市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL200LA（哲学 / Philosophy 200）論理学ＬⅠLogic I
論理的読解のトレーニング
佐々木 護Mamoru SASAKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q1411 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1097 |
| 旧科目名Previous Class title | 論理学Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y801 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We call a reasonable argument as "logical". In this course, we will practice to logically read various texts regardless of the field, examine them, and express your own view logically. If you acquire the ability of logical reading and argumentation, it will be useful for your future academic activities and social life. The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each. The grading are evaluated based on the results of regular assignments (50%) and the final exam (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
論点が明確で、筋の通った議論や文章は「論理的」だと言われます。この授業では、分野を問わず多様な文章を論理的に把握し、それを吟味検討したうえで、自分の見解を論理的に表現する訓練を行います。論理的読解力や論述力を身につけることは、みなさんが今後研究活動や社会生活を送る上で大いに役立つはずです。
到達目標Goal
本授業の到達目標は以下の２点です。
（１）新聞記事や新書レベルの文章を読み、そこから論証構造を抽出し、内容をよく理解した上で、的確な要約を行うことができる。
（２）上記の文章を吟味検討し、自分の見解を論理的に展開することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業前半は講義形式ですが、後半は問題演習とその検討が中心となります。そのため、受講者には主体的な参加を求めます。また、論述力の向上を図るため、定期的に小論文を作成する回を設けます。提出された答案は添削・評価のうえ、翌回に返却・解説します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス／論理学とは
論理学には分析論と弁証術の2つの流れがあることを理解する。
第2回[対面/face to face]：論理的説明と論証
トゥールミン・モデルなどを参照しつつ、論理的な説明には、根拠の提示が不可欠であることを理解する。
第3回[対面/face to face]：論理的読解と論証
論理的読解には、文章全体を論証と捉え、結論とそれを支える根拠を見きわめることが有効であることを理解する。
第4回[対面/face to face]：論証の構造
論証図の作成を通じて、論証構造を的確に把握する仕方を身につける。
第5回[対面/face to face]：要約の技法
文章から論証構造を取り出し、それを軸に要約する技法を身につける。
第6回[対面/face to face]：隠れた前提
論証を論理的に理解するには、隠れた前提を自覚的に取り出すことが必要な場合があることを理解する。
第7回[対面/face to face]：論証の評価（１）
論証の適切さや妥当性を評価するにあたって着目すべきポイントを理解する。
第8回[対面/face to face]：論証の評価（２）
論証を検討する仕方を実践的に身につける。
第9回[対面/face to face]：誤った論法（誤謬）
論証の誤りの代表的なパターンを理解する。
第10回[対面/face to face]：論証への反論（１）
現代の社会問題に関連した論証に対する反論を作成する。
第11回[対面/face to face]：論証への反論（２）
前回作成答案を基にして、発展的検討を行う。
第12回[対面/face to face]：文章読解と見解論述（１）
現代の社会問題に関連した文章を読み、それに対する見解論述を作成する。
第13回[対面/face to face]：文章読解と見解論述（２）
前回作成答案を基にして、発展的検討を行う。
第14回[対面/face to face]：試験日
試験・まとめと解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回、講義内容に関連した課題が課されます。
毎回配信する資料にはよく目を通しておいてください。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
野矢茂樹『新版・論理トレーニング』（産業図書、2006年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
通常回の課題成績（50％）および最終回の試験の成績（50％）で評価します。
試験の評価基準については、授業中に何度か実施する課題の評価基準を参考にしてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「他の学生の答案を見て、意見や表現方法を学ぶことができたのが良かった」「文章を読むときにどういうところに気をつければよいかが分かってきた」「授業を通して、少しずつ自分の文章力がついてきたと実感した」などの感想がありました。
今まで文章を書く機会の少なかった受講者の場合、最初は小論文作成に時間がかかり、難しく感じることもあるようです。しかし、書き続けるうちに徐々に慣れていきますので、その点についてあまり心配する必要はありません。