市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ART100LA(芸術学 / Art studies 100)芸術BThe Arts B
小澤 慶介Keisuke OZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q1234 |
旧授業コードPrevious Class code | P1234 |
旧科目名Previous Class title | 芸術Ⅱ |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G502 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This series of lectures is intended to overview the relationship between art and globalization from the 1990s. By touching upon Venice Biennale, Documenta, art fairs and art museum, students are encouraged to consider contemporary art practice in relation to neo liberalism. Towards the end of the course, students attend an exam and write a short essay.
Students are encouraged to approach contemporary art in multiple ways that is profoundly related to politics and economics today. With contemporary art, which questions preconceived ideas and sheds light on a path to the future, they will also gain an insight into the globalized society of today.
Students are encouraged to visit art museums and galleries in order to discover art today as well as look into the terminologies introduced in the course. In addition, it is recommended that each lecture be reviewed for 30 minutes. Grading will be determined by reaction paper (20%) and an exam at the end of the course (80%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1990年代以降のグローバリゼーションと芸術の関係について考察する。新自由主義と芸術の関係について、国際展や芸術祭、アートフェア、美術館などをとおして考察する。
到達目標Goal
政治や経済と密接な関係をもつ現代アートのあり方を多角的に考察する。時代の先行指標となり既存の価値に問いを投げかける現代アートのあり方を踏まえ、現代のグローバル化した世界のこれからを探る思考力と洞察力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回、近代および現代アートの作品や運動、展覧会に関するスライドを見せながら解説をする。講義の途中でも質問に応じ、学生とのコミュニケーションを図りながら進めてゆく。また、必要に応じてテーマに関連する展覧会を訪れるよう促す。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:アート界の仕組み(オリエンテーション)
アートをアートとして成り立たせる制度について概説する。
2[対面/face to face]:美術館の歴史
近代の到来とともに誕生した美術館とその役割について概説する。
3[対面/face to face]:美術館と芸術の変容
1990年代以降、新自由主義における美術館と芸術について概説する。
4[対面/face to face]:西洋中心主義の終わりと1990年代
モダニズム - ポスト・モダニズムの考え方を紹介しながら、西洋中心主義を問う作品について考察する。
5[対面/face to face]:関係性の美学と芸術の実践
モノと人と場の関係によって成立する芸術とその社会背景について考察する。
6[対面/face to face]:関係性の美学の現在地
芸術の領域で語られる「関係」の多様性について概説する。
7[対面/face to face]:グローバリゼーションと多文化主義
1990年代に唱えられはじめた多文化主義について、大地の魔術師たち展からドクメンタ11へ至る道筋を追う。
8[対面/face to face]:非対称な世界とその表象1
ドクメンタ11や光州ビエンナーレ(2008)などに触れながら、新自由主義の影とその表象としての芸術について考察する。
9[対面/face to face]:非対称な世界とその表象2
第56回、58回ヴェネツィアビエンナーレやドクメンタ14に触れながら、新自由主義とその表象としての芸術について考察する。
10[対面/face to face]:コレクティブと芸術的実践
なぜ個人ではなく集団で芸術的な実践をするのか。ドクメンタ15で紹介されたコレクティブに触れながら考える。
11[対面/face to face]:なぜ、芸術祭なのか
2000年以降、全国各地で開かれるようになった芸術祭について、戦後の社会の変容とともに考察する。
12[対面/face to face]:芸術祭で何をなすべきか
福祉や観光などの産業とともに成立する芸術祭において、何をなすべきかを検討する。
13[対面/face to face]:アーティスト・イン・レジデンス(AIR)の役割
芸術家の育成とともに地域社会との協働を目指すAIRの今日的な意義について事例に触れながら検討する。
14[対面/face to face]:授業内試験
小論文の執筆と提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テーマに関連する作品が展示してある展覧会あるいは美術館に行って、実際に実物を見ること。講義で出てきたキーワードについて、関連文献やウェブサイトでさらに調べること。各回30分程度の復習を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて講義時にプリントを配布する。
参考書References
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内試験を実施する。成績評価は、授業内試験(80%)リアクションペーパー(20%)による。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
展覧会やシンポジウムなどに関する情報や現場での経験にも触れる。