市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO100LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 100)入門生物学BIntroduction to Biology B
植木 紀子Noriko UEKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q3086 |
旧授業コードPrevious Class code | P3056 |
旧科目名Previous Class title | 生命科学Ⅱ |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S405 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces students to a broad overview of macroscopic biology. Students will understand that "emergence" occurs in each biological organization by the end of the course. Major topics for the semester: developmental biology, neuroscience, behavior science, ecology and biodiversity.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Final grade will be calculated according to the following process; in-class contribution (25%), 200-character summary report (75%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生物学を初めて学ぶか、基礎から学び直したい文化系学生を対象とします。秋学期は、主としてマクロレベルの生命現象を扱います。例えば細胞が集まることで個体ができあがるしくみや、生物どうしや生物と環境との相互作用について学びます。1+1が2にならない生命現象の世界について考えてみましょう。
到達目標Goal
本授業の到達目標は第一に、マクロ生物学のそれぞれのトピックを通じて、生命現象をさまざまな見方でとらえられるようになることです。第二に、自然科学の問題に対峙する過程で、論理的思考と文章力を身につけてもらいます。課題をこなすうちに自然とそれらの力が身につくように授業計画は組み立てられています。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業は、対面方式で行います。第1回目のみハイフレックス形式で行い、オンラインでの参加も可とします。
・授業では、要点を必ずノートにとるようにしてください。
・講義の中で、毎回10~15分程度の映像教材を呈示します。
・授業に関する情報は学習支援システムHoppiiの「お知らせ」より通知しますので、必ず確認してください。
・質問等へのフィードバックは、授業内または学習支援システムHoppiiを通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:マクロレベルの生命現象
生物を分解して調べるミクロ生物学と、全体の問題を扱うマクロ生物学の考え方を概説します。
第2回[対面/face to face]:生命と地球の歴史
現在の地球環境が、生物の歴史の大イベントにより形作られていることを学びます。
第3回[対面/face to face]:変異・遺伝・淘汰のサイクル
進化は、環境や他の生物との相互作用で起こります。進化のしくみとその本質を考えてみます。
第4回[対面/face to face]:共進化
進化における相互関係が2種に限定されると、共に進化を加速させ、特殊な種間関係ができあがる場合があります。
第5回[対面/face to face]:神経回路の可塑性
生物が神経回路を変化させて学習するメカニズムを学びます。
第6回[対面/face to face]:本能行動
本能行動のしくみを調べるために行われたさまざまな研究を紹介します。
第7回[対面/face to face]:意識と神経
神経回路が複雑化する中で意識が生まれたと考えられています。意識を作り出す背景を考えます。
第8回[対面/face to face]:ミームの進化
神経回路として形成された「文明」や「文化」が次世代の神経回路として伝わるメカニズムを考えます。
第9回[対面/face to face]:群れ
生き物の群れは、信じられないような同調行動を取ります。群れの行動から生まれた知能について考えます。
第10回[対面/face to face]:生物の社会
人間以外にも、高度な社会を構築する生き物がいます。その社会構造について学びます。
第11回[対面/face to face]:発生・分化
一個の受精卵が、分裂を経てそれぞれの役割を持つ細胞になり、複雑な個体を作り上げるしくみを解説します。
第12回[対面/face to face]:再生
多細胞生物の生存戦略を、再生能力という点から考えます。iPS細胞や再生医療との関係も解説します。
第13回[対面/face to face]:薬と生物学
さまざまな病気や感染症と闘う武器として人はどのように医薬品を開発し、利用してきたのでしょうか。
第14回[対面/face to face]:種と多様性
人類は多様な生き物を認識するため、名前をつけ、分類してきました。生物の「種」とは何か、基礎から考えます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講生の皆さんは、予習として、生物学に関係するニュース番組や記事を見るよう心がけてください。復習としては、授業での指示に従って各授業の要約を作成し、学習支援システムを通じて提出してもらいます。以上の予習・復習を合計して週4時間の自習をしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
参考書は必要に応じて学習支援システムを通じて提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の割合を目安として総合的に評価します。
・小テスト 25% (毎回の授業後、授業内容に関する設問に解答して提出していただきます。その提出状況・理解度等を評価します。)
・200字要約レポート 75% (第1回目の授業で短い講義をし、それを要約した例を示します。皆さんには第2回目以降、毎回の授業内容の要約レポートを作成し、学習支援システムを通じて期限内に提出していただきます。詳細は授業内でお知らせします。)
【成績に関わるルール】
200字要約レポートは、必ずご自分で作成して下さい。
- 同一の要約文が複数の学生から提出された場合(過去の年度の提出物も含む)、全員不正行為に荷担したと見なし、処分の対象とします。
- 本授業の課題に対しての生成AIツール(ChatGPTなど)の利用は禁止します。利用した場合、不正行為として処分の対象となります。
- インターネット等からの剽窃も厳しくチェックします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
映像が理解の助けになったという声が多いので、今後も効果的に取り入れていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
単位取得には、学習支援システムへアクセスできる環境が必須です。
その他の重要事項Others
第1回授業で授業の進め方・課題提出方法・成績評価の基準などを詳しく説明しますので、履修する方は必ず出席してください。