市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL200LA(哲学 / Philosophy 200)倫理学LⅠEthics LI
伊藤 直樹Naoki ITOU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | Q1397 |
旧授業コードPrevious Class code | P1115 |
旧科目名Previous Class title | 倫理学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y506 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course deals with the relation between self and the Other. Specifically, we inquire will analyze the concept of the Other. By taking this course, students acquire an understanding of the knowledge about the significance of the Other in ethics. Students will submit comments on the class content after attending the lecture. These comments will be used to review the previous class. Final grade will be calculated according to the following process term-end report (65%), and in-class contribution (35%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、倫理の基底である⾃⼰と他者との関わりを学んでゆく。 とくに他者とはなにかということを問題とし、他者と⾃⼰との関わりを考察してゆくことになる。
私はたった⼀⼈で⽣きているのではなく、私の前や隣には⼈がいて、その私以外の他⼈とともに⽣きているという、このあたりまえのことに、あらためて気づくためである。
到達目標Goal
講義を終えた後、受講⽣が、上記の諸問題について⾃分なりに考えてゆくことができるようになることが、到達⽬標である。具体的には、学期末のテストにおいて、それを⾏なってもらう。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業で行う。資料を配付し、それに沿って講義をする。講義終了後、コメントカードを書いてもらう。次回の授業では、最初にそのコメントカードに対してリアクションしながら復習をして、当日の内容に入ってゆく。このパターンで授業を進める。
学期中に2度ほど「哲学対話」を取り入れる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに;問題設定
単位取得方法、および講義の概要についての説明;他者という問題。なぜ「他者」が問題なのか。
第2回[対面/face to face]:デカルトの他者論(その1)
デカルト哲学の紹介
第3回[対面/face to face]:デカルトの他者論(その2)
デカルトの他者論(コギト、神の存在証明)
第4回[対面/face to face]:デカルトの他者論(その3)
それまでの議論を振り返りつつ、あらためてデカルトにおける他者の不在について考察する。
第5回[対面/face to face]:フッサールの他者論(その1)
フッサール哲学の紹介
第6回[対面/face to face]:フッサールの他者論(その2)
フッサールの他者論へ 間主観性・共現前という問題
第7回[対面/face to face]:フッサールの他者論(その3)
フッサールの他者論の問題点と可能性(自己移入論、超越論的間主観性という立論)
第8回[対面/face to face]:ディルタイの他者論(その1)
ディルタイの思想の紹介
第9回[対面/face to face]:ディルタイの他者論(その2)
ディルタイの解釈学
第10回[対面/face to face]:ディルタイの他者論(その3)
ディルタイの他者論
第11回[対面/face to face]:サルトルの他者論(その1)
サルトル哲学の紹介
第12回[対面/face to face]:サルトルの他者論(その2)
サルトルの他者論(対他存在について)
第13回[対面/face to face]:サルトルの他者論(その3)
サルトル的他者論から見た人間存在の諸相
第14回[対面/face to face]:レポートについての説明
レポートの書き方、内容について説明します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
前回の講義内容に関して、⾃分なりの理解をまとめておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
内容が多岐にわたるため、特定のテキストは⽤いない。授業毎に、資料を配付する。
参考書References
参考⽂献等は、そのつどの 講義で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席は、授業形態に関わらず2/3以上参加してください。
学期末のレポート(65%)と授業への積極的な貢献度[コメントカードの記述など](35 %)によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回コメントペーパーを書いてもらい、授業冒頭でそれに応答をします。
コメントペーパーを見ていると、4月のはじめに書かれたものと最後の講義時に書いているコメントペーパーでは、ずいぶん内容が変わってきている印象をもちます。
「L」の付いている授業なので、内容は発展的で、やや高度な場合もあります。受講のさい、その点は注意してください。