政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
TRS590R1(観光学 / Tourism Studies 500)観光政策特殊講義(フィールドワーク論)Advanced Tourism Policy
北郷 裕美Hiromi KITAGO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | XW369 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択必修 |
カテゴリーCategory | (博士後期課程)専門領域科目 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this lecture is to acquire the theory and basic techniques
of fieldwork (fieldwork).This lecture will basically focus on qualitative
research.
Your overall grade in the class will be decided
based on the following:
- Class attendance and attitude in class: 30%
- Term-end examination reports: 70%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、フィールドワーク(現地調査)の理論と基本技術を身に付けることを目的とする。この講義では基本的に質的調査に軸足を置く予定である。
到達目標Goal
フィールドワークの技法にはさまざまな種類があるが、まずはそれらを体系的に理解し、最終的には各自の研究テーマに合った調査法を選択すべきである。論文執筆にあたり、全体構成の中でフィールドワークの役割と位置づけを構築し、実践できるようになることが到達目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科博士後期課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
フィールドワークには様々なアプローチがあるが、論文執筆にそれをどう生かすかについて学んでもらう。具体的な講義形式は、毎回スクリーンにパワーポイント及びウェブサイト・リンクを使った形式で投影しておこなう。必要に応じてレジュメの配布(学習支援システムに事前アップ)、板書、音声や画像、DVD動画の視聴等も取り入れる。また課題提出を毎回課す。また、新型コロナ感染対応の状況次第であるが、合同でフィールドワークも実践したい。詳細はガイダンス時に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:ガイダンフィールドワークの基本①
授業の目的と到達目標を確認し、講義全体を俯瞰する
質的研究(調査)の再評価を中心に歴史や意義を学ぶ
2回(3・4)[対面/face to face]:フィールドワークの基本②
定性調査を基に、フィールドワークの理論や概念、仮説の立て方等を学ぶ
3回(5・6)[対面/face to face]:フィールドワーク事例①
映画視聴
理論に基づいた事例研究に際し、方法論(調査技法)の長所短所について検証する
4回(7・8)[対面/face to face]:フィールドワーク事例 ②
テキストベースの文献調査、アクションとしての参与観察等を通して手法の実際を学ぶ
5回(9・10)[対面/face to face]:フィールドワークの実践的なリアリティ
アンケート・インタビュー手法を中心に具体的なシミュレーションを行う
ロールプレイ的に簡単なワークショップも想定している
6回(11・12)[対面/face to face]:CASE STUDY(事例をもとに)
フィールドワークの実際について、事例を基に学ぶ
例)『暴走族のエスノグラフィー(佐藤郁哉著)』
例)『コミュニティFMの可能性(北郷裕美著)』を用いて視覚的に解説する
7回(13・14)[対面/face to face]:総括 資料作りと様々なフィールドワーク・ツール
これまでの学びを通して、収集した資料の分類・整理から生まれる新たな知見や理論構築について再考する
またデータ分析等に用いる様々なツール(ハード機器 ソフトウェア)を情報リテラシーを用いて整理し、受講生各自の今後のフィールドワーク活動についての方針や計画についての発表を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習のために、毎回事前に講義用のレジュメを学習支援システムにアップする。講義後はコメントシート作成も兼ねて授業の復習は十分お願いしたい。また参考になる書籍やウェブサイト等を講義内で紹介するので適宜閲覧し、授業時間以外に学修してもらうことを望む。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とする。ただし普段から社会全体で議論されている内容(報道等)には注意深くあって欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
特には設けないが毎回呈示するPPTを通して独自のノートを作成してほしい
参考書References
佐藤郁也(2008)「質的データ分析法―原理・方法・実践』新曜社
北郷裕美(2015)『コミュニティFMの可能性』青弓社
佐藤郁哉(1984-2011)『暴走族のエスノグラフィー』新曜社
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30%、レポート70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コメントシート又は対面による学生の感想・意見を聞きながら授業を行う