市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS200LA(史学 / History 200)日本史LⅠJapanese History LⅠ
日本中世社会をまなぶ1
貫井 裕恵Hiroe NUKUI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q1445 |
旧授業コードPrevious Class code | P1183 |
旧科目名Previous Class title | 日本史Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市富士‐F503 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】The Outline of this class is learning of the medieval history of Japan.【Learning Objectives】The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to understand the medieval history of Japan.【Learning activities outside of classroom】You spend 2hours preparating and reviewing each class.【Grading Criteria /Policy】You need to hand over review sheets each class and reports last class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ユネスコ「世界の記憶」に採択されている国宝「東寺百合文書」をおもな題材として、歴史を学ぶための基本的な考え方を習得し、史料読解の方法を学びます。「東寺百合文書」は寺院社会のみならず、朝廷・公家・武家・民衆といったあらゆる階層の人々のすがたをいまに伝える貴重な文書群です。「東寺百合文書」を通じて日本中世社会への理解を深めましょう。*日本史LⅡもあわせて受講することを強く推奨します。
到達目標Goal
・「東寺百合文書」を通じて、日本中世社会への理解を深める。
・歴史史料から歴史像を浮かび上がらせる醍醐味を味わう。
・歴史研究における論理展開の発想と、文献に基づく議論構築の手法を学ぶ。
・文化財のもつ多様な価値とさまざまな見方を学ぶ。
・くずし字に親しみ、解読できるようになる。
・国際社会において日本の歴史文化や文化財の魅力を説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に対面授業で実施しますが、大学の方針に従い、適宜柔軟に対応します。学習支援システムを通じてお知らせします。
毎回の講義ごとに、レビューシート(リアクションペーパー)の提出を求めます。次の授業で、レビューシートに寄せられた疑問や質問、気づきに応答するかたちで復習を行います。
授業期間内に、任意の美術館・博物館へ見学に行っていただき、感想の提出を求めます。上記のレビューシート同様に、授業内で共有します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
本授業の目的と課題、評価方法などの説明
2[対面/face to face]:歴史学の流れと日本中世史
歴史学の発展と、そのなかでの日本中世史研究の大きな流れを学ぶ
3[対面/face to face]:中世社会と東寺
日本中世社会の構造と、そのなかでの東寺の位置づけなど、本授業のおおまかな流れや前提となる知識を学ぶ
4[対面/face to face]:東寺百合文書について
東寺百合文書の特質と採択されているユネスコ「世界の記憶」について学ぶ
5[対面/face to face]:寺院組織
東寺をはじめとする中世寺院の組織と構造を学ぶ
6[対面/face to face]:史料管理(アーカイブズ)
中世寺院における史料管理のありかたを学ぶ
7[対面/face to face]:芸能
能・狂言の淵源となった、中世寺院周辺で行われた様々な芸能を学ぶ
8[対面/face to face]:喫茶文化
中世寺院における僧侶や民間における喫茶文化を学ぶ
9[対面/face to face]:寺誌・縁起
寺院における歴史叙述のありかたを学ぶ
10[対面/face to face]:絵巻
『弘法大師行状絵巻』など寺院における絵巻作成の背景や利用方法などを学ぶ
11[対面/face to face]:荘園の構造・荘園絵図の世界
中世荘園制社会について学び、荘園絵図も紹介しつつ、中世社会の諸問題を学ぶ
12[対面/face to face]:文化財を守り伝える
文化財が現代まで守り伝えられてきた意義を学ぶ
13[対面/face to face]:現代社会と歴史学研究
現代社会において歴史学を学ぶ意義を学び、受講者と討論する
14[対面/face to face]:まとめ
受講者の質疑応答とレポート内容の報告会および講評、本講義のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜配布します。
参考書References
・佐藤進一『新版 古文書学入門』法政大学出版局、2003年
・京都府立総合資料館編『東寺百合文書にみる日本の中世』京都新聞出版センター、1998年
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート60%、平常点40%で評価する。ただし、平常点には、毎回提出を求めるレビューシートでの意見・感想の内容を含む。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回提出を求めているレビューシートに基づき、次回の授業の冒頭でレビューシートの内容を紹介しながら復習を行い、授業内容のフォローアップを実施する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
・日本史LⅡもあわせて受講することを強く推奨します。
・日本の古代・中世に関心のある方はもちろん、日本の文化、美術館や博物館、文化財に興味を抱く学生の履修をとくにお待ちしております。
・高校で日本史を学んでいなくても、受講に支障はありません。
・日本の歴史と文化、文化財の魅力を自分の言葉で海外に発信できるようになりましょう。