市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
SOC100LA(社会学 / Sociology 100)社会学ⅠSocial Science I
山本 卓Taku YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q2133 |
旧授業コードPrevious Class code | P2143 |
旧科目名Previous Class title | 社会学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S505 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
You will consider how sociology views and analyzes society with key concepts and social theories through looking at social changes in Japan since the 1970s. The course will introduce you to the methods and areas of inquiry in sociology.
By the end of the course, students should be able to explain or analyse social change, social movement, and other social phenomena from sociological point of view.
Students will be expected to have completed assignment after each class. Your study time will be more than four hours for a class.
Grading will be decided based assignment reports (85%), in-class contribution (15%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1970年代以降の日本社会の変容を考察することを通して、社会学の基本的な見方を、社会学的考察の前提となる概念や視点と合わせて学習する。また、現代社会の成り立ちを理解することによって、日本社会の現在について考えていく。
到達目標Goal
① 社会変動を、構造と運動の概念を使って説明できる。
② 社会運動の原理を歴史的事例にあてはめて考察できる。
③「情報化・消費化社会」について、具体例を挙げて説明できる。
④ メディア論の視点から、実際の都市空間を考察できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
下記【テキスト(教科書)】で挙げる『ポスト戦後社会』をテキストとする社会学Ⅰでは、社会変動、社会運動、情報化・消費化社会といったテーマを扱う同書の第1、2章を、それらの考察の基礎をなしている社会学的な見方に注目して丁寧に読み解いていく。また、ドキュメンタリー映像などの他の教材を使った課題に取り組み、学習した視点を応用した考察をおこなう。
授業は、講義部分と考察部分とからなる。講義部分では、その回に学習する概念等について、それらが則る考え方や視点と併せて説明する。教材は電子ブック形式にしたものを毎回、オンライン配信する。また、考察部分では、その回の学習を踏まえて、提示される課題に取り組む。
授業形態は対面式であるが、内容に合わせてオンラインのみの授業を複数回実施する。
課題へのフィードバックは、教材内で取組例を紹介するとともに、それらに教員がコメントするかたちでおこなわれる。質問等に対しては、授業時間内は教室で、それ以外はメール連絡やオフィスアワーに応じる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業のテーマや進め方などについて説明を受けたのち、社会学的思考について導入的な考察をおこなう。
第2回[対面/face to face]:社会変動
社会変動について、「スペクタクル社会」の概念と合わせて学習する。
第3回[オンライン/online]:社会運動の定義と原理
社会運動の定義、原理について学習し、それらを歴史的事例にあてはめて考察する。
第4回[対面/face to face]:対抗文化
対抗文化(カウンターカルチャー)の概念について学習する。
第5回[オンライン/online]:「市民」運動
「市民」による歴史的に「新しい」タイプの社会運動の事例として、べ平連の反戦運動を取り上げて考察する。
第6回[対面/face to face]:ウーマンリブ
ウーマンリブの運動を取り上げ、ジェンダー概念と合わせて学習する。
第7回[オンライン/online]:沖縄から見た「沖縄返還」
沖縄社会における「沖縄返還」の受けとめを、ポリフォニーの視点から見る。
第8回[対面/face to face]:「情報化社会」
メディア、マス・メディア、メディア・イベントの概念を学習する。
第9回[オンライン/online]:社会階層
階層と階層意識について学習した上で、社会調査データを使った考察を行う。
第10回[対面/face to face]:流通革命を経て「情報化・消費化社会」へ
消費社会化を軸に、「流通革命」、買物スタイルの歴史的変化、「都市のメディア化・ステージ化」を学習する。
第11回[オンライン/online]:ミニ・フィールドワーク:「都市のメディア化」の視点で街を読む
普段往来している市街環境を、前回学習した「都市のメディア化」の視点から各自で分析する。
第12回[対面/face to face]:「社会のテーマパーク化」と自己意識
自己意識の概念を学習した上で、現代社会における自己意識について考察する。
第13回[対面/face to face]:経済・政治構造の変化と政治社会学(前半)
高度成長期の政治構造を、太平洋ベルト地帯・国土開発・田中角栄を軸に考える。
第14回[オンライン/online]:経済・政治構造の変化と政治社会学(後半)
高度成長後に起こった政治構造の変化について学習する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
[準 備] 次回授業で取り上げるテキストの部分を読む。
[発展的復習] 課題が出た回には、それに取り組む。
※この授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
吉見俊哉『ポスト戦後社会』(岩波新書 2009年)
参考書References
・吉見俊哉『平成時代』(岩波新書 2019年)
・ニッポン戦後サブカルチャー史
(http://www.nhk.or.jp/subculture/01/history/index.html)
その他、授業内・教材内で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題の提出状況とその内容(85%)、授業や課題内での視点の提起などによる授業への貢献(15%)、で評価する。
※この授業での課題は複数回、課され、小テスト的な位置を占める。
※課題での不正行為には、大学の定める「試験等における不正行為」の基準に則り厳格に対処する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
主体的、発展的な学習をうながす教材等の開発に引き続き努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・インターネットに接続できるPCないしタブレット。
・学習支援システムへの登録(授業に関する連絡・教材の配信・課題の提出を、学習支援システムでおこなうため)。