市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL100LA（哲学 / Philosophy 100）論理学ⅠLogic I
相原 博Hiroshi AIHARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q1155 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1095 |
| 旧科目名Previous Class title | 論理学Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y703 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
In this course, for those who are learning logic for the first time, students will learn how to use language in everyday life, logic in academic reports, as well as how to make arguments and counterarguments. Then, in the second half of the class, students will learn the basic knowledge and techniques of logic that are necessary for thinking correctly by extracting patterns of argumentation structures.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
A. By using appropriate logic such as syllogisms, students can organize their thoughts and think in a coherent manner.
B. Students will be able to think critically by using two types of arguments, verification and alternative argumentation.
C. Students can distinguish between expressing their emotions and discussing rationally, and identify the difference between mere personal opinions and logical arguments.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination: 60%、in class contribution and quiz: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
論理学は、正しく考えるとはどのように考えることかを研究します。すなわち、論理学とは思考の形式および法則を研究する学問です。論理学Ⅰでは、はじめて論理学を学ぶ人のために、日常生活における言葉の使い方から学術レポートにおける論理性、さらに論証や反論のやり方を学びます。そして授業の後半で、論証構造のパターンを取り出すことで、正しく考えるために必要となる、論理学の基礎的な知識と技法を習得します。論理学を学ぶことで、筋道を立てて物事を考えることができるようになります。それは、言ってみれば、思考がクリアーになることです。そのため論理学は、みなさんの今後の社会生活にも大いに役立つことでしょう。なお、論理学の基礎的な知識と技法の習得には、本授業だけでは不十分です。そのため、秋学期の「論理学Ⅱ」も履修することを勧めます。
到達目標Goal
授業の目標は、正しく考えるために必要となる、論理学の基礎的な知識と技法を習得し、論理的な思考力を高めることです。具体的には、以下の事柄の習得を目指します。
１．三段論法などの論法を適切に使うことで、筋道を立てて思考できるようになる。
２．検証と代案という二種類の反論を使い分けて、批判的に思考できるようになる。
３．自分の気持ちを表現することと、理性的に論じることが区別でき、たんなる感想文と論理的な文章を識別できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的に講義形式で行います。なお毎回、理解度を確認する小テストを行い、解答・解説のフィードバックは次の回の授業で行います。また論理的な思考力を高めるために、授業内で練習問題を出します。問題の答えを発表してもらうことがあるので、受講者には主体的な参加を求めます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス・論理学とは何か
授業の進め方、評価方法などについて説明する
第2回[対面/face to face]：言葉の使い方
「学んで知るということ」について説明する
第3回[対面/face to face]：日本語と論理
「言葉の建築物をつくること」について説明する
第4回[対面/face to face]：文と文のつながり①
前提と結論の関係を示す接続表現について説明する
第5回[対面/face to face]：文と文のつながり②
内容を明瞭にする接続表現と論証構造を複雑にする接続表現について説明する
第6回[対面/face to face]：論理的な思考に基づく学術レポートの仕組み
パラグラフの役割について説明する
第7回[対面/face to face]：学術レポートの設計図
アウトラインの活用について説明する
第8回[対面/face to face]：論証の一般的なやり方
思いを論理的に伝える方法について説明する
第9回[対面/face to face]：反論の一般的なやり方
適切に反論する方法について説明する
第10回[対面/face to face]：反論の実践
誤りのパターンと論法の応用について説明する
第11回[対面/face to face]：記号論理の基礎①
論証のパターンと論理語について説明する
第12回[対面/face to face]：記号論理の基礎②
論証の記号化について説明する
第13回[対面/face to face]：記号論理の応用
三段論法による議論について説明する
第14回[対面/face to face]：授業内試験・まとめ
筆記試験 まとめ・解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
準備学習：参考書の該当箇所を良く読んでください。
復習：前回の授業内容を確認してください。また参考書の練習問題を解いてください。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。適宜資料を配付します。
参考書References
篠澤和久・松浦明宏・信太光郎・文景楠著『はじめての論理学』、有斐閣ストゥディア、2020年。
沢田允茂著『現代論理学入門』、岩波新書、1962年。
野矢茂樹著『入門！論理学』、中公新書、2006年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業参加度および毎回の確認小テストの成績(40%)、学期末の授業内筆記試験の成績(60%)により評価します。
学期末の授業内筆記試験では、「到達目標」に記した事柄をどれくらい理解できているか、確認する問題を出す予定です。
筆記試験の採点基準は、授業で学んだとおりに答案を作成できているか、また論理的に正しい答えを導くことができているかです。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新規担当のためコメントできないが、わかりやすい授業を行うよう努力したい。