍を教科書として使用しますので、各自購入してください。教科書は、法政大学生協にて購入することができます。
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書名:新版 エネルギーの科学(第2版)
著者名:安井伸郎
出版者名:三共出版
参考書References
参考書として下記書籍を推薦します。他の参考書については授業中に適宜紹介します。
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書名:放射化学・放射線化学
著者名: 前田米藏, 百島則幸
出版者名:南山堂
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、期末試験(教科書、プリント、およびノート持ち込み可)により評価します。(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度の授業内容について概ね好評であったので今年度も同様に授業を進めます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
状況に応じてオンライン授業を行う場合がありますので、PCやタブレット端末等、オンライン授業に必要な機器を準備しておく必要があります。
その他の重要事項Others
秋学期に開講される「入門化学B」を合わせて受講することをお勧めします。