政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
MAN520R1（経営学 / Management 500）企業活動と社会ⅠCorporate Activities and Society Ⅰ
小方 信幸Nobuyuki OGATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | XW137 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
| カテゴリーCategory |
（修士課程）プログラム科目 地域産業・企業創造群 |
| 所属群１Affiliation group 1 | |
| 経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
| 所属群２Affiliation group 2 | |
| 文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
| 所属群３Affiliation group 3 | 地域産業・企業 |
| 地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
The purpose of this class is to understand the relationship between business activities and society from the perspective of business ethics. First, lectures on utilitarianism, libertarianism, deontology, and a theory of justice, which are the foundations of business ethics, will be given. Next, students will engage in group or whole-class discussions on specific cases, such as human rights and environmental issues, to understand business ethics in this practical class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
当授業では企業活動と社会の関係を経営倫理の視点で理解することを目的とする。最初に、経営倫理の基礎である功利主義、倫理的利己主義、義務論、正義論に関する講義を行う。次に、サプライチェンの人権問題具や環境問題などの具体的なケースをグループまたはクラス全体で討議を行うことにより、経営倫理について理解する実践的な授業である。
到達目標Goal
（１）経営倫理のフレームワークを理解できる。
（２）現実のビジネスで企業が直面する倫理的課題を考えることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
当科目では最初に規範倫理学の基礎理論を学ぶ。そのうえでケースメソッドを用いて経営倫理について考察し、本来あるべき経営倫理のフレームワークを理解する。授業前半は主に講義を行い、後半はケース・メソッドで授業を進める。グループ討議またはクラス全体の討議を通じて、経営倫理についての理解を深める。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回（1・2）[対面/face to face]：イントロダクション
経営倫理の理論（１）
功利主義と現代社会
（１）講義：倫理的利己主義と功利主義
（２）ケース：フォード・ピントのケース
2回（3・4）[対面/face to face]：経営倫理の理論（２）
カント「義務論」
（１）講義：カント「義務論」
（２）ケース：ブレント・スパーの処理を巡るケース
3回（5・6）[対面/face to face]：経営倫理の理論（３）
ロールズ「正義論」
（１）講義：ロールズ「正義論」
（２）ケース：貧富の差について考える
4回（7・8）[対面/face to face]：経営倫理の実践（１）
ロールズ「正義論」の視点で米国社会の現状を考える。
経済的格差の是正に必要なことは何か。
5回（9・10）[対面/face to face]：経営倫理の実践（２）
顧客関連の倫理
（１）講義
（２）ケース：シアーズ自動車センター
6回（11・12）[対面/face to face]：経営倫理の実践（３）
従業員関連の倫理
（１）講義
（２）ケース：ソーラーブラインド
7回（13・14）[対面/face to face]：経営倫理の実践（４）
国際経営の倫理
（１）講義：児童労働
（２）ケース：ネスレの児童労働廃絶への取り組み
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
（１）配布資料を事前に読み、授業で発言できるように準備する。
（２）授業を振り返り、論点を整理する。本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回資料を配布する。
参考書References
梅津光弘（2002）『ビジネスの倫理学』丸善出版、1,900円＋税
マイケル・サンデル（訳）鬼澤忍（2011）『これからの「正義」の話をしよう』早川書房（ハヤカワ・ノンフィクション文庫）、900円＋税 その他の参考書は都度紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点４０％、期末レポート６０％を基準に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゲスト講師を招聘したところ、企業倫理に対する理解が深まったというフィードバックがあった。今年度もゲスト講師招聘を検討する。また、講義とグループ討議の組み合わせは理解を深めるとのフィードバックがあったので、今年度も同様の授業スタイルを継続する。
その他の重要事項Others
ゲスト講師の招聘を検討する。ゲスト講師招聘の場合は、授業計画を一部変更することもある。ただし、ゲスト講師の授業の場合も、担当教員の責任で授業を運営する。ゲスト講師によるグループ討議またはクラス討議を行う場合も、担当教員が取り纏めを行う。