市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LAW100LA(法学 / law 100)法学(日本国憲法)Law and Constitution
金子 匡良Masayoshi KANEKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q2032 |
旧授業コードPrevious Class code | P2252 |
旧科目名Previous Class title | 法学(日本国憲法) |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | オンライン(市ヶ谷) |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this class, students will first learn about constitutionalism, which is the foundation of the Constitution, and the historical background of the Constitution. The class will then overview the history and overall structure of the Constitution of Japan, and consider the role that the Constitution of Japan plays, or should play, in society. The purpose of this class is not merely to learn about the Constitution, but to develop the ability to analyze various issues in contemporary society through the Constitution.
Before/after each class, students will be expected to read the printouts distributed by Hoppii. Your required study time is at least four hours for each class.
Grading will be decided based on term-end examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、まず憲法の土台となっている立憲主義とそれが成立した歴史的背景について学び、法体系における憲法の存在意義・機能・役割を理解する。その上で、日本国憲法の歴史と全体構造を概観し、日本国憲法が社会において果たしている役割、あるいは果たすべき役割について考える。この授業の目的は、単に憲法の知識を学ぶことにあるのではなく、憲法を通じて現代社会の諸問題を分析し、自分なりの考えを提示できる力を養うことにある。
到達目標Goal
①憲法の土台となっている立憲主義とそれが成立した歴史的背景について理解する。
②法体系における憲法の機能と役割、および憲法の特質を理解する。
③日本国憲法が成立した歴史的経緯および日本国憲法の構造について理解する。
④現代社会で生起する諸問題について分析する力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はHoppiiを通じて配布するプリントと動画を用いて、オンデマンド形式のオンライン授業で行う。受講者は予めプリントをダウンロードし、一読の上で動画を視聴し、自己学習を行う。質問はHoppiiの掲示板、およびメールを通じて受け付ける。質問等に対するフィードバックはHoppiiまたは個別のメールを通じて行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:憲法の意義と機能
法体系における憲法の位置づけと立憲主義の意義について学ぶ
第2回[オンライン/online]:憲法の歴史①
近代国家と近代憲法の成立経緯について学ぶ
第3回[オンライン/online]:憲法の歴史②
近代国家から現代国家への変遷、それに伴う現代憲法の成立について学ぶ
第4回[オンライン/online]:日本国憲法の概要
日本国憲法の制定経緯と構造について学ぶ
第5回[オンライン/online]:国民主権・天皇制
国民主権の意義と象徴天皇制の意義、および天皇の権能について学ぶ
第6回[オンライン/online]:平和主義
平和主義の内容とその変遷について学ぶ
第7回[オンライン/online]:平等権
平等権の意義とそれに関する判例について学ぶ
第8回[オンライン/online]:表現の自由
表現の自由の意義とそれに関する判例について学ぶ
第9回[オンライン/online]:参政権
参政権の意義とそれに関する判例について学ぶ
第10回[オンライン/online]:社会権
社会権の意義とそれに関する判例について学ぶ
第11回[オンライン/online]:権力分立
権力分立の類型と議院内閣制について学ぶ
第12回[オンライン/online]:違憲審査制
違憲審査制の意義と限界について学ぶ
第13回[オンライン/online]:司法権の独立
司法権の独立の意義とそれを脅かす要因について学ぶ
第14回[オンライン/online]:全体のまとめ
授業全体のまとめと期末試験を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にHoppiiからプリントをダウンロードし、それをよく読んで要点を把握するとともに、疑問点を明らかにしておく。動画を視聴して自己学習を行った後に、プリントの内容が理解できたかどうか、また事前に抱いた疑問点が解明できたかどうかを確認し、授業内容を復習する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しない。授業はHoppiiを通じて配布するプリントを用いて行う。
参考書References
毛利透『グラフィック憲法入門〔第2版〕』(新世社、2021年)
芦部信喜(高橋和之(補訂))『憲法〔第8版〕』(岩波書店、2023年)
安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本〔第3版〕』(有斐閣、2018年)
その他の参考文献は、授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
上記「到達目標」の達成度を学期末にオンラインで実施する期末試験の点数で判断し、成績を評価する(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
法学の初学者が多いことを考慮して、なるべく平易な説明を心がける。
その他の重要事項Others
国会議員政策担当秘書の実務経験がある。その知識と経験を活かして、日本の政治運営の実態、および現実政治における法の役割についても授業の中で随時触れていく。